息の跡の作品情報・感想・評価

息の跡2015年製作の映画)

上映日:2017年02月18日

製作国・地域:

上映時間:93分

4.0

『息の跡』に投稿された感想・評価

pen
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2017年の作品だが、現在観ても語り部として生きようとする人の行動する姿、その声に宿る力に目が離せない。
英語で朗読を始めた時に一層加わる力強さが耳の奥に残る。

一瞬で過ぎ去り、全てを奪っていた津波の痕跡を陸前高田で暮らす種屋の男性の記憶からから辿る。タンポポに息を吹きかけた後には茎しか残らないかもしれないが、種は空へと羽ばたいていく。
「被災者はみんな悲し…

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DVDで視聴()
よき
バリアフリー上映はとてもいい
同じ三陸だから字幕なしでも分かるけど、訛り分からない人は字幕ないと厳しそう
陸前高田も自分たちの地域を部落言うんだなと思った
種苗店は問屋が一般…

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須見
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津波で削られた跡地、物質としての記録だけが物質の証明をできる

最初は何者かよくわからないたね屋さんの店主。ただ、監督との会話や暮らしから魅力は序盤から伝わってくる。
佐藤さんのやってることがだんだんわかってきて、震災の記録をなぜ外国語で書いているのか、日本語で…

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こ,こんなことがあり得てしまえるのか

映画美学校ドキュメンタリー・ワークショップ2025公開講座
「第2回 『草とり草紙』―共同体から個人のまなざしへ」にて
Yuhi
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個人という複雑体の姿がよく撮れてる。

手法は違うが、土井敏邦『津島、福島は語る』と似たものをみている感じがする。
カナ
5.0
カメラで撮ってるのに、写っている人があんなに自然体なの、なんで?
カメラ向けられたら、外見も中身も着飾っちゃうと思う。密着者の実力。

カメラワーク、映像の質感、すき!
授業で見た
だ
3.5

画面に写されるものはすなわち作者の目線であり、写された人が向ける目線は作者に対してである。でもカメラで撮影された映像を観るとその視線は我々に向けられている。セルフドキュメンタリーでもないのに、まるで…

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町山
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佐藤さん含む陸前高田の人たちは皆生き生きしていて輝いていた。カメラを向けているのにあんなに自然体の姿を撮ることができるのは監督の力量だと思う。
序盤では佐藤さんの元気さも相まってあの種屋はずっとある…

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