スパイ/探偵モチーフの逃げること、追うことを取り出したかたち。謎解きだとか、情報によるサスペンスだとかそういう物語に関心があって撮っているのではなく、逃げることと追うことという運動それ自体、そしてそ…
>>続きを読む道庵,出発十三日後,左手手当て,焚き火,握り飯,人相書,男衆,川顔洗い,探し,銃奪い,女,竹皮舐め,女.水汲み,漬物洗い,食事貰い,銭渡し,小斧持ち夫,制止,縄出させ,妻連れ出し,男衆.縛られ,銭持…
>>続きを読む山の中の足音とか、自然美。
青い光に白い光。
焚き火にオレンジの光。
降る雪。
ナチュラルな美しさがいろんなところに感じられたし、バトルシーンのプリミティブ感も良かった。そのバトルは、え?っていう…
生々しさの要因のひとつに言葉使いがあると思う。時代劇だが喋りが今のもので、当時がどうだったか知らないが、知らないのだからこれでいいのかもしれない。油断してた部下にターゲットの人相書を復唱させる無茶ぶ…
>>続きを読む近代日本✖️西洋音楽のズレ、我々が思うvsモノと本作ののっぺりとしたvsモノのズレ、保守派vs革新派の間のズレ、様々なズレが生じていて面白い。
意図的だけど道は外してない。その狭間をうまく進んでる印…
著しく遅延する逃避行のなか、なおもカメラは周囲の風景にその関心をそらし、あたかもこの国を閉ざすかのようにそびえる山々を収めていく。ついに密使が「西洋」を手に入れることを確実にしたとき、彼の背後に広が…
>>続きを読む追う/追われるのドラマがまったく速度を伴わず、むしろ、満身創痍のズタボロの身体で地面を這いつくばるようなものとして描かれる。それでも、前に進むし、追われているからといって、必ずしも人物を走らせて画面…
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