このレビューはネタバレを含みます
誰かの心臓が誰かに渡るまで。関わる人々の様々な思いをとても丁寧に描いた、まさに原題"Réparer les vivants" (直訳: 生きている者を癒す、治す)をまっすぐに表現した作品だった。
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夜明けの海の波の冷たさが
頬と爪先に伝わってくる
最愛の息子のシモン
見た目は眠っているようなのに
血液に溺れてしまった脳はもう動かない
医者から伝えられるドナーの提供
何も言うことが出来ない…
脳死したドナー、その家族と恋人。
移植を待つ患者、医師と臓器移植のコーディネーター。
別れをやり直す時間とドナーへの敬意。それぞれの夜が静かに過ぎていく。
重たいテーマに関わらず、観終わって少しだけ…
このレビューはネタバレを含みます
不安を煽る?緊迫感を感じさせるシーンが上手かった。(最初のサーフィンの水面や水面下からのカメラワークとか、クレアがコンサートへ行く準備をしているシーンの息の荒さを強調させてるシーンとか。)何か起こる…
>>続きを読む心臓移植をめぐって繰り広げられる喪失と再生の物語を、「預言者」のタハール・ラヒム、「毛皮のヴィーナス」のエマニュエル・セニエ、「Mommy マミー」のアンヌ・ドルバル共演で描いたフランス製ヒューマン…
>>続きを読む※終盤グロ注意
監督は「重い部分と軽い部分とのバランスをいかにとっていくかに苦労した」のだそう
見終わってみればこれは終わりの始まりだが
映像は近視のような切り取り方で緊迫していた
同意する…
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