二コトコ島の作品情報・感想・評価

二コトコ島2008年製作の映画)

上映日:2017年10月14日

製作国:

上映時間:47分

3.3

あらすじ

大力・松田・三浦の3人は船に乗る。船に乗って、彼らは「どこか」へ向かう。とある島に到着した3人は、どこへ向かうでもなく、おしゃべりしながら岩山や森を歩き続ける。誰か一人が死んでも、彼らは歩き続ける。

「二コトコ島」に投稿された感想・評価

obao

obaoの感想・評価

3.7
@シネ・ヌーヴォ
予告から危惧したのは学生映画的なノリのグダグダ感。しかし、義理やら義務やらで劇場へと…そして、案の定学生映画のようであった。
が、これが不思議と観ているうちに面白くなってくる・・・謎。

男が3人フェリーに乗ってニコトコ島へ(?)。学生のような会話…そのなかに生と死という哲学的な命題が垣間見えて問いかけられているような錯覚を覚える。映像も何か観念的なものを感じる。
岩に顔が見えたり…それが微笑みかけているようで、モノクロの草原が緑に色付いて見えてくるようなアハ体験(?)も。

などと観る側の想像で勝手に映画を解釈して楽しむ典型であった。
と言うのは…上映後の舞台挨拶では大力拓哉監督と三浦崇志監督が登壇され、そんな観念的なことは何も考えずにその場のノリで撮り、その映像を見て「この岩は顔に見えるな」と後付けでセリフを足していっただけとのこと。

海外のコンペディションなどでも神が宿ると大絶賛されたり、なぜこんなくだらない映画を上映するのだと主催者に激怒した者もいたという、賛否両論の渦の中。
何とも不思議な魅力のある映画でした。
sato4

sato4の感想・評価

3.5
特集上映「大力拓哉・三浦崇志 監督特集」にて鑑賞。3人の男達がユルい関西弁でおしゃべりしながら歩き続ける様を見守るだけの映画。セリフの中の「大力君(だいりきくん)」のアクセントが良いなぁとだけ思いながら、途中までは退屈で退屈で堪らなかった。だが、中盤あたりから段々とクセになってきて評価が一変。エンディング直前の歌にも妙な魅力があった。大好きな映画、とまではいかないけれども観て良かったとは思える。
フィックス引き画のシャレた景色と、どーでもいいような会話が続く。それが、徐々にツボにハマっていく!!
Marrison

Marrisonの感想・評価

1.0
さいしょだけちょっときたいしちゃった
えいがはみるものじゃなくつくるものなんだね
Lumiere

Lumiereの感想・評価

5.0
見えてはいないものへのいらだたしい渇望としてある「批評体験」の歩みは、ある特定の作品の残像とのほとんど偶発的といえる遭遇によって啓発されるものでありながら、その足跡は目ざす作品自体の表面に刻まれるのではなく、いわば流動する無名性に還元されたいわゆる作品一般の海、それも水面ばかりではなく海底すら持ちえない海のさなかなのであって、だから、航跡をみずから消し去ることによってしか前進はありえないこの歩みは、襲いかかる存在の崩壊感覚を生の有限性のまぎれもない証としてうけとめ、それを苦悩や快楽とすり替えたくなる誘惑を排しつつ、これまた見えてはいないみずからの終息の地へとひたすら滑り続ける運動にほかならなくなり、いわば沈黙による沈黙への拒絶ともいうべきこの試みは、人間のありとあらゆるいとなみのうちで最も血なまぐさく、また狂暴な色調でいろどられているはずのものなのだ。