語り部さんのリズムが、だんだんと心地良くなってきていた。
暗闇になると、ひとの顔がみえないんだ。
こどもの顔を触る、お母さんの気持ちを想った。
ガマのなかで。
しーんとした映画館で。
飛行機の爆音が…
引き込まれる語り部の声。
最初は耳でついていくことにしか意識がいかないんだけど、だんだんと周りの岩肌にも目がいくようになって、話を聞きながら、当時聞こえてた音とかを想像する。
外に出たあとの見えな…
映画館という上映環境に合っていたサウンドデザインと洞窟の空間表現。洞窟のユニークな造形が生み出す光と影を照明やフレーミング、人物の動きで印象的に表している。
洞窟の中で微かにこだまするような語り部の…
これは現代美術のフォーマットとして正しいのだろうけど、映画なのか、、、?ということを考え続けてたらM1におけるトムブラウンを連想してしまって結果みちおのことがかなり印象に残ってる。こういうことフィル…
>>続きを読むどんな手法を取ったとしても、ドキュメンタリーから完全に作為を取り除くことができないというのもわかるが、構築性の高い画面の中に生の声(それも人の生死に関わる重い言葉)を入れられてしまうと、どうしても受…
>>続きを読む祖母が沖縄の人だから聞いたことある話だった。その分他人事には感じられなくて心の底が震えた。何もみせない表現や戦闘機の轟音のシーンでは鳥肌が立った。小田香による反戦や人間賛美といったメッセージ性は感じ…
>>続きを読む暗いガマの中で話す語り部。
飛行機の轟音。
明るい外の風景。
青いワンピースの人が
なんの象徴なのか汲みきれず。
上陸してきた米兵に英語ができる人が
ガマにいる人たちは民間人であると訴えて
助か…
地元が沖縄なのでガマには実際に行ったことがあり、集団自決の話や暗闇体験も既に知っているものだった。その意味ではあまり驚きはないが、ガマの息苦しさも戦闘機の轟音も映画館では決して再現できないということ…
>>続きを読む© 2023 Toyonaka Performing Arts Center / trixta 提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭