羽仁進監督が「初恋・地獄篇」(1968)の翌年に手掛けた劇映画。撮影は同作の奥村祐治。作品テーマは官能と愛。原作は中国最高峰の怪異文学「聊斎志異(りょうさいしい)」(17世紀)から材を集めた栗田勇の…
>>続きを読む登場の瞬間からあちら側の存在感を放つ夫人、墓を暴くと出てくる金の棺、言いつけを破っておわり、と、スケベ青年の官能にっぽん昔ばなしといったかんじ。おもしろくはないけど。フィルムの褪色がきつくて映像の魅…
>>続きを読む愛奴が超絶滑舌悪い!ちょいHIROMIX似。
洋館、妖艶な夫人、フェイクファーの床。
雰囲気はいいけど、誰でも受け入れる女性に貞淑を求めたりとか、夕鶴や塩柱になるロトの妻みたいに「してはならん」と…
見たことないかなと思ってたけどめっちゃ見たことあったわ。
なんといっても刑事の岩下の非人間的な様子がバッチリ。
初めて愛奴としてる時とかピンクフロイド感あるサイケデリアで好き。
しかし愛奴というネー…
アートとエロスと死が融合の雰囲気映画で、いくらでも容易く文句言われそうですがこの絶妙なセンスとバランスは流石。誰かフィルムを綺麗に焼き直してください。湖の底は夫人の館と繋がっていると思い込み金の棺を…
>>続きを読む今風に言うところの「愛奴ってなんなん」なお話。男性の性的欲求の集合体であり、純粋なる官能の結晶、自らの内部に保有する事は出来ても、外部に存在する事は許されない、なんせ飲み食いをさせると消滅してしまう…
>>続きを読む裸はそれなりに出てくるがこの世ならざる光をその肌は柔らかく吸収してエロティックという感じにはならない。セックスも複数の肉体の絡み合いというよりは融合という感じ。
無上の愛と思われたものも長く付き合っ…
羽仁進のフィルモグラフィーの中でも最もカルト映画であり、上映に恵まれる機会が特にない一本。ただそんなにおもんないし、充たされた生活と初恋時獄編の劣化版みたいな話だから特にといった感じではある。ある青…
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