悪魔祓い、聖なる儀式の作品情報・感想・評価

「悪魔祓い、聖なる儀式」に投稿された感想・評価

Aya

Ayaの感想・評価

3.2
これドキュメンタリーですよね?
ということはこれに出てくる人は本気と書いて読み方はマジな訳で。

舞台はイタリアのシチリア島。
エクソシストとして人気の神父さんを主軸に、その教会に通う信徒さんを撮ってるんですけど、その人と話すために、遠くからきた人が優先、子供連れは優先とか、会う人をそこそこ選んでいたり、やっぱりみんな話したいから、朝イチで並んでたし!毎日来てる!と信徒さん同士でめっちゃ揉めるんですよねw

「〇〇からきました!」
「そこはそんなに遠くないでしょ」
とかで省かれたり、
「これは有名な聖水で」と貢物をした人は入れますw
基準はないやんw

相談内容は子供の反抗期、旦那の浮気、やる気がでない、信仰心が薄くなってきている、賃金未払い、いつも不機嫌、部屋が汚い、自慰行為しちゃうetc…
あ、でも全然ナンパとかしてましたよw

さすがイタリア・・・。
イタリアなんてフランス人並みに欲望に忠実なんじゃないの?!

ちなみに「やる気がでない」って言ってた人は「やらなあかんとはわかってるのについついテレビ見ちゃう」って感じですからね。

それ普通や!!

なんかネオナチっぽいスキンヘッドにタトゥーの青年が、キリストの肖像画を見て癒される、とか言ってて、でもクラブに遊びに行ってはドラッグをやり、彼女もいるんですけど、信仰心が厚いことで彼女と喧嘩になったり、説教中に大暴れしたりするんですけど、ミサに参加することをやめません。

そして、そんなに大きくない教会で肩肘をついた神父からの待望のミサが始まると、そこかしこで叫び声が聞こえ、さらに体を痙攣させ、挙句暴れる人まで出る始末。

いや、こんな具合悪くなる人いっぱい出るんならやめなよ!って言いたくなるぜ。
やらんかったら、みんな別にそんな状態にならないでしょ?!
どMなの?!

要は、神父の話を聞いて、自分が悩んでたり疑問に思ってたり、体調や精神の不調は全てイーブル(サタン・デビルという表現も)のせいで、その人の中に巣食っている悪魔を外に出している、という構図だそう。

もうフラッフラになってまともに歩けなかったり、吐いてしまってる人めっちゃいるんですよ!
でも外でタバコ吸ったら元気になったはったから、そんな心配しんでもいいのかもね!

そして、その大変になってる人たちを、祈りと聖水と十字架でなんとかしていくんですけど、関係がちょっと人間味を帯びてきて。

同じ教会に通っていても、あまり大変なことにならなかった自分は全然ケアしてもらえないし、大変なことにならないと祈ってくれないのか?とか他信者に対してジェラシーが芽生えたり、教会前で信者同士の(ちょっと色恋の)喧嘩が起きたり。

神父さんもあんまりみんなに相談、てか詰められたりまくるもんだから、だんだんアドバイス雑になって来て「職場が給料払ってくれないんです」って相談に「訴えるって言いなさい」とか、ミサのたびに毎回震えがきてる人に「心療内科へ行きなさい」とか言い出すしw

しかも電話でも悪魔払いやってます!
電話越しに呪文唱えてます!!
それアリなのww
アリだったら、電話で悪魔祓いやるエクソシストホラー(ていうかコメディホラー)見たいです!!
神父のお薬管理場面まで出てくる(けっこう骨粗鬆症とか甲状腺の薬とかのんではりますw)で、あなたが具合悪いのはサタンのせいじゃないのかよ!と思ったりね。

でも信徒さんには大人気のこの神父さん、いざ神父の会合に行ったら、食事はどどーんとステーキとゲータレードなんやけど、わりと他の神父からは距離を置かれてて、けっこう離れた席で一人でご飯食べてるんですね。

この人ヴァチカン的にどの位置にいる人なんだろう・・・。
他の若い神父たちはみんな情報交換し合ったり楽しそうにおしゃべりしてるのにぽつねん・・・。

最後EDで「フランスでは各教区に1人エクソシスト増加中!」とでます。
教会に救急センターができたり、アメリカにはその10倍の対応がされているとか。
それも2014年の発表なんですけどねw

なかなか興味深い映画です。
ただ、「悪魔祓い」ってタイトルっぽいインパクトはないですね。
熱心な信徒と神父の日常って感じ。
カトリックがなんと78%を占める国イタリア。

宗教は思想だと思うんですよね・・・だから人に迷惑かけない限り自由なんですけど、これと最近見た森達也監督の「A」「A2」を比べても・・・何が違うんだろう?と無神論者の私は思いました。


日本語字幕:比嘉 世津子
自壊花

自壊花の感想・評価

5.0
もう少し詳しく見たい
映画的にも除霊的にも腹八分目感で
完全に除霊仕切る様なシーンは無くその場凌ぎの様な印象、通いながら少しずつよくなったりする様で教えとしては結局の所信仰を強く持つ事
現実の個人の力とは矢張り宗教は少し離れた所にあるのか。
映画を見て需要がある事はとても良くわかったし必要性がある様にも感じたけれど
これだと根本的な解決には時間が掛かりそう
十年も二十年も苦しむのかと思うと結構つらい
asako

asakoの感想・評価

3.6
ホラー映画で見る悪魔に取り憑かれた人よりも行動や態度がソフトな分、リアルさが増す。普段は人間の中に静かに潜んでいて、聖歌を聴くと出てくる。
かと思えば自分の息子が学校に行かない理由を悪魔のせいだと考える親もいたりして、宗教って拠り所でもあり弊害なんだなぁと考えさせられた
華

華の感想・評価

2.5
映画「エクソシスト」などの創作は大好物だけど、この内容をドキュメンタリーでやられると正直白けてしまう。製作者はどういう立ち位置でこの映画を作ったのだろう。(携帯電話を通したお祓いはシュールで面白かった。)
MinKFJ

MinKFJの感想・評価

3.5
うはー凄い。何ですかコレ。現実ですか?本当に?
祈りの言葉と聖水をかけられ、神父が紫の布をかけただけ(のようにみえる、、)なのに。なにか憑いてる〜

悪魔憑きのひとは本当に白目むくんやな。リンダ・ブレアはリアルだったか。そういえば『エクソシスト』自体も元になった話があったんだよね。

エクソシスト養成講座とかエクソシスト会議とか真面目に行われていることにも地味に驚愕のドキュメント。日常と地続きなところにある悪魔祓い。めっちゃ需要あるんやな…
日本でも寺の護摩焚きとか、神社のお祓いとか滝に打たれるとかetc.あるけど、受ける人たちは皆神妙であんなに取り乱す人は見たことないんだが、日本ver.も八百万多様な何かあるんじゃないのか?

人間の深淵をみた。面白い。
パードレお疲れ様です。
laBamba01

laBamba01の感想・評価

3.0
名物的な神父のもとに群がり集う有象無象のよろず相談。

その中に、理屈や常識、理性で駆逐しきれない、何やら得体の知れないモノの影が見え隠れもして。

悪魔とは何だ。
聖書に記された出自や形とは別の、現代における悪魔の出現と教会の役割に興味が湧いた。

神の存在を信じる文化圏の人々だからこそ、悪魔に取り憑かれる...そんな事を思い浮かべながら。
Tadaki

Tadakiの感想・評価

3.5
近年エクソシストの需要が高まってるという。フィクションではなくドキュメント。
NHKでも特集やってて気になってたところにこの映画。

実際にいろんな悩みを抱えたひとが神父に相談し、取り憑かれている場合は悪魔祓いする。

こんな非科学的なのに、エクソシスト要請の学校まである。(たしか何かの事件がきっかけだったと記憶してます)

それだけ現代悩み多い人か駆け込んでるらしい。

悪魔祓いする側、憑依されてる側、どこまで実感があるのだろう。
ベテランのエクソシストは携帯越しでも悪魔祓いしてしまう!
それぐらい不思議だらけのシーン、しかも結構画面の雰囲気ある!が続きます。
面白かった…信じる信じないとかじゃなくて目の前で実際に起きてるはずなのに、どこか現実感が無いというか それほど当たり前に目の前に、「憑依」されてる状況がある。
ドキュメンタリーですけど飽きずに見られました 物語性があるわけじゃないんだけど、えっマジで?と画面の中で起こることにドキドキします 神父さんたち格好いいな〜
電話で悪魔退治ってできるんだ…色々参考になりました。
シチリアに教会を構える現代のエクソシスト(悪魔祓い師)カタルド神父のもとには、様ざまな悩みを抱える老若男女がひっきりなしに訪れる。不登校の子どもや浮気相談、不定愁訴に苦しむ者、果ては薬物中毒の若者まで「悪魔」からの救いを求めて押し寄せ、神父はときに携帯電話を通じて悪魔祓いに臨むシーンすらある。

朝夕のミサでは最中に暴れ、わめく者がいる一方で、「慢性的な」悪魔憑きの女性は教会の外にタバコを吸いに出るなど悪魔憑きも多様である。

カタルド神父を中心に、悪魔祓いを行う神父たちと、悪魔に憑かれたと主張する当事者たちの日常生活を追ったドキュメンタリーだが、特に後者の振る舞いや言動は興味深い。医療に救われずに教会へたどり着いた女性、社会に見放され逃げ場がなくなった麻薬中毒の青年、性被害を臭わせる女性など、世間の歪みに取り残された人びとばかりである。

悪魔祓いの是非や真偽は措いて、ある種のカウンセラーとしての神父たちと、そこに集う人びとの心性を慮る。
MRO

MROの感想・評価

3.5
ドキュメンタリー映画をちゃんと見たの初めてかもしれないけど空間の切り取られ方や間が綺麗でびっくりした
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