この監督の撮る映像は、どこまでも夢見心地で、妖艶で、果てなく美しい。
撮影者と表現者の呼応。
空間とそれらの呼応。
踊るということの非現実味。
内から溢れる感情。
観ている鑑賞者さえをも巻きこむ…
自宅のショットの陽光、ドアの内側には入らない家内の方の動き。
ラストショットの鏡。手前の人物の鏡に映る側のみに光を当ててまるで鏡側の人物が実像のように焦点を合わせる。身体と像と光と、全てを駆使して大…
90年代に大野一雄の舞踏を観る機会が数回あった。宇宙の屑のような小さな惑星の上で扉を開けたすぐそこに置かれた小さな花を拾う、いとけなき小さきものを包むように、そういう踊りが透けて見えた気がした。彼の…
>>続きを読む濱口竜介+砂連尾理+平倉圭トークつき上映会『他なる映画のからだたち』 にて
冒頭、わたしはこれを集中して見れないかも…と不安がよぎったけど、真っ青な晴海埠頭のシークエンスのマジカルっぷりに一気に引き…
濱口竜介監督著作『他なる映画と』刊行記念上映&トークショー「他なる映画とからだたち」にて。
フィルムにて上映。前付けでユーロスペースのアートドキュメンタリー作品だと知る。
大野一雄がかっこ良すぎ…
鑑賞して、色々考える前に、濱口竜介監督、砂連尾理氏、平倉圭氏の話を聞いてしまったのですが、踊りとしては皆さんがおっしゃるほどあまり楽しめずでしたが、映画としてはとても素晴らしく、チエさんが途中から手…
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