「逃げる」という選択をするために、どれほど苦しんだのだろう?
兄が亡くなり、それによって自然発生的に生まれた責任。
故郷にいる兄の息子をどうするのか。
故郷には思い出したくない辛い記憶があるし、そ…
これほど丁寧にリアリティのある人間の機微をカメラに納めるのがどれだけ難しく高度な事か。作り手の観察力や集中力、共感力、想像力、記憶力、多くの繊細な作業が全編に行き届いている。
物語を創造する人間に…
兄が亡くなり、甥の面倒をみるために故郷に戻った主人公。
その地は、自身の不注意により我が子を火災で亡くした地でもある。
子の喪失、離婚と生きる意味を見出せなくなった主人公が、甥や周囲の人々との交…
キャッチボールが出来るのは、そこに受け取る相手がいるから。自分から差し出す勇気を持っているから。それがたとえ不器用でも、弱くても。壁を乗り越えられなかったとしても。贖罪では無く、誰かのために生きるこ…
>>続きを読むずっと心臓を握りしめられているような感覚でしんどかった。こんな完璧な人物描写をする脚本なんて書くな。しんどいから。
終始、登場人物が全員辛い思いをしていて、それに当てられるのがしんどい。演技も台詞も…
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