ちょっと面倒な感じのおじさんなんだけど、そのめんどくささに付き合って相槌をうつ小森はるかとの関係性が段々と愛らしいものに感じられる。そして観客も小森とともに忍耐強くおじさんの話を聴いていると、段々こ…
>>続きを読む東日本大震災についての個人の記憶(体験)を持たない世代が育ってきている中、佐藤さんが言っていた「将来的に、この震災を知ろうと思う人は興味がある人だけだ」というようなニュアンスの言葉を考えると、本当に…
>>続きを読む少なくとも編集されたものにおいては、カメラを向ける人が被写体に積極的に働きかけていかないどころか、逆質問とかされちゃったりして、被写体が全方位的に働きかけようとしている感じが漏れ出てくるのがおもしろ…
>>続きを読むあらゆる形容を許さぬようなエンディング。
形あるものの崩壊。
記録の絶対性の否定。
相対的に人間の営為は確からしくなる。
それは往々にして記憶と対極にされながらも、ここでは人間の行為としての両者の限…
三陸は知的水準が低く、職人の地方だとご自分で仰るが、特許を取ったり多国籍な言語を喋れたりとかなり頭脳派でいらっしゃる佐藤さん。やはりどの地域でも一定数こういう文化的な方は存在されるんですね。
知的…
どうして種屋をやっているのかよくわかる
ひどくまっとうな人だった。最近あまりこういう人を見ない。稀有な存在だと思う。
彼は少なくともいくつかの視点で物事をみることのできる人だと思う。
そんで自分…
311に鑑賞。出だしから種屋の佐藤さんに圧倒され、最初は一体何を観ているのか戸惑ったが、荒削りな映像と編集でグイグイ引き込まれていく。津波で全てを失って生き残った自分は何をすべきか。常に工事と車両の…
>>続きを読む(C) 2016 KASAMA FILM+KOMORI HARUKA