ラングーンの作品情報・感想・評価

「ラングーン」に投稿された感想・評価

第二次世界大戦中のインドの位置付けなんて知らなかったけどかなり興味深い。インドはイギリスの植民地支配下ゆえに第二次世界大戦は自動的に連合国側(イギリス側)として参戦させられてたらしいけど、如何せんガンジーを主としたインド人たちはイギリスに対し「まず独立させてくれ!」となったわけ。「独立を認めないならばイギリス人は英国から出ていけ!」という発想に至り、劇中序盤でもあったインド独立運動の戦士スバス・チャンドラ・ボースを筆頭に日本軍と協力して“インドを立ち去れ運動”が行われたらしい。INA(Indian National Army=インド国民軍)はその際にインド独立とインド人解放のために作られた組織。
インドは第二次世界大戦よりもその後独立する際に宗教でインドとパキスタンを別の国として独立させてしまった、のちの印パ戦争の方が重大ではあるので本作ではあまり知識をいらず楽しめるのが優しい。
タイトルのラングーンはミャンマーのヤンゴンの旧名称。

で本編についてだけど、
この時代は第二次世界大戦のせいで映画業界も低迷していて、その中でも一際活動していたのがミス・ジュリア。本作の主役。同じく俳優のルスィは婚約者。
兵士たちの慰問のため列車で移動、ジュリアにも護衛としてマリク伍長をつけるのだが、これが彼女にとって人生の始まりであり終わりである。日本軍の攻撃により兵士たちはバラバラになってしまい、ジュリアとマリクは森で二人(+日本軍の一人)で行動となる。
過酷な道中を共にした2人は次第に心を通わせていき、遂に取っ組み合いの後に泥まみれになりながらのキスをする。
このシーンが久しぶりにキュンキュン止まらなくて、私の中ではインド映画キュンキュンベストの上位にランクインされた。その後の別れとシャーヒドの表情まで全てがドキドキして息が出来なかった。
ここまでが前半。

後半はそんな2人の距離感に薄々気づいてる婚約者ルスィとの三角関係や、裏切り。
ただのラブストーリーではなく第二次世界大戦という大きな隔たりがあるのでそんな上手くいくはずもない。でも愛は止まらない。それが悲劇にも繋がる。


ボリウッド界の中でも極めてダンスが上手なシャーヒド・カプールを踊れないキャラとして一切踊らせなかったのは正解だった。さすが「Haider」の監督だけあり、ダンスやアクション以外でもシャーヒドを魅力的かつ渋く男らしく写してくれている。ルスィ役サイフ・アリー・カーンも絶妙な悪役であり、けれども高貴な雰囲気を漂わせていていつもの彼より素晴らしかった。
そして何といってもサントラが良いに尽きる。
音楽シーンがインド映画のダンスというよりミュージカルの様な導入や演出で不思議な感覚になる。
さとう

さとうの感想・評価

3.7
インドのアグラにて、ヒンドゥー語で鑑賞した作品。
ほんとに細かいところまでは理解できてないけど、ストーリーの大筋は知らん言語でもわかった。なんかおもろい
koryu

koryuの感想・評価

4.0
アクション、サスペンス、ラブストーリー、ミュージカル、お笑い、てんこ盛りのインド映画だが、反英、インド独立の筋が一本通っているため予想外の感動を覚えた。もっと多くの人に観てほしい作品。インド国民軍と日本との関わりや、なぜ今でもインドが特別な親日国であるのかに想いを馳せる機会にもなる。
戦争あり、アクションあり、お色気あり、三角関係あり、逃走劇あり、裏切りあり、歌あり、ダンスあり、、、、映画の面白い要素を全部取り込んだ、とてもパワフルなインド映画。

第二次世界大戦当初に実在したインドのアクション女優がモチーフで、彼女が前線慰問で戦地を訪れる中で(地獄の黙示録でも描かれているアレです)、戦闘に巻き込まれ活躍するという、映画を通り越して、ほとんど漫画みたいなストーリー。理屈抜きで夢中になれる!

前半に登場する日本兵を演じるのは、日本で活躍する俳優の川口覚。しっかりネイティヴの日本語で、更に日本の歌まで歌ってくれるので、なんだか嬉しかった。この前半のパートは敵同士、それから兵士と俳優という職業の壁を乗り越えた人間関係が描かれていて、なかなか見応えがある。

それにしても、僕が19人目のレビューとは少な過ぎる(笑) 現時点で日本未公開なので、仕方が無いとは言え、あの「バーフバリ」にも通じる全部乗せエンタメ作品だと思うので、本当に勿体無い。Netflixに加入している人はチェックしてみて欲しい。
れい

れいの感想・評価

5.0
DVDをインドのショップで発売と同時に速攻で買ったら到着日と同時にNetflixで配信開始となりましたw ちなみにBlu-rayもお土産でいただき、もちろんサントラCDも買い、私にとって一番大好きな、大切な大切な映画となっています。

ちなみにインドの映画には全く興味が無かったのですが、川口覚くん出演とあって他のインド映画(ほぼボリウッド)も少しずつ観るようになりました。インド映画特有のミュージカルシーンはバルドワジ監督の重さを感じる作風(とはいえ、従来の作品よりは重々しくない)にごく自然にマッチして、音楽も振り付けもかなり洗練された印象。主演のカンガナの演技が秀逸で、私の中で満島ひかりと並んでトップ女優となりました。懸念していた日本の描き方も、日本人の思想やその悲しさも正しく真っ直ぐに描かれていて満足。この映画において川口覚という芸術に真摯な俳優を起用したことはかなりの高ポイントとなったと感じます(実際に、批評や感想に於いて彼への評価が高く、ファンとして幸せ極まりない。)。

これから劇場公開もある(はず)なので、大きなスクリーンで沢山の日本人に観て欲しい映画です。個人的にはクライマックス以降があまり好きではないけれど、それを差し置いても満点の、ハリウッドにも引けを取らない異国の音楽と風景がとてつもなく美しい映画です。
T

Tの感想・評価

3.5
ヒトラーを連発するインド映画的ダンス演出が良い。日本・イギリス・ドイツ、色んな国を風刺するジュリアのパフォーマンス!『キック・アス』を意識しているだろう怪傑ジュリアが最高だった。WWⅡという時代の悪意に侵されてしまった哀しい愛の物語だった。
mary

maryの感想・評価

3.8
日本では劇場公開されてないインド映画の新作が大作も含め日本語字幕付きで配信される...なんていい時代になったんでしょう。みんなNetflix入ったらいいと思うよ!

こちらもなかなかの大作。
第二次世界大戦。インドとイギリス、そして日本。INAってなんだったっけってググってしまった。戦時中の話なだけあって終始物哀しい雰囲気。
音楽シーンの入り方が「ミュージカル」的なのが斬新。そして音楽が頭からはなれない。

主役3人の心の動きがイマイチ理解できなかったんだけど....それでも繰り返し観たくなるほどの見応えはありました。

「バカヤロウ」「ソンナコトシナクテイイ」「オカアサンハワカッテクレル」

あのお方が日本語喋ってる!?ってのも見所ですね。日本の役者さんも良かった!

おすすめ。
ヨルン

ヨルンの感想・評価

3.8
オープニングの所の入り方が好き
実験的な所と、この作品の掴みが分かる所が好き

今作で何より素晴らしかったのがサイフ様
やっと格好良いサイフ様を見れたし、彼の持つ優雅さ、優しさ、脆さがとても美しく引き出されていたと思う
そして泣く
美味しいとこ全部持ってっちゃっても、伏線の回収でも、あれはあれでJai Hindだったから良いんじゃないかなぁ、と思うのだけど、インド人もあれは笑ってしまったらしい
この作品、映画の世界と密接で、舞台だって事を考えると私はありだと思う

シャーヒドさんと川口さんの絡みには日本人ファンうはうはじゃないですかね
いっぱい聞いて練習してくれたんだろうなぁ…日本語

カンガナーの衣装素敵です
ジュリアとBloody Hellの曲のシーンとても格好良い!
インド国内より海外に売りに出していいのでは