ブラディ・サンデーの作品情報・感想・評価・動画配信

「ブラディ・サンデー」に投稿された感想・評価

orangeloop

orangeloopの感想・評価

3.2
「Bloody Sunday」

曇り空の北アイルランド 平和と人権の行進

警察はデリー市民の騒ぎを抑えていたが
死傷者が兵士から出たことで
示しをつけるために武力行使に出た
行進に装甲車を走らせる

続々と集まる市民の間を縫うように映すカメラワーク
加熱する危険な空気が伝わってくる
ヒリヒリするような刺激的な状態に一触即発
フーリガンの軽率な行動で事態は最悪な方向へ
プロテスタント カトリックの宗派の深い溝
イギリス政府による干渉
無差別攻撃は惨い
投石をしても変わらない
憎しみからは何も発しない
mtmt

mtmtの感想・評価

3.8
1972年の北アイルランド・ロンドンデリー。英陸軍パラシュート部隊によりデモ中の非武装市民14人が殺害された「血の日曜日事件」を描いた作品。プロテスタントとカトリック双方からの描写は丁寧で、かなり中立的な作りだと思う。そして始まる虐殺シーンは言葉を失った。エンドロールの”Sunday Bloody Sunday “が心に響く。
記録。
臨場感と生々しさ。エンドクレジットの「Sunday Bloody Sunday」が今まで何度も聴いてきた中で一番悲しく聴こえた。
ポール・グリーングラス監督、ベルリンで宮崎駿と金熊賞を分けあったやつ。
このタッチは後の「7月22日」そっくりだな…
事件数日前から事件後までドキュメンタリー風で実弾発砲始まってからの地獄描写すごい。

血の日曜日の事件はうっすら知識とU2の曲としてなんとなく知ってた程度だけど、映像で再現されると恐ろしい。活字で知るのとまた違う。

で、襲撃した兵士のほうは殊勲を受けているという…そりゃアイルランド根に持ちますよね…と思う。

先日「ピータールー マンチェスターの悲劇」を観たばかりで、平和に抗議をしようとしていた丸腰の市民を殺す、という点で似ていた。
歴史は繰り返されるんだなぁ…と思った次第。

エンドロールでU2「Sunday Bloody Sunday」ライヴverが流れるよ。
dude

dudeの感想・評価

2.7
序盤、英軍の検問かなんかをバックにしたキスシーンには少なからずドキュメンタリータッチの感動があった。ただそれも「この後死に別れます」って前フリくらいにしかなってない。
アルタ

アルタの感想・評価

5.0
割と最近の事件
アイルランドに行ってからこの事件を知ってそれから観た作品だから思い出深くなった。
U2がさらに好きになったきっかけです。
1972年北アイルランド紛争。
イギリス政府のカトリック教徒への弾圧「血の日曜日事件」をドキュメンタリータッチで描いた実録ドラマ。
手持ちカメラによる緊迫感とリアリティ。
凄惨な結末に終わり絶望感のままエンドロールで流れるU2の「ブラディーサンデー」
怒りしか湧かない渾身の力作⭐︎
香港

香港の感想・評価

4.3
意図的なものも、そして恐らく偶発的なものも含めて、選んだ撮影メソッドが見事に作品としての強度を高めている。そこに映画のマジックみたいなものを感じてしまう、素晴らしい作品だと思う。
エンドロールが全て流れた後の数分も背筋がゾクっとするような素晴らしい演出。

そしてどうしたって今これを観ると、香港のことを思ってしまう。
人間が何度も繰り返してきた歴史がまた彼の地で起きない事を祈るばかり。
♪ 今日のニュースに耳を疑う
  目を閉じても悪夢は消えない
  いつまで歌えばいいのだろう…この歌を

哀しみ。
それは容易に怒りとなり、憎しみへと変化する。ただ自分の意思で歩きたいだけなのに。何故、それが許されないのか。世の中は理不尽だ。

本作は、北アイルランド紛争を激化させた「血の日曜日事件」を描いたドキュメンタリー仕立ての物語。『ボーン・アルティメイタム』を手掛けたポール・グリーングラス監督お得意の“揺れるカメラ”が緊迫感を高め、これ以上ないリアリティに打ちのめされる作品に仕上がっていました。

もうね。痛ましさしかありません。
物語中盤以降は開いた口が塞がらず、ただただ呻き声が漏れるだけ。時間はあっという間に過ぎ去り、気付けばスタッフクレジットが流れていた次第。

これは確実にイギリスが恥じるべき歴史。
無辜の市民に発砲する…なんて、どんな理由があったとしても許される話ではありません。

ただ、兵士たちが一方的に悪いわけではなく。
暴発を許す状況に陥ったことがそもそもの原因。つまり“政治”の限界が悲劇につながっているのです。全ての責任は政治家が取るべきであり、彼らを支持した国民が背負わないといけないのです。

そして、本作の主人公が“下院議員”であるのも、それが理由なのでしょう。西に東に奔走し、地元民の声に耳を傾ける姿勢を丁寧に描いていますから、混乱の中で屈服し、闇に包まれる展開に涙が止まりません。

まあ、そんなわけで。
地球の裏側で起きた昔の話。
…で終わらせず、我が身に置き換えて捉えるべき物語。

先人が血を流して手に入れた“自由”。
それは人間が人間らしくあるために必要なもの。“自由”を容易に捨てる選択も、それを毀損するように“憎しみ”を煽る行為も厳禁なのです。

大切なのは理性。
対立した場合は、毅然とした態度で主張しつつ、相手の言葉にも耳を傾け、時には一時的な断絶も厭わない(冷却期間として)。感情に支配されたら負けなのです。
寝かせてました。
まるでドキュメンタリーのような、あえて雑な構図、あってないピント、割れる声、背景音に埋もれるセリフ。そして、雑な暗転。なんで丸腰の人たちをあんな風に撃てるのか。しかも、隠蔽するために細工をしたり、嘘をついたり。

血の日曜日ウィキペ→ https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9B%9C%E6%97%A5%E4%BA%8B%E4%BB%B6_(1972%E5%B9%B4)

ライブバージョンのブラディサンデーが、流れるエンドロール。真っ暗なスクリーン。
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