ズームアップ 聖子の太股の作品情報・感想・評価

ズームアップ 聖子の太股1982年製作の映画)

製作国:

上映時間:64分

3.2

「ズームアップ 聖子の太股」に投稿された感想・評価

憧れの女子大生(寺島まゆみ)へのストーカー行為に熱中している青年(上野淳)が、持ち前の盗撮技術を武器にして、彼女の純潔を守り抜こうとする。盗撮犯と被害者の偏愛劇を描いているロマンポルノ。

盗撮という行為をメインに扱っているが、リアリティ路線ではなく、マンガチックな青春ラブコメ路線に一貫している。そのため、本作で扱われる荒唐無稽な盗撮テクニックを実践することは、ほぼ不可能だと思われる。

シナリオは至ってシンプルなもので、女誑しの大学教授(小竹林義一)と盗撮犯の青年を天秤にかけて、一途な愛情を注いでくれるのはどちらなのかと考えあぐねるパターン。既視感がある内容だけれど、レンズ越しでないと直視できなかった女性に対して、レンズ無しでも向き合えるようになる過程には、感動がこみ上げてくる。

何よりも、ストーカー青年の恍然自失とした言動が、フィジカルかつエモーショナルに描かれているのが良い。一眼のみならず二眼レフまでもが機材として登場するため、かつてカメラ小僧だった人にはグッと来るものがあるだろう。
『聖子の太股』というネーミングの妙で公開時ヒットしたがカメラ小僧の奮戦記でズームアップの要素のほうが強い。金子修介脚本にしてはコメディシーンが少なく主役の寺島まゆみも最後にちょっとしか脱がない。
主役のカメラ小僧はどうみてもストーカーだよな、それでいいのか?寺島まゆみ!