愛と闘病: 自閉症の作品情報・感想・評価

愛と闘病: 自閉症2012年製作の映画)

Louis Theroux: Extreme Love - Autism

製作国:

上映時間:58分

3.5

「愛と闘病: 自閉症」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

弟が自閉症だし特別支援に関する教育に興味あるから、と思って見たけど、ドキュメンタリー内に出てくる子は重度の子もいて見ててしんどいところもあった。
私の弟はもう今は大人になって、たまたま衝動性が残らなくて手も出して来ないけど、本当に自閉症ってその子によって違うな〜と感じた。それを個性と捉えて対応していく事ができるのはすごい。
一番気になったのは、自閉症の双子にいた妹。その妹についてはほとんど出てこなかったけど、みんなの注目が自分の兄弟の方だし、自分の親が疲れ切っているのを間近で見てて大丈夫かな、と心配になった。
私はどうしても「障がいを持つ子の兄弟」の方に気持ちがいってしまうなあ。
兄弟をサポートする団体とかもアメリカにはあるのかな
Sumi

Sumiの感想・評価

4.2
最近、ネトフリの「ラブ・オン・スペクトラム」というのを一気に観た。自閉症の人たちの恋愛にフォーカスしたもので、みんなとても素敵で優しくて正直で、こちらの心も暖かくなるようないいリアリティ番組(というのかな?)だった。そのあとこれを観たんだけど、現実をちゃんと知れた気がする。

ネトフリのほうは、みんな二十代くらい。小さい頃は全く喋らなかったりしたけど今はほぼ普通にコミュニケーション取れる人とか、自閉症と言われないとあんまり分からないような人たちも多かった。
家族のエピソードでなんとなく、色々あったんだろうな、とふんわり想像しただけで、実際家族がどんなことを経てきたのかはわからなかった。

そのあとこれを観たら、コミュニケーションが全然できなかったり、突然親とか学校の職員を叩き始めたり、大きい声を出したりしていて、実際に家族が経験している苦労を知ることができた。

「自閉症」といっても、みんなそれぞれ全然違うし、成長と共に変わったりすることもあるみたいだし、ある人は軽度で、ある分野に長けていたり etc...
私自身が自閉症スペクトラムであるが安心して見ることができた。Amazonでのタイトル「誰も知らない究極の愛」は盛りすぎだ。もっと軽くて良いし、そうでなくてはいけない。

本作に登場する何組かの親子は皆が普通で、ある人は自閉症の子供を授かったのを神の試練と、しかし「自閉症の子供を授かって慈愛に目覚めた話は知ってるが私は昔から慈愛に満ちてたのに何で?」と疑問を抱き、ある人は「生まれた時は医者になって欲しかったけど今は皿洗いか庭師の仕事に就ければいい。子供のことは愛してる」とドライに捉え、ある人は自力では世話できなくてグループホームに預けている。これがドラマや劇映画じゃそれこそ究極の愛を描かないと受けは難しいし、子供の方も超レアケースのスペシャルな才能を持った例を取り上げたと思う。でもそういうのって当事者にはあまり有難くないんですよ。

家族と並行して映し出されるのはDLCという自閉症専門の学校。一口に自閉症と言っても程度の差が大きい訳で、それに対応するべく軽度なら健常者と同じ学校に通う手助けを、重くても適性を見出して合った仕事を見つけられるよう多様なプログラムが用意されている。こうした学校はアメリカでも珍しいのだろうが、日本でも発達障害に特化した学校を全都道府県に1校置けたりすればかなり生きづらさを救われる人が多いんじゃないかな。

取材するルイ・セローはかなり率直な物言いをするが、取材を受ける自閉症の子供とは親しくて大変気の良い人なのだろうと感じた。だからと言って近くもなりすぎない。感動物語にはしない距離の取り方に好感が持てる。
maisonyuki

maisonyukiの感想・評価

3.2
短くて、見やすい!
ルイセローが、日本人ならこんなインタビューするの失礼じゃない?と思う質問もバンバン正面から聞いていくドキュメンタリー映画。

自閉症でも一言には言えない症状が様々あったなー。

マンツーマンで先生がついて、手厚くてすごいとおもった。日本の教育とは違うね。
ただただアメリカは進んでるなという印象をうけた。専門家がこんなにいて、施設投資も厭わない姿勢。日本でここまで徹底してる施設はあるんだろうか?
何らか機会があれば見学に行ってみたい(完全に野次馬だけど、、、)。
ii

iiの感想・評価

3.0
アメリカの自閉症専門教育・訓練施設、かなり多くの生徒を集めていて職員も多い印象。はやく病理がわかればいいのだけれど
空

空の感想・評価

2.9
ルイセローの一般人を代表するような聞き方が辛辣にも見える
「自閉症は改善される?」
「自閉症は治るの?」
自閉症という言葉自体にもなかなか理解への壁も感じるがこうした率直な意見を言いながら作る作品もありやろうな

アメリカはやはりこういう障害者関係は日本よりははるかに進んでいるのかもしれない

マンツーマンで自閉症の子の特性や将来どんなことができるかの見極めをする学校があるというだけですごい

しかしなによりこの作品で言うてるのは自閉症の子を持つ大変さ、なのだろうな
大きな愛なんて言葉では軽々しくなるほど毎日疲弊する子供への対応は想像するだけで大変やと思う

でもそれでも「魔の2歳児がずっと続くのよ」と疲弊も嫌だと思う気持ちを素直に吐けるのもアメリカっぽい
日本だとどうしてもなんかそういうのは言っちゃいけない雰囲気みたいなのがありそう
ええと思うんだよなぁ親が疲れたって言えるの大事やと思う
ほんまに大変なんやと思うし

この作品観て思ったのはやはり日本はもっともっと自閉症に対する社会的対応について教育から考えて対策していかねばなんだろうなぁということ

知るということから始めて。
momomo

momomoの感想・評価

4.2

ルイ・セローの整形、刑務所の2作品を観てから鑑賞
アメリカのDLCの手厚さや1人1人と向き合う姿を見て日本の教育とのギャップに衝撃を受けた

日本の障がいについてのドキュメンタリーはお涙頂戴な感動ポルノでなんだか受け付けないし、
いわゆる"健常者"、"障害者"とカテゴライズされた人間の隔たりを余計感じさせられる

ルイ・セローのストレートな言葉や純粋な疑問を投げかける様に「え!そんな事言っていいの?」と思う反面、
それが自身と障がいを持つ人との認識的な障害(隔たり)なのだろうと考えさせられた
ある意味ルイ・セローは障がいを持つ人への"障害者"と言う偏見が無いのだと思う
それが気持ち良くこの作品を観られた1番の要因な気がする

ルイ・セローが無表情ながら子どもたちと対話して心が少し近付いていく空気感が可愛らしくて好きだった
整形のやつも見て、合計6つルイセローのドキュメンタリーを見た感想は
あっさりしてるなぁ

日本のドキュメンタリーを見るとすごく心が動かされるけど、今回は別に感情的感傷的にならなかった。
1時間でお手軽だから?最近ドキュメンタリーあんまり見ていなかったから自分が社会的問題に対して鈍感になった?
いろいろ考えてみて気がついたのは
私が感傷的になっていたのってもしかして感動ポルノと呼ばれる奴のせいなのかなぁということ

ルイセローのやつと比較すると日本のドキュメンタリーは淡々としているようでやっぱりどこかで「かわいそうだよねぇ、大変だよねぇ、問題だよねぇ、あなたもそう思わない?」って感情を押し付けられてる気がする、、押しつけぎみな演出がない分ルイセローのはあっさりしているように感じたのかなぁと思った

メディアのバイアスに引っかかりすぎないように、もちろんメディアだけじゃなく得た情報が正しいと信じこみすぎないようにしようと改めて思った

最近ずっと考えているけど正しい意見や考え方なんてない世界で、自分が信じる意見を持つことって難しい。
magnolia

magnoliaの感想・評価

4.1
自閉症とは、を知る導入ドキュメンタリ、重すぎず長すぎず見て良かった、主に教育についての話で闘病というと語弊がある

米にはDLCという大規模な自閉症専門学校があるという驚き、意思疎通の練習をする者から、一般学校への進学ができるようになる者まで、非常に幅広い症状に合わせ、専門スタッフが個別の教育を行う、スタッフになるにはどんな訓練が必要なのだろう…
米では100人に1人が自閉症って、国によって割合が違う?日本の事情も知りたくなった

進行役のルイセローさんが学校見学以外にも、一定期間いくつかの家庭を繰り返し訪ねて状況を見せてくれる、比較的前向きな人々が取り上げられているとは思うが、大変な状況の中で神の如き悟りを開いている聡明な親たちが印象的
i let you film and nobody aware everybody must know this is true autism

意志の不疎通を受け入れ、良いところを伸ばし、衝動や爆発の対処を試行錯誤し、威厳と誠意を示すことも忘れない…無限の努力をする親と先生を尊敬する、そして自閉症児も教育を受け愛されて育つ権利がある
and yet these parents are wearing different ways continuing define inner reserves of love and compassion

なんで劇伴が『my favorite things』なのか、やや違和感
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