君がくれたグッドライフの作品情報・感想・評価

君がくれたグッドライフ2014年製作の映画)

Tour de Force/Hin und weg

上映日:2016年05月21日

製作国:

上映時間:95分

3.7

あらすじ

年に1度、自転車での旅に出る6人の仲間たち。持ち回りで行き先を決めるのだが、今年はハンネス(フロリアン・ダーヴィト・フィッツ)とキキ(ユリア・コーシッツ)の夫婦の番だ。ベルギーと聞いた友人たちは、チョコレート以外に何があるのかとボヤく。だが、ハンネスの選択には、ある深い理由があった―。ALS(筋萎縮性側索硬化症)と宣告された彼は、尊厳死の許される国ベルギーをめざして、これを人生最期の旅にすると決…

年に1度、自転車での旅に出る6人の仲間たち。持ち回りで行き先を決めるのだが、今年はハンネス(フロリアン・ダーヴィト・フィッツ)とキキ(ユリア・コーシッツ)の夫婦の番だ。ベルギーと聞いた友人たちは、チョコレート以外に何があるのかとボヤく。だが、ハンネスの選択には、ある深い理由があった―。ALS(筋萎縮性側索硬化症)と宣告された彼は、尊厳死の許される国ベルギーをめざして、これを人生最期の旅にすると決めていたのだ。真実を知った仲間たちは大きなショックを受けるが、彼の願いを叶えることを決意する。いつものように、旅行中に実行しなければならないムチャな課題を出し、実行するたび笑顔で笑い合う旅は、このままずっと続くようにみえた…。

「君がくれたグッドライフ」に投稿された感想・評価

ちろる

ちろるの感想・評価

3.8
様々な方面の愛の形について丁寧に見つめて描いているのがわかるから、とても切ないけど温かい感情になれました。

同じ安楽死というテーマでは「世界一キライなあなたに」も人気ですが、個人的にはあちらより断然こちらの方が胸に響く脚本で、あちらの作品では多少の憤りを感じた事がこちらならちゃんとストンと入って来ました。

大切な友人が、大切なパートナーが、大切なな家族から突然、安楽死すると告げられたら果たして自分はどのような反応になってしまうのだろう。
ALSを患ったハンネスに寄り添う彼の仲間たちは嘆き、怒り、時に無理に笑おうとする。
覚悟を決めて揺るがないハンネスの想いに戸惑いながらも自分の押し寄せる辛い感情を必死で押し殺して、彼の覚悟に寄り添おうとする妻の姿が苦しくて苦しくて展開は分かりきっても涙が止まらなかった。

大切な人の決意を告げられた後も皆、いつも通りで過ごすハンネスの愉快な愛おしい仲間たちのサイドストーリーもさりげないけど、割と粋に作られていて好き。

大人の男女のグループってなかなか日本ではこのハンネスたちみたいにオシャレに見えないけど、いい感じで大人の武器を使いつつ悪ふざけする感じには憧れてしまう。
ショッキングなテーマでありながら重々しくなく、淡々と穏やな展開とドイツ→ベルギーの美しい映像が印象的な作品でした。
Ri

Riの感想・評価

3.9
父に色々と考えさせられる作品だから観てみろと言われ鑑賞。
世界中で賞賛された映画と言われてなんとなく納得できた。
以前も安楽死とか尊厳死について描かれる作品をみたけどほんとに難しい問題だ。
弟にどうして闘わない?と問われほんとにその通りだと思うが病気の苦しみは本人しか分からない。最期は皆悲しんで終わるか笑って終わるか、、、。
自分は笑っていたいな
もなみ

もなみの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

夫をALSで送り、また息子をその病で失うことになったお母さんの気持ちが。
友人達との最後の自転車旅行に送り出し、その体力が尽きた時には車でピックアップし、尊厳死を行う医師の所まで連れて行く。
いったん延期になって、少し明るい表情になったお母さん。
だけど、息子の決意は固く、翌日別の医師のもとで亡くなっていく。
最後の和やかな思い出を作り、最期まで取り乱さずに見守るなんて、自分には出来るだろうか。

息子自身も、延期になったあと、皆で静かに過ごした浜辺でようやく吹っ切れたと、パートナーに言っていた。

周囲の人間としては猛烈に反対したくなる決断だけど、本人の意思を尊重して、ただ静かに寄り添うのは、本当に難しすぎる。

見送ったあと、1年後に、また皆が集まっているシーンでホッとした。
本人に従って黙って見送って良かったのかと、各自が自問自答し続けた1年間だったんじゃないかと勝手に想像した。

旅の途中で一緒になった女の子は良かった。

亡くなったお父さんの思い出を語るんだけど、「お父さんにはパワーがある。ラジオからお父さんの好きだった曲が流れてくる。ハグしてくれる人がいる」と、亡き人を思い出して涙にくれるのではなく、楽しかった思い出として生きる力に変えているようだった。
よしみ

よしみの感想・評価

2.0
こんな選択があった

自転車での旅とか
課題ゲームとか
ライトに進んでいくけど
実は重苦しい話があった

綺麗に見せているが
個人的にはかなり複雑で

良く出来てるとは思うけど、
くすぶる違和感は
どうしようもできない
山桃

山桃の感想・評価

-
生死の選択。日本では描けないテーマ。深すぎて自分だったらどうするか考えられない。
こんぶ

こんぶの感想・評価

3.3
尊厳死について。
尊厳死を選ぶことは個人の自由だし、たくさんの映画のテーマになっているけど、どれを観るにつけても私は尊厳死反対だなって思ってしまう。特にこういう映画の場合は、これだけ周りに支えがいるのに、もっと生きる選択肢を選べないものかと感じてしまう。でもきっとそれは、自分が支える側に立っているからのエゴで、自分が当事者になったら尊厳死を選んでしまうかも。本当に難しい話。早く開発中のALSの薬が実用化されることを祈ります。
友人、家族と毎年行く自転車旅行。無理難題のような課題を出しあって、全部が想い出になる。そんな仲間たちがいることがとても素敵だなと思った。家族や恋人の形も、日本とは少し違っていて興味深かったです。
なかなか 重いテーマでした。

でも、ステキな仲間たちに囲まれて、羨ましいなぁ と感じました。
2MO

2MOの感想・評価

3.8
シンプルに生きて、シンプルに死んでゆけたらと思う。
人生を複雑にする諍いやわだかまりをなくすことは、そう難しいことではないはずなのだ。
遅かれ早かれ、死に向かって生き始めたときに気付くことは、大事なこと以外大事じゃないってこと。どうだっていいものは捨ててしまっていい。
死を見つめることは、決して生を軽んじることではない。その逆だ。

自由への渇望こそ人生の本質であって、何人たりとも奪われてはならない尊厳ではなかったか。
一人で生まれて、死んでゆく。旅の目的も、終着点も、自分で決めればいい。
友ならば理解してくれる。共感せずとも理解してくれる。たとえ理解できずとも、並走してくれるのが友だ。
自由と愛を分かち合う友に恵まれたなら、それで十分だ。

鼓動が止む瞬間と一つの命が失われた世界の風景を、眩い光のカーテンと夕暮れの絶景に切り取るこれは、それも一つ、人間の営みへの賛歌である。
Mena

Menaの感想・評価

3.3
尊厳死というテーマが重いだけにやはり内容も重く辛かったけど結構明るく楽しく描いていて少し見やすかったけどやはり重い…

内容はまさにあらすじ通り、
ちょっと心の準備ができてなかったから本当に見るのが気楽に見れない。
自ら死を選ぶ事の辛さ、それを見守る友人や家族の辛さが本当に見てて辛く考えさせられる。
みやし

みやしの感想・評価

4.2
【2017年44作目】
尊厳死という難しいテーマにフォーカスした作品。
ドイツ映画というあまり見ないジャンルということも関係あるのか評価が難しい。
友人たちと最期のゴールに向けての自転車の旅の中、主人公は何を考えていたのだろうか?
自分が同じ立場の時何を考えるのだろうか?
1度では消化できない映画だった。
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