ちいさな哲学者たちの作品情報・感想・評価

「ちいさな哲学者たち」に投稿された感想・評価

フランスパリ近郊のZEP(教育優先地区)にある幼稚園で試験的に行われた授業。
そういった地区があるのも驚きなんですが、子供はちゃんと応えるものなんだから、更に驚愕。

日本でも一部の私立中学校で、昔から某小説を題材にやっていたのは知ってます。
夏休みに読ませて、論文書かせて、2学期始業直後にディベート。
それはそれで衝撃なんですが。

今回 この哲学のアトリエに参加したのは3歳から5歳の子供達。
フランスらしいといえば、フランスらしい(笑)。

何もいきなりニーチェ・ヘーゲル・サルトルが登場する訳ではない。
教師が、子供たちを集中させる意味を含めて、ローソクに点火するとアトリエがスタート
テーマは「愛って何?」「自由ってどういうこと?」「死とは?」
きっと、古代ローマもこんな感じだったんだろうと思った観客は多かったでしょう。


子供のルーツが多様。
純粋な白人は少数。
中央アジア(たぶんアルメニア)系、アフリカン(チュニジア等の北アフリカ含む)、チャイニーズ、インド系も。
'98W杯のフランス代表みたいな構成(笑)。
バックボーンが違えば、当然のことながら親の影響が強い。
考え方が違うとはいえ、同じ子供がどのテーマでも同じ様な発言をする事には驚かされます。

予想通り、最初は考える以前に、喋る事もままなりません。
時に差別的であったり、自由的であったり、茶化したり、手を出すことも。
しかし、次第に考えを整理して、それなりにしゃべる展開に。
それも、それぞれが或る程度の思考観念というか、骨格を持ち合わしているという事実。

そして、こんな小さな子供たちでも、イエスとノーを明快に答え、
「何故って……」とその根拠を付け加えようとする事。

しっかりと、他の子供の言葉に耳を傾け、理解しようとする。
子供なりに咀嚼して、自分の言葉を発する。
怖ろしく本質を掴んでいるという事実。
「目に見える事は真実。耳にした事が事実。」
それが子供本来の姿。
そこに他者の言葉。
そして、相対化。
子供は怖ろしくて素晴らしい。

ついでにフランスは不思議な国家ね。

この映画はあくまでもドキュメンタリーです。
けれど、解答は観客に委ねている。
そう、観ていた僕らも“哲学のアトリエ”の生徒なんですね。
スクリーンの言葉に、観客が思わず頷いてしまうんだから(笑)。
Mmmm

Mmmmの感想・評価

3.9
友達同士で議題について語るだけじゃなく
議題を家に持ち帰ることで家族での会話が深く濃くなるのは素晴らしいと思う

子供たちの発言内容を聞いてると
日々の親の言動や考え方が反映されてるのが凄くよく分かるから
親になったら、子供は自分を見て育つってことを自覚して過ごす事が子供のその後の人生にとってすごく大事なんだなと改めて思った
こうして幼い頃から、自分の考えと人の考えがある事を知って、自然に自己と他者について覚えていくんだな。
日本の型にはめようとする教育とは大きく違う。
さなぎ

さなぎの感想・評価

3.8
フランスの幼稚園で4.5歳の子供たちに「哲学すること」を教える授業の様子を撮影したもの。愛するとは何か、大人とは何か、自由とは何か、という質問を授業の中で子供たちに投げかけていく。

印象的だったのは、質問に対して一人一人が上手く答えられるようになる・議論できるようになる段階の前に(これができるようになっていくのもすごいけど…)、まずは自分の考えや感情を自分で認知できるようになっていっている段階が存在しているように見えたこと。「最近こんなことがあった」「あれはよくないと思った」ということを口に出しながら、先生から質問を受けながら、一生懸命自分の中で繋ぎ合わせていっている。

それにしても4歳の子が「結婚はいいとは限らない 一生愛すことはできないから 子供を取り合ったりもする 謝れないと愛はおしまい」というようなことを言ってるのすごいな……
Red

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3.7
2007年、パリ近郊のZEP(教育優先地区)にあるジャック・プレヴェール幼稚園で行われた、哲学の授業を撮ったものだ。これは世界的に初じめての大きな試みであり、3歳や4歳のまだ幼い子どもたちに、「愛とは何か」「自由とはどういうことか」「大人と子どもはどう違うのか」というような質問を投げかける。大人でも難しい質問に対して、子どもたちが一生懸命考えて、自分の頭の中に浮かんだことを言葉にして話し合う姿がとても愛くるしい。幼稚園のクラスにいる子どもたちの人種は様々であるが、彼らがみんな仲良く遊んでいる姿も印象的だった。
ten

tenの感想・評価

3.5
さすがフランス、って捉え方をするのは雑かもしれないけれど、そういうイメージ。
子供であるが故に言葉になるかならないかは別としてストレートで、色々考えてしまった。
日本で同じことは出来るだろうか。
さしあたって指導者がまずいない、という問題から始まりそうな気はするし、いたとしても子供とおうちでそういう会話をできる親がどれだけいるか。
思考停止はしたくない。
qwerty6

qwerty6の感想・評価

3.9
Saint-Saëns
《Le carnaval des animaux》

Wagner
《Tannhäuser》

“La liberté est bonne, L'égalité est bonne…, La fraternité est suspecte…”
emivb

emivbの感想・評価

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頭がいい人ってどんな人?に対して「ママはチョコレートペーストを冷蔵庫に入れないの。だから頭がいい」って答えている子がいた場面がめちゃ印象的!自由で素敵
すはま

すはまの感想・評価

3.7
言語と思考について(かなりぼかしてる)の講義で紹介されていた
軽く俺を超えてくる答えがポンポン出てきて脱帽しまくりでした…
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