ひかりのまちの作品情報・感想・評価

「ひかりのまち」に投稿された感想・評価

アサコ

アサコの感想・評価

3.5
何てことないとある家族の日常が映し出されていて、退屈といえば退屈だけど、何だか最後はあたたかい気持ちになれた。
メインとして描かれている三姉妹がそれぞれ全く別の状況に置かれていて、それぞれが欠けた何かを求めている。
痛々しいようなさみしいような。
でも何だか、みんなどこかで繋がってて、希望の光が見えた気がした。

原題も素敵だけど、邦題もいいなあ。
ひかりのまち。
本当に、キラキラしてた。
そんな街を彩る音楽もとても良かった。
お洒落な自主制作映画感が凄かった。

映像はザラザラのノイズだらけなんだけど、それすらお洒落に思えてくるから不思議。音楽のマイケル・ナイマンは言わずもがな良かった。

まあストーリーがあんまり面白くないんだけど、これは狙ってるというか、一般人のありきたりな週末を淡々と描くことに重きをおいてる。敢えて劇的にしてないんだと思う。

ロンドンの雨とか湿度とか。そこに住む人たちのエネルギーが本当に良く表現されていた。

決して面白い映画じゃないけど、雰囲気は最高の映画だったと思う。
けーな

けーなの感想・評価

3.5
舞台は、ロンドン。邦題にあるように、ロンドンの夜の街並みがキラキラと光る様子が、とても雰囲気あって、良かった。主人公を乗せた二階建てバスが、ひかりのまちを疾走する様子など、たまらない。そういう意味では、この邦題も、悪くない気がするが、原題は、「wonderland」。登場人物達が、迷い込んで暮らしているのが、あたかも『不思議な国』ということなのだろう。

3人姉妹の、愛を求めながら悩んで暮らす日々を映し出す。トラブルが、色々起きるストーリー展開。あまり共感できる人は、いなくて、なんだろなと思いながら、観ていたが、最後まで観ると、皆の気持ちも、分かったような気がしてきた。

犬好きなので、お母さんのあの行為は、許しがたい。

主人公ナディアを演じるのは、ジーナ・マッキー。「ノッティングヒルの恋人」で、ヒュー・グラントの友達夫婦で、妻の方、車椅子の女の人を演じていた人だ。次女を演じるのは、ハリー・ポッターの嘆きのマートル(シャーリー・ヘンダーソン)。その夫を演じるのは、同じくハリー・ポッターで、クィレルを演じたイアン・ハート。あの時は、ターバンを巻いていたので、ターバンを取って、普通の格好をしていると、こんな人なのかと驚いた。嘆きのマートルとクィレルが夫婦役というのに、笑った。
音楽映画『24アワー・パーティ・ピープル』が面白かったので、イギリスの映画監督マイケル・ウィンターボトムの代表作を鑑賞。

バツイチ&9歳の男の子と暮らしている長女デビー、ソーホーのカフェで働くウェイトレスの次女ナディア、もうすぐ出産予定の元教師の三女モリーの3姉妹。ロンドンを舞台に、性格も境遇も全く異なる3人の何気ない日々を描いたヒューマン・ドラマ。

きわめてイギリス映画らしい、全体に漂う物静かな雰囲気と淡々と進むストーリー展開、まるでドキュメンタリーを観ている感覚になるほどにリアルな役者さんの演技が心地よい秀作でした。冬のロンドンが舞台って、もうそれだけで情緒がありますよね…!
真剣交際できる彼氏を募集中のナディア、結婚して間もなく母になるモリー、離婚して子供もいるが男遊びしてばかりのデビーという、それぞれが異なった人生のステータスに置かれていて、恋愛においてぶつかる壁も全く違う3姉妹。違った個性を持ちながらも、”家族”として連帯しなければいけない場面は当然あるわけで、そのたびに価値観の相違が原因で衝突を繰り返します。罵声を浴びせながらも、心の奥底では繋がっていて、互いのピンチを助け合う姉妹の絆にホロリ。(もっと人間関係も複雑だし、ストレートな表現も多いけど)現代のロンドンにおける『若草物語』といっても過言ではないかも。

『ブリジット・ジョーンズ』シリーズや『ハリポタ』の嘆きのマートル役でも有名なシャーリー・ヘンダースンが奔放な性格の長女デビーを熱演。どの映画でも圧倒的な存在感ですが、強さと脆さを兼ね備えた独特の個性が光る本当に素敵な女優さんですよね。どの作品でも彼女の演技はいつもすごく印象に残りますが、本作の不器用なデビー役も素晴らしかったです。
多くを語らない次女ナディア役のジナ・マッキー、どこかで見覚えがあると思いきや『ノッティングヒルの恋人』でヒュー・グラント扮する主人公のお友だちで車いす生活を送っているベラ役の女優さんではないですか…!髪型や服装が今回ガラリと変わっていて、気づかなかった…。
この二人を筆頭に、イギリス映画界を支える個性派の俳優さんがそろい踏みした素敵な映画でした。『ハリポタ』のクィレル先生役のイアン・ハートが本作ではめちゃめちゃチャラくて笑いました(笑)。

はあ、大好きなロンドンに次に行けるのはいつになるのでしょうか…(遠い目)。
gam

gamの感想・評価

4.2
やっと観れた。各種配信サービスにないのだ。
サッチャリズムひと段落後の豊かな筈の社会。でも個々人の心の豊かさなんてわからないよね。みんな孤独で、どこか不安なのだ。街は華やか、それを作るのは一人一人の人生なのだ…
2020年68作目
akubi

akubiの感想・評価

5.0
ナディアがデイトの相手から逃げ出すように街へ出るはじめのはじめでもう、泣いてしまう。なぜだか。

街の灯りは哀しくて美しい。
希望 みたいなやつだけは、けしてなくしちゃいないんだ。たとえそれがちっぽけなものでも。まだそれがなんだかわからなくても。

孤独な心は、此処だけじゃないんだよ。と優しく囁いてくれる。

この瞬間、側にいてほしいひとがいる。それが夜空に咲く花火のように儚くて素敵なことだ。

ようこそ、fucking wonderlandへ。
おぐり

おぐりの感想・評価

4.1
2020-09-24 レンタル流れDVD
冬底監督の映画にしては、暴力も殺人もなきのは良かったが、前半 手持ちカメラのブレブレ画像が多くて疲れる。わざと素人のビデオみたいな映像にしてホンモノらしく、と。
聴いたことのあるよーな音楽…マイケル・ナイマンぶし。
不仲な老夫婦と三人娘+毒母から逃げ出した一人息子の イタイ痛い物語。この母親は、昔、トリュフォ映画のヒロインやったらしい。美人の面影あり。
原題は Wonderland で、劇中生まれた三女の娘の名前が Alice
えす

えすの感想・評価

3.6
人間達の営みに寄り添う映画だから、今観ると尚更愛しく感じるんじゃないだろうか。
シーンに関わらず無条件でグッとくるマイケル・ナイマンの旋律。
茜

茜の感想・評価

4.3
映像も音楽もストーリーもすごくすきだった。また必ず観たい映画
tkmsten

tkmstenの感想・評価

4.0
じわっと心にしみる。
誰もが孤独や哀しさを抱えていて、迷ったり見失ってもすぐ側にちゃんと愛がある。
wonderlandという原題がすごく良い。
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