No.3974
濱口竜介・酒井耕両監督と、民話採集家の小野和子さんが、東北の各地に残る「民話」を聞きに回るドキュメンタリー。
落語との類似点もあり、優れたオチもあり、どれも面白い話だった。
ほ…
語り手の堆積した時間が、物語を縁取る何かを分厚くしている。その苦しみに対するせめてもの癒し。唯一の男である佐々木氏を真正面から切り返す不自然さに笑う。語る自己と俯瞰している自己が同居している。それを…
>>続きを読む乗り越しさんの話が面白かった。自分の影はもう一人そばにいてくれる自分。一人ではないという思想。
実家に逃げて帰ったおばあちゃんも存在そのものが可愛かった。
「なみのこえ」「なみのおと」と違うテーマだ…
相槌、合いの手を入れること。お互いに思い出しあえること。
祖父、父が天理教の家系で、月1のお参りの後に教会長さんが経典にあったりなかったりする教訓的な小話をしていたのを思い出した。というかお参り(天…
訛りが強すぎて半分くらい何言ってるかわからなかったけど、めちゃくちゃいい映画。「猿の嫁入り」は嫁の苦労の裏返しのような話であると小野和子が紹介するとき、一つの世界が開けるような気がした。それは嫁入り…
>>続きを読む民話を聞くことは、リズムに乗って音楽を聞くことに似ていると思った。語り手と聞き手がいないと成立しない話が良かった。相槌を入れなければならないというルール?(マナー?)もあるらしい。最後にみんなで民話…
>>続きを読むうーん、評価が難しい。
冴え渡るショットがときたま見られたり(鷲の話してるときに鳥が外飛んでたところがベスト)、民話を語りつぐこと、聞くことに対してフォーカスされているのは伝わる。
個人的に田舎生…