人間椅子の作品情報・感想・評価・動画配信

人間椅子1997年製作の映画)

製作国:

上映時間:86分

3.2

「人間椅子」に投稿された感想・評価

ねむい

ねむいの感想・評価

3.0
原作は20数ページの短編作品だから86分間も持つのか気になってたけど、原作とは違う展開になってるってこともあってそこまで間延びしてる印象はなかった。
人間が椅子の中に入ってるってベースは同じだけど原作とはパラレルワールドのほぼ別作品て感じ。倒錯的で耽美的な雰囲気が良かった。
ノッチ

ノッチの感想・評価

3.0
ある日、女流作家の篠崎佳子は、彼女の座る椅子そのものに化したという男からの手紙を受け取る。

やがて、彼女はその男との倒錯した愛の世界に落ちていく。

水谷俊之監督が江戸川乱歩の同名短編小説を、清水美砂主演で自ら脚本化し描いた官能ロマン。

人間のフェティシズム、エロティシズムにゾクゾクっと来る官能ロマン。

本の世界をより官能的に、映像としてより効果的に表現している。

椅子家具職人が、自ら椅子の中に入ってしまった、という手紙が、ある女流作家に送られてくる…というストーリーです。

一言で言えば変態映画です。

魚を嗅いで「セックスのにほいがする」と言い、魚に接吻する最初のシーンはもっていかれる。

夫が盲目になるくだりと触角のエロスに目覚める部分は、『盲獣』からの引用かな?

主演の清水美砂が美しい。

一番すごいと思ったのは美術です。

何というか、一つ一つの場面が ものすごく綺麗だったり、猥雑な風景もそれはそれですごく強烈な印象を残したり…。

因みにジャケットのおねえさんは、たまに妄想の世界に走る超潔癖性の売れっ子作家で、旦那はどこかのお金持ちです。

この、元は潔癖症で、真っ白な手袋をはめないと外の物にさわれない彼女が、触覚のみの世界にどっぷりつかるようになり、もはや必要なくなった大量の手袋を一斉に燃やす場面が印象に残ってます。
OnOrOff

OnOrOffの感想・評価

5.0
怪しさ満点

最近どこぞの局でドラマ化されていたが、この映画の方が100倍好みだ
Lisa

Lisaの感想・評価

3.5
監督が独自に描いた原作とは違う結末。とても退廃的で倒錯的で、そして滑稽でわたしは好きだった。夢か現か判然としない、物語そのものもそうだけれど、強欲にそちら方面に振り切れようとする監督の気概が十二分に感じられた。惜しむらくは、主演の清水美沙は、本当にそうなんじゃないかというくらい潔癖な女性を巧く演じていて素晴らしかったが、それ以外のキャスティングがいまいちでなかなかこの世界に浸れなかった点である。これは個人的な問題なのではあるが、この時代の作品特に邦画は、自分が一番TVを見ていた頃ブラウン管の中にいた人たちが多く出演しているのでどうしても余計なノイズが入ってしまう。取っつきやすい分、少し難儀する。
江戸川乱歩の短編小説の中でも特にお気に入りの作品。
清水美砂が終始妖艶で美しかった。
ただ今作ラストで描かれる独自の解釈はあまり好きになれなかった。

地上波で満島ひかりが演じていた人間椅子の方が良かったかな。
のと

のとの感想・評価

3.5
失うことでしか得られないものが
ほとんどなんだろうな…

エロもグロも無いけど、演者の方々がとても官能的で、色々と開発してくれる映画だと思います。
ちろる

ちろるの感想・評価

3.4
江戸川乱歩の描く初期のエログロナンセンス小説の中の代表作。

執筆当初、乱歩自身はこの物語を駄作だと言ったそうだが、乱歩ファンからは人気があったこの作品。
映像としては映画化されているものは少なく、短編ドラマで何度か観たことはあるけれど、原作のあの雰囲気をそのまま伝えるものはまだ観たことはない。
これもまた、原作とは少しエッセンスを加えて、作家とその夫の不気味で独特な「夫婦愛」をクローズアップしたものになっている。
また、主演の清水美沙さんが、夫人の潔癖性だという設定にしっくりハマっていてそれが後半に描かれるというか、恐らく監督が描きたかったと思われる「触れないセックスシーン」に効いてくる。
おかげでなんだか原作の持つ繊細さと、語り部である椅子職人の存在が汚された感じはするものの、ひとつの解釈として楽しむのにはちょうどいい乱歩の世界なのかもしれません。
Tomo

Tomoの感想・評価

2.0
乱歩の作品って、明智小五郎みたいな探偵物はともかく、猟奇耽美な作品を映像として表現するのは多分無理だと思う。

なぜなら、作品の中の非道徳性、つまり殺人やエロスの表現を美ととらえることは、人の想像や妄想を超越しなければ視聴者の満足を得られないからだと感じるからだ。

特に、人間椅子や陰獣、芋虫、白昼夢なんかは、短編という理由もあるけど脚色しすぎてオリジナルを壊す(実際壊してるのもある)ことで、作品の世界観が違くなると感じます。

さて、今回見た人間椅子(1997)も、例外なく大分脚色されてました。それでも2007版よりはましです。まだ淫靡な世界観があったので。というか、多分主演の清水美沙の妖艶な感じが良かったんだと思います。

椅子の中に入り、座る夫人を感じている男が椅子の中にいる!そこまでがこのストーリーの陰鬱なとこですけど、何か足りない。多分自分の妄想が、映像より激しいんだと思います。

そして当然ラストは原作と違います。当然ですね。人間椅子のラストはある意味オチみたいなもんですから。

陰獣や屋根裏の散歩者の映画も見ましたが、やはりピンときません。なので、乱歩を絡めた作品は、名探偵コナンに任せておけばいいような気がします。
Runa

Runaの感想・評価

3.5
えーーー結構好きかも!
蠱惑的。泥中に咲く徒花。
内容を楽しむより映像を楽しむもの。
江戸川乱歩の原作を少しナチュラルにしていて
奥様の美しさと椅子の気味悪さのコントラストが物足りないけれどこれはこれであり。
途中出てくる歌の表現や桃の表現がイカす。
じゅるりと桃をむしゃぶって、
はくはくと口を開く虫の息の鯉にくちづける。
意味わからんと言う人もいるだろうけど、
意味なんてないんや、感じろ。

直接的な表現は余り無く、
色々な官能の表現が面白かった。
こんな夜も良いでしょう。
マト

マトの感想・評価

3.5
ヌルヌルの鯉が不気味、、
國村隼人形が不気味、、
メガネなし光浦が不気味、、
椅子男が不気味、、

いやほんと、どんな態勢どんな状態で椅子の中に入っとるんや。
けど実際のところ椅子よりもサドルになりたい倒錯男性のほうが圧倒的に多いのじゃなかろうか。靴になりたい人も少しはいるかも。あとは…(もういい)
僕はね、どうせ椅子になるんだったらマッサージチェアになりたいです!でもおっさんとか座ってきそう(自爆)
藤原紀香めっちゃチョイ役。セリフすらなかった。
映画とは関係ないけどロックバンドの人間椅子めっちゃ好き。ライブ行きたい。