自らを罰し続ける男の話
つまらない仕事につき、薄暗い部屋で家具も買わない、人と食事するのも拒絶する、自分が楽しみを得てはいけない。ここまで徹底して自分を罰することができるのは、逆に相当な強さを感じ…
投げやりな人生を送る主人公が兄が急死したことから甥の面倒をみることに
しかしやる気がない
過去に起きたある事件から生きる気力を失くしていた
いや、つらいことがあったとしても甥にはもう少し優しくして…
自分を赦すことって、とても難しい
後悔が大きければ大きいほど、それはさらに険しい道のように感じる
家具をかったり、誰かと食事をしたり
人が生きていくうえで自然に行うようなことも、罪悪感を抱えたまま…
映画だからといって全てがハッピーエンドじゃなくていいし、考えさせられるものじゃなくて良いんだと感じさせる映画。
どんなに暗い過去があっても全員が全員乗り越えていけるわけじゃないし、愛だけでどうにかな…
映像やロケーションがとても好みだったし、シンプルに心打たれまくってしまった。
序盤はリーの行動が理解不能だが、彼の過去やケイシー・アフレックの演技を通じてリーがギリギリを生きてることが徐々に伝わって…
"救い"が非常に淡いところが素晴らしいな
新しく彼女を見つけるとか、甥と普通に同居するとか、トラウマを乗り越えるとか、そういうわかりやすい救いはないけど、でも甥と関わることでほんの少しだけ前進する…
近しい人の死を乗り越えられずに終わる物語を、初めて観た。すごく救われた。
遺された人は、乗り越えられなくても、後悔を抱えながら生き続けるしかない。苦しい生き方かもしれないが、人間はそこまで強くなれな…
過去と現在のシーンを交互に映すのは、映画でよくあるけど、いちいち分からなくならずにちゃんと物語を追うことができたので見やすかった。
パトリックは心情の変化はあるものの、多感な時期であるにもかかわらず…
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