団地七つの大罪の作品情報・感想・評価

「団地七つの大罪」に投稿された感想・評価

冒頭のナレーションで
「見たまえ諸君、この白亜のアパート群を。
この巨大なすばらしき類型の美しさを。
これこそ現代の城だ。」
以下滔々と語られる団地万能説が素晴らしかったです。活気と希望に満ち溢れていた当時の団地に僕も住んでみたかったよ。

そして大仰なタイトルにもかかわらず、披瀝される七つの大罪が総じてしょぼい(のぞきとか)のも団地感あってよかったです。団地感あるわー。
団地が今のタワーマンションみたいな扱いだった時代の作品。
高嶋政伸ってめっちゃ高島忠夫に似てきたな。
Yuya

Yuyaの感想・評価

2.7
"憧れの団地暮らし"
それこそが庶民の夢だった昭和半ばの 人間模様を悲喜交々 そして男女のアレコレを 軽妙に映しとった まぁコメディかな

言わば当時の"あるある"なんだろうけど 見栄や嫉妬や疑いも 不倫もエロスも "今は昔"とは決して言えず カタチがマンションやニュータウンや それこそネットの中に変わっただけで
人間ってのはいつも同じコトに悩み勤しみ 走り回ってんのかと思うと 進歩ってなんなのか ホントわからなくなる

いやでも 一番変わらないのは 八千草薫の可愛らしさ こんな奥さんがいりゃ エレベーターに美女と閉じ込められても大丈夫だよなぁ
日本映画専門チャンネルでやってたので。

東宝スタァ総登場の団地を舞台にしたオムニバス喜劇。

団地にまつわる悲喜交々を七つの大罪を称して紹介する、のだが各タイトルが「虚栄の罪・覗きの罪・己が罪・やりくりの罪・励みに励む罪・嫉妬の罪・文明の罪」となってる。
ここはちゃんとキリスト教の「暴食・色欲・強欲・憤怒・怠惰・傲慢・嫉妬」にして欲しかったなぁ。

全体的に団地に住む夫婦の色事にまつわる話が多い。艶っぽい笑いだね。

「虚栄の罪」は小林桂樹と司葉子の夫婦。団地に越してきた事が嬉しくて仕方ない。隣近所に対する虚栄心が愉快。
「覗きの罪」は高島忠夫と団令子の夫婦。隣近所の情事を双眼鏡で覗き癖
の夫と、夫婦生活の促進のために旦那にニンニク料理を食べさそうとする妻。覗きはネタ的に犯罪だろう(笑)
「己が罪」は益田喜頓に愛人の浜美枝。別居中の妻が突然やってきて鉢合わせ。浜美枝の甘えっぷりがヤバい。可愛すぎる。
「やりくりの罪」加東大介と東郷晴子。奥さんが旦那の囲碁盤を勝手にバザーに出しちゃった。昨今ヤフオクで勝手に夫の物を売るような話が当時もあったのねぇ。友人の部屋で囲碁盤に再会し複雑な夫。さらに子供の積み木もバザーに出していた。
「励みに励む罪」児玉清と北あけみ。子供を作って2dkに移ろうと子作りに励む妻と仕事に疲れ果てる夫。
「嫉妬の罪」三橋達也と八千草薫、藤木悠と草笛光子の夫婦。社交ダンスで交流がある両夫婦だが、遊び人の三橋と草笛がエレベーターに閉じ込められ、藤木と八千草は気が気でならない。そんな心配を他所にエレベーター内ではトイレを我慢する二人がモジモジとダンスのようにうろつき回る。
この回が一番笑える。しかし三橋達也ってそんなに格好良いかねぇ?気持ち悪いよ。
「文明の罪」団地内にコインランドリーが出来て洗濯は日曜の夫たちの仕事に。登場した夫たちが集まり夫の復権を誓い合う。

こういう映画が作られた事で、当時「団地」がいかに日本の住宅事情に革新をもたらしたかがわかるね。
「虚栄の罪」
「覗きの罪」
「己が罪」
「やりくりの罪」
「過淫の罪」
「嫉妬の罪」
「文明の罪」の7話・オムニバス喜劇。

団地がステイタスの時代。
タイトルクレジットの空撮。終盤に全員が集まるくだりが一応用意されている(夫、妻に分かれてはいるが)。浜美枝がイイ感じのエロさ。三橋達也はどんな映画でも雰囲気がある。千葉泰樹映画での草笛光子の寵愛ぶり。本作と『二人だけの砦』(渋谷実)と『殺人者(コロシ)を追え』(前田満州夫)、団地映画三本立て希望。
TVドラマみたいな貧相な画面でオムニバスやられても眠くなるだけ。
団地に住む家族たちの風景を描いたオムニバス映画。団地に囲まれて育ったのであまり深く考えたことはなかったが、よくよく考えてみると異様な生活様式だなと思う。ある定型のハコの中で、単調な生活を送っていると、人間の地金みたいなものが露出しやすくなるのか、でもそれってまるで囚人たちの狂気のようだな、などと考える。ラスト、家庭で虐げられた男たちが黙々と洗濯物を担いで行軍する様が最高に滑稽だった。
CTB

CTBの感想・評価

3.0
草笛光子と三橋達也のおしっこ我慢ダンス(フラメンコ調?)は良かった。乳揉みシーンが多い。草笛光子はナイスバンプ。しかし見てる方が気まずい感じ。親の隠してるエロ本を見てしまった感覚と似ている。加東大介家族の碁盤と積木の話もまあまあ。お爺ちゃんお婆ちゃんからホンワカした想い出話を聞いたような印象の映画。
のん

のんの感想・評価

3.3

ーー日本人は長く木と紙の家屋に住んできたが……この鉄とコンクリートの集団住居こそ日本人の現代的居住形式でなくてはならないーー

そんな小林桂樹のナレーションで始まる団地オムニバス。

「虚栄の罪」「覗きの罪」(高島忠夫がかわいい!w)「己が罪」「やりくりの罪」「励みに励む罪」「嫉妬の罪」「文明の罪」。


「我々は去勢された犬じゃない。(亭主)関白の位は及びもないがせめて腕白亭主くらいの実を得ようじゃありませんか」小林桂樹のなかなか気の効いたセリフ。
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