“悲しみは使い古した喜びなのよ”って素敵な台詞
仲のいい同性の友だちに対する、尊敬と好きな気持ちと漠然と感じる劣等感と色々な気持ちでごちゃ混ぜになりながら、なんとなく一緒にいるって誰にでもあるんだ…
ちょっと特別で小さな休日を遊ぶ非日常感と裏腹に繊細すぎる心情が薫る良作。
ケリー・ライカート監督作品。初見ではちょっとしか感じられなかった本作がまたまたリバイバルしてたので再見してみた。
まず本作は…
なにこれ!
めちゃくちゃ雰囲気が最高!
脳が安らぐ作品
旧友と昔話をしながらキャンプして温泉に入るだけのお話
別に凝った演出がある訳でもないし、どこにでもいそうなマークとカートはイケメンでもない…
このレビューはネタバレを含みます
リバー・オブ・グラフが最高だったので、監督のほか作品も鑑賞。こちらもとても良かった。
おじさん2人が温泉に入って帰ってくるだけというこちらも大きな出来事があまり起きない作品だが、心に染み入る感じと…
妊娠中の妻と暮らすマークは、久しぶりの旧友カートからキャンプに誘われる。その誘いの電話を受けたときの妻とのビミョいやりとり。
旧友との旧交をあたためるキャンプへの道中、辿り着く温泉、その自然で優しい…
ケリー・ランカートの作品3つ目
感想👇
《静かな朝》
緑の濃淡の庭に白い花、赤い花、
のどかな朝、
友達からの電話でキャンプに行かないかとのお誘い。
そばにいる妻に同意を求める。
※いつも思う…
“Trees in the city, and garbage in the forest. What’s the big difference, you know.”
観ている間に好きの気持ちと…
「悲しみは使い古したよろこび」だなんて脚本に書く監督の繊細さが全体を帯びる。
ルーシーがいてくれてよかったよ、って多分2人とも思ってるだろうな。
マッサージシーンの謎の緊張感、観客としても当事者と同…
フロントガラスに映る空がこの世のものとは思えないほど美しい
僕には持ってて君には持っていないもの
君は持ち合わせていて僕には足りないもの
僕は完全に人間に馴染めないけれど、人間が人間である前に動物で…
©2005,Lucy is My Darling,LLC.