みんなの学校の作品情報・感想・評価

みんなの学校2014年製作の映画)

上映日:2015年02月21日

製作国:

上映時間:106分

4.2

あらすじ

「みんなの学校」に投稿された感想・評価

sunaimai

sunaimaiの感想・評価

4.3
こういう校長先生がいるんだ!こんな教育の現場があるんだ!観れば希望が湧いてきて、今の社会をどっかで諦めている自分が恥ずかしくなる。ここで学んだ生徒、教えた先生、みんな凄い人物に育っていくんじゃないかな。
natsumi

natsumiの感想・評価

4.8
よかったなー。
なんか泣けてきた、


小学生かわいいしすごい。先生たちもすごいなー。
子供の行動の背景には親の事情が絡んでて、でもその親の事情には社会的な問題も絡んでるはずで、簡単には言えない難しさ。卒業式でのみんなの立派な姿に涙。
KIPPER

KIPPERの感想・評価

4.1
事前に本を読み、木村先生の講演会に足を運んでからの鑑賞でした。

本を読んだ時にはものすごい衝撃だったんです。それから自分の学級に生かしました。あの通りに全部はできていないけれど、ああ、こんなやり方で良いんだ(やっぱりな)みたいな実感。
今までの経験の中で子どもと関わってきたやり方と、繋がるような気がしました。

その後映画を見て、「うんうん、そうだよな。やっぱり素敵。」
あれは夢の話でもなんでもなく、これからああなっていけるだろうな。学校として変えられないことはたくさんあるけれど、子どもと関わる一人間として、実現させていけるだろうなと感じています。
大阪にある普通の公立小学校、大阪市立大空小学校。
そこで繰り広げられる日々の暮らし。教師と子供が四苦八苦しながらなんとか言葉を交わし、心を通わせ、理解しあっていくお話。
淡々と繰り広げられる日常と、起伏激しく感情波立つ児童の心情。

前の学校では校内で二時間ほど過ごすのが限界で、転校直後も「大空を引退します!」と度々言い学校を抜け出そうとする子。
教室に入れず、不安で暴言ばかり吐いている友達を必死で説得して教室まで一緒にいこうとする子。
今の課題は喧嘩をしないことと泣きながら二分の一成人式で語った子。
教室を抜け出しいたずらをして、やり直しをする子。
両親が共働きで登校時間にはいつも遅刻、髪も長くボサボサだったがバッサリ切って職員室で可愛がられていた子。


家庭環境も個性も全てが違う子供たち。
そんな子供たちが様々な事案を起こす中、
どのように子供に接し、
どのように導いていったらいいのか大人が四苦八苦する様子は
全ての教員、子供を育てている親が共感し、参考になるはず。


昔は保護者、学校、地域が三位一体となって子供を育てていた。
そんな理想の環境を再び作り上げようとしているように思った。

どのようにすれば児童が、地域が、一体となって進んでいけるのか。
そこには爆速で結果を出すようなHow toは存在しない。

子供の心情に寄り添い、言葉をかけ、導き、信じ、待ち、見守り、励ます。
大人のそんな地道な行動の連続が、子供の一瞬一瞬に成長を芽生えさせる。
時には成長として気づいたことが長く続かないこともある。
しかし、その一瞬一瞬の「点」を何個も作って行くことで、それはやがて「線」となり、子供の力となっていく。
未来へ繋がっていく。


このような真剣な場づくりを他の小学校でも、中学校でも、高校でも、会社でも、政治でも、
社会全体で作っていけたらもっと心豊かに、支え合って、分かりあって、生きていけるのではないか。


校長の木村泰子さんが大空小学校に掲げたルールはたったひとつ
「自分がされていやなことは人にしない、言わない。」

インターネットにより圧倒的なスピードで情報が世界中を飛び交い、忙しい日々に自分のことばかりになりがちな現代人。
もう一度我々は人としての原点に帰り、自分の行動を振り返るべきではないか。
そう突きつけられているようにも感じた。
Chigasaki Kodomo Cinemaの
お正月映画 ”みんなの学校 in 濱時間”
で鑑賞。
インクルーシブ教育に関心があって、前から観たいと思っていたのでこの機会に。

「学校はみんなでつくる」
体育館で校長先生が在校生に、大空小学校はみんなでつくる学校であることを伝え、そのことについてみんなで対話するシーンが印象深い。問われる機会があればみんな自分の考えを言葉にできる。

「こどもと一緒にオトナも育つ」
映画の中では、新人教師が成長していく姿も描かれていて、こどもと一緒にオトナも成長していく様子が伺える。不登校の生徒が出席していないことに対して自分がどうありたいか問われ、なぜ生徒に対して大声を出して感情的な対応をしたのか問われたり。

「不登校をつくる教室と学校」
不登校の生徒が変わらなくても、不登校の生徒を見る同級生や学校が変われば、不登校は解決するのかもしれない。不登校って「対象となるこどもの課題」という先入観を持ってしまっていたけど、対象となるこどもだけじゃなくて「学校や教室(同級生)や家庭環境(保護者)」が作り出しているのかもしれない。誰も自分らしくいられない(自分を受け入れてくれない)場にはいたいと思わない。

「絶対的な評価ではなく、ひとりひとりに合わせた相対的な評価」
こどもはひとりひとり能力の基準が異なるので、特定の基準による絶対評価をするのではなく、ひとりひとりの基準に合わせてどれだけ成長したかを相対的に評価すべきなのでは。

「違いを受け入れる、違いを楽しむ」
発達障害や不登校など、特徴的な個性が身近にあり接する機会があるからこそ、様々な個性を受け入れやすくなる。運動会での6年生による世界一難しいリレーでは、チームメンバーに発達障害を持つメンバーがいる中で、日頃の学びを活かしてチームで工夫してリレーに挑む。こういった多様なメンバーによるチームワークって、日本人のみのチームのチームワークだけじゃなく、多国籍メンバーによるチームワークにも活かせそう。

「大空小学校とHIGH TECH HIGH」
映画「Most Likely to Succeed」の舞台で、PBLが導入されているチャータースクール「HIGH TECH HIGH」と大空小学校の共通点。
安心安全な自分らしくいられる場所、ファシリテーターのように見守り問いかける教師、個性的な生徒の多様性、学力や進学率の高さ(大空小は全国学力調査の平均点が高く、HTHは大学進学率が高い)、教師の説明責任、保護者と一緒に地域でつくられる学校。

様々な不登校の問題、教師の問題、生徒同士の問題、生徒とサポーターの問題など、かなり生々しく描かれている。
そして個性が強烈であればあるほど、自分に素直で違和感に敏感で、周囲の人間にも個性を引き出して向き合うことが求められる。

個性をころさず、個性を育むインクルーシブ教育は興味深い。
学習指導要領改訂、アクティブラーニング(PBLなど)、イエナプラン、インクルーシブ教育、コミュニティスクールなどなど、様々な考え方が出てきてるけど、地域や学校がどんどん個性的になって多様化が進んでるのかな。

参考
虐待・貧困・発達障害…全てを抱えた子が「みんなの学校」で得たもの
https://gendai.ismedia.jp/articles/amp/54397?page=3&skin=amp
大阪市のインクルーシブ教育 大空小学校の取り組みより
https://www.meijitosho.co.jp/sp/eduzine/finc/?id=20180818
Motee

Moteeの感想・評価

5.0
クリップしてなかった。
これは大人は誰しも見ておきたい、というかこの学校の存在を大人は知っておきたい。青い目茶色い目、に代表される海外の教育ドキュメンタリーに触れるときの恐れと震えを覚える。あったかい映画だけどね。
人権論の授業で

木村泰子校長先生が授業で話してくれたお話とも相まって 大空小学校の素敵なところを見ることができた
「反省して生まれた一瞬一瞬の気持ちは本当。その点を繋いでいって、ちょっとずつ変わっていくこと」の大切さを感じた
「特別支援は、周りの子の意識を変えることが大事」ということばにハッとする
tomomi

tomomiの感想・評価

3.3
できる、できないは個性であって、みんな等しいと校長先生は言ってたけど、できないことが多い生徒には名前で、できることが多い生徒には名字で、呼んでいることに疑問を抱いた。
大人は子どもを理解できないことが多いのに、自分は大丈夫。と思っている大人が多くて不思議だった。

映されていた生徒は、真っ直ぐで健気で自然で強くて素敵だったな。子供のうちから人の痛みに気づくことができたら、幸せだな。
みんなの学校。

大多数の人たちのものでもなく、一部の人に偏るものでもない。

みんな違って、みんないい。

個性であって、障害ではない。むしろ正常な人なんて一人もいないはず。
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