オルメイヤーの阿房宮の作品情報・感想・評価

オルメイヤーの阿房宮2011年製作の映画)

La folie Almayer

上映日:2022年04月29日

製作国:

上映時間:127分

3.7

『オルメイヤーの阿房宮』に投稿された感想・評価

犬
3.3

牢獄

東南アジア奥地の河畔の小屋で暮らす白人男性オルメイヤーは、現地の女性との間に生まれた娘を溺愛している
オルメイヤーは娘を外国人学校に入学させるが、娘はそんな父に反発し放浪を重ねていく……

>>続きを読む
Os
-

私利私欲に塗れた人の成れの果て、と言うか何がどうなっても絶対にあのラストに繋がったんだなと、残酷でありながらもそのどうしようも変えることのできない運命の流れの様なものを美しくうっとりする様な長回しが…

>>続きを読む
Uni
3.1
このレビューはネタバレを含みます

黒をまとった水や緑や木、綺麗だな
現地の人の肌や髪の色がすごく似合う

フランス人(「白人」)とマレー人、男性と女性といった対立構造があって、アケルマン自身は白人としてみると強い(搾取する側の)立場…

>>続きを読む
希望
-
徹底的に画面に笑顔がない
なにもかも忘れるさ、と独白するオルメイヤーは笑うことさえも忘れてしまった
洋洋
4.5
このレビューはネタバレを含みます

いやー……すげぇ。

なんだろう、東南アジアが舞台なのに、他作品のような湿度の低さというか…。

原作があるからどこまで沿って描いているのかわからないのですが、ジャングルや砂浜、川や寄宿舎の檻のよう…

>>続きを読む
どうしてもアピチャッポンおもいだす

オープニングはアレアの『低開発の記憶』の冒頭からきているのでは(見てないけど)
-



【シャンタル・アケルマン】
2012年発、評論家が選ぶ史上最高の映画トップ50 (「BFI(英国映画協会)」発表)
35位。ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン
【 監…

>>続きを読む
ユダヤ系のシャンタルアケルマン
白人至上主義の思想を持っている主人公と、混血の娘の愛の話。
街並みに溶け込めなかったとしても、青い海、草木を背景に映るニナが美しかった。
JM
-
アケルマンのフェミニズム(というより男根主義への反発と恨み)が、そこかしこで匂う。
しかし、それよりも美しいカットの連打に息を呑む。
そして、あのラストカットはなんだ!?あの光の移ろいは
Mariko
-

金に目が眩んだ愛のない結婚、白人至上主義的な考えを捨てることができない父、アジアとヨーロッパミックスの娘が受ける差別、分かり合えない父と娘、とにかく出口の見えない不幸と絶望感がすごいので元気な時にし…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事