小森はるか監督のフィクション。ここでの泣くという行為は誰かを想い、同時に自身をも思い出して再び蘇らせようとしているようだった。この世とあの世の平行世界。次の音が見切り発車で覆い被さり繋がっていく二重…
>>続きを読むもう一度みたい。
ある少女の生活と、戯曲『わが町』の稽古をする役者たちが交互に描かれる作品。
震災直後の制作。
上映後トークで『王国(あるいはその家について)』の草野なつか監督が、『the pl…
あのクローズアップ、嗅覚と反射神経という言葉が浮かぶけど、なんで印象に残るかわからない。小森さんのカメラの動かし方に惹かれる、としか今のところは言えない。
おばあちゃんの笑ってるか笑ってないかわか…
このレビューはネタバレを含みます
これは震災がきっかけの映画で、俺はこの映画を作った人にも物語にも寄り添いたいとか思うけど、それはラベリングされた「被災者」に対する大雑把な感情なんだと思う。観た後に好みじゃなかったけど分かろうとする…
>>続きを読むワイルダーの戯曲『わが町』を土台に、片田舎で生活を送る女教師と戯曲の稽古に励む劇団員達の群像劇を描く現代文学的な映画。
生者と死者が台詞で交わるという構図は難解でこそあるが、好きな質感で空間の切り…
最初のトンネルから電車が走るシーンが頭から離れない。
その戯曲知らないから何とも言えないけど
現実世界のパートが神秘的かつどこか見たことあるような自分の中で絶妙で良かった。たぶん演劇稽古パートが…
戻れない日々を感じて切ない雰囲気。
戯曲『わが町』をもとに話が展開して、死者による生前についての想いが示される。小森監督は震災のドキュメンタリーのイメージがあったから、これ震災で亡くなった人と重ねて…