さとにきたらええやんの作品情報・感想・評価 - 5ページ目

さとにきたらええやん2016年製作の映画)

上映日:2016年06月11日

製作国:

上映時間:100分

4.2

あらすじ

「さとにきたらええやん」に投稿された感想・評価

凜花

凜花の感想・評価

4.2
小学生の時からSHINGO☆西成の音楽を聞いていて、いちばん尊敬している人です。

西成のこどもたちにとってSHINGO君は
ヒーローなんだなあと思った。
kawaiikuma

kawaiikumaの感想・評価

5.0
文化庁映画週間、東京国際映画祭参加作品。さとにきたらええやん。を観た。
このドキュメンタリーは最高だった。子どもの問題は 親の問題たが、親だけでは既に解決力はない。負のループから抜け出せない。38年続く こどもの里の凄い愛を 沢山のオトナに知って欲しい。厳しい生活の中でも 明るく生き生きした子どもの姿を8年掛けて作品にした監督の愛が伝わった。
誰だって生きていて良い。SHINGO★西成さんのラップが 心に響く。
out2lunch

out2lunchの感想・評価

4.0
実家がほんのちょっとだけあの「里」に近い状態であるため、そういう意味での感慨があるのはもちろんなんだけど、おっさんがゆらゆらする街を自転車ですべるように行くリズムだとか、運動会の借り物競争のお題が「アルミ缶10キロ集めたひと」だったりするところで背後に劇的に映り込むあべのハルカスだとか、よかった。

女の子の就職の内定が出たあとのお祝いの言葉から、男の子へのインタヴュー風のやりとりへの移行。2016年の日本映画の大きな特徴のひとつである「集団生活を生き抜くための芝居がかった言葉」がここにもあると思った。

シネマ・チュプキ・タバタで鑑賞。ここだけそうなのかどこの上映でもそうなのかわからないけど、セリフはすべて(「あのー」とか「えっと」みたいなものまで)字幕で表示され、ほかにも、どんな音が聞こえているのかも説明字幕が出る。
undo

undoの感想・評価

4.5
心とフトコロが寒い時こそ胸を張れ。

大阪市西成区、あいりん地区(釜ヶ崎)。
いわゆる日雇い労働者の街。
この街に住む子供たち、あるいは親たちのための施設がある。それが「こどもの里」
本作は、この施設で長年に渡りボランティア経験のある重江良樹監督が丁寧に撮りあげたドキュメンタリー映画。
監督のトーク付きで劇場鑑賞。

月末、そして週末の夕方の限定上映と、通常なら鑑賞不可能なスケジュールだが、気合いで仕事を前日までに終わらせてなんとか鑑賞。死ぬ気でやれば出来るんだ笑

大阪は特別に思い入れがある地ではないのだけど、内容の濃さに、ただただ圧倒された。
人と人との距離がどんどん遠くなっているような気さえするこの時代に、こんなにも暖かく、善意に満ちた施設があるということに驚いた。

聞けば1977年からこの施設はあるという。一時、存続の危機に立たされたが、現在はNPO法人として運営中とのこと。

この施設にいる子供たちは、理由があって親と一緒に住めないからここに住んでいたり、親が仕事中なので預けられていたり、学校行かないで来てたり、ただ単に放課後遊びにきていたり、と、理由は様々。泊まりもOK。
世代も性別もバラバラだけど、とにかく楽しそうでイキイキしている。

そして本当に凄いな、と思ったのは、子供たちによる夜間の見回り。日雇い労働者の方たちが、その辺で寝ているので、暖かいものを差し入れたり、体調の悪い人がいないか確認したり、時には話し相手にもなる。子供たちがそれをやる。
ホームレスの方に自分の子供が近づいただけで卒倒しそうになりそうな、今日の親たちからすれば信じられない光景だろうけど。
心を育むということは、こういうところが大切なんじゃなかろうか、と生意気にも感じたり。

音楽がまた良くて、西成区出身のラッパー、SHINGO☆西成の曲が全面的にフィーチャーされている。彼は作中にも登場するが、定期的に「こどもの里」も訪問しており、子供たちも彼の大ファン。
そもそもラップというのは自分たちのクソみたいな生活模様や、そこから抜け出すことをメッセージとして発信するために生まれたもので、日本語のラップでここまでその必然性が感じられるものは初めて聴いたと思う。その辺の感覚は「ストレイト・アウタ・コンプトン」を観た方ならわかって頂けるかなと。CD買いました。

書いても書いても、この作品から感じたことは伝えきれない。他にもたくさんたくさん見どころがある。
機会があれば迷わずに鑑賞して頂きたい作品。

子供たちの権利を守るため、そして、子供たちからも大切なことを教えてもらうため、今日も「こどもの里」では笑い声や泣き声が響き渡るのだろう。

このレビューはネタバレを含みます



ドキュメント72時間っぽい。

西成のことをもっと知りたくなった。

自転車乗れてよかったよかった。
小銭を落とすと人が集まると言われる場所にも子どもはいるわけで、そこで生きる人のリアルをひしひしと感じられ、胸を打たれる映画。
mura

muraの感想・評価

4.3
やっぱり映画の力は強いな。あらためて思う。

大阪に行くたびに、新世界近辺を徘徊している。釜ヶ崎付近に泊まったこともある。でもそれは、あくまでも串カツをツマミに飲むためであって、そこに住む人たちと交流を深めることなどはない。

でも、この映画はそこに住む人たちのことを伝えてくれる。それだけでもこの映画を見る価値があるなと。

「里」(正確には「こどもの里」)と呼ばれる施設を舞台にしたドキュメンタリー。「里」は、すべての子供たちを受け入れる。するとそこには、親との関係に問題をかかえた子供たちが集ってくる。

知的障害があるとされる中学生のある子は、暴力をふるう父親(映画には出てこない)の影響を受けてか、家庭内で粗暴な行動をとる。

まだ就学前のある子は、母親といるよりも「里」にいる方が心地いいと思っている。まだ若い母親は、おそらく子どもにそう思わせている。複雑な思いをいだきながらも。

高校3年生のある子は、母親から一緒に暮らすことを拒否されている。それでいて母親は、ギャンブルのためかその子が蓄えているお金にまで手を出す。

その子は就職先が決まって「里」を離れていく。施設長の「デメキン」は、「お母さんにはできなかったけど、あなたには幸せな家庭をつくってほしい」と言ってその子を送り出す。

尊いなって。ホントに尊いなって。この施設に勤める「デメキン」をはじめとする職員たちに敬意を抱かずにはいられない。

僕は、こういう現状を知らずに生きていきたくないと。そして、こういう世界に生きている人たちを知らずに批判だけをおこなう人間にはなりたくないなと。だからこそ、映画は見ないといけない。

そうそう、この施設は子どもたちに「夜まわり」として路上生活者の安否確認をさせる。ちゃんと「教育」という観点が生きてるなと思った。
GOROTUKI

GOROTUKIの感想・評価

4.8

2016年度
GOROデミー賞! (確固たる地位がない賞)
ドキュメンタリー部門!銀獅子賞!

大阪市西成区釜ヶ崎
日雇い労働者の街
この街で38年にわたり活動を続ける
「こどもの里」
この場所では
0歳から20歳までの子供を、
障がいの有無や国籍の区別なく
無料で受け入れる施設がある
この施設
とにかく子供パワーがハンパない!
テンション芸人を野原に解き放った感じ!
そんな里では
同時多発的に事件が起こります!
泣いたり、戯れたり、怒られたり、ケンカしたり、笑ったり!
こんな収集がつかない被写体の
何処にフォーカスを当てるか?
監督のズームは素晴らしい!
館長を務める荘保共子さん
やんちゃな5歳マサキくん
生意気盛りな中学生ジョウくん
おっとり高校生マユミちゃん
この4人から
これからの社会を歩む子供たち
大人たちも安心できる居場所とは何か?
この問いには唸らされました!

そんなこんなで
自身
ラスト嗚咽が止まりませんでしたが
ただ泣かせる映画演出ではなく
地域コミュニティが希薄な日本
不登校だった中学生を筆頭に
「子供夜回り」といって野宿の人に
カップ麺を配り
寒くないですか?と話を聞く
そんな彼らの姿に頭が下がり
釜ヶ崎の土着性から
まだまだ学ぶべき地域社会の在り方があると感じました!必見!
釜ヶ崎が生んだ歌ごころ
SHINGO★西成さんの曲
「諸先輩方からのお言葉」はドンピシャ!
わだ

わだの感想・評価

4.3
ドキュメンタリー映画
日雇い労働者の街釜ヶ崎を舞台にした、子どもとNPO法人の話

「当たり前」のことを自然と撮っている。
監督が数年そこのスタッフをしていた事から子どもや他の人との距離が近い。
意外とこういうドキュメンタリー少ないんよなぁ

この映画をテレビの2時間スペシャルとかでやってくれたらいいねんけど、そうは行かんねやろなー

施設の良い点、改善点、問題点いっぱい見えてくるけど、まず「当たり前」に感動する。ここにはたくさんの人のリアルな生き様が在る。
ぼく

ぼくの感想・評価

4.2
大阪市西成区にあるこどもの里。様々な事情で子供が、時にはお泊りありで預けられる。そんな場所を「ここで感動させたろ」などはなしに極力映像外の情報を排して編集されたドキュメンタリー映画です。
学習障害のある少年、親がギャンブル依存の少女、親が若干育児ノイローゼ気味の幼児を主に軸として淡々と時間が過ぎていきます。
「今まで自分はなんて恵まれていたんだろう」これが真っ先に浮かんだ感想です。運動会では労働者の砂利運びを模した砂運びがあり、地域のお祭りでは西成の歴史が語られる。それを悪いことだとは思いませんが、私の育った地域ではそのような大人の意思が介在していた記憶がありません。
そんな中でそれぞれが少しずつ成長していく。そんな映画です。見たあとは人生観の視野が広がると思います。