デビュー作というには名のある監督たちの助監督としてのキャリアがあり過ぎるので、もうぶっちぎりで凄い。満を持して半自伝的映画を監督した感じがすると思ったら実際そうらしい。
「地平線は空と地面が交わると…
冒頭、波打ち際で戯れる親子。それを眺める女性のショットをはさみ、再び親子。海岸のパン。同軸でより遠くにカメラを置いて再び木々越しに海岸のパン。撮影:ロベール・アラズラキ。
上映後、坂本安美氏トーク…
「ホワイト・マテリアル」に続いて見た。
順番的には22年を隔てて逆ですけど、テーマとしては近いものを全く違うアプローチで撮られた作品で、まとめてみられたのはいい機会でした。
フランスの植民地支配の…
「ホワイト・マテリアル」然り、原住民の誇りやプライドが画面に美しく表れていて良い。それでいて異人種間に横たわる搾取構造や一方がひた隠しにしている罪悪感、場面により変わる関係性、延いては互いに密かに…
「ホワイト・マテリアル」と2作続けて見たのだけど、「ホワイト〜」では主人公だったコーヒー農場の主が、このデビュー作では完全に風刺の対象になっているのが興味深かった。
逆にいうと、「ショコラ」でで風…
一本目からこんなに映画撮れてるのかぁ。。
マスタークラスでクレーヌ・ドゥニが、自分が子供だった当時から使用人の黒人に対する罪悪感が幼いながらにあった、と言ってたけど、今時代にこの映画を観てもちゃん…
このレビューはネタバレを含みます
"それでも夜は明ける"や"アンテベラム"、"ゲットアウト"など過激な描写や単純な対立構造をこれでもかってほどにわかりやすく強調している黒人映画をこれまで多く見てきたから、こういう風景映画の中で余白を…
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