「アカデミー外国語」や「TIFF」といった年度の単体としてじゃなく「映画王国ジョージア」の百年文脈で視ることがまず重要。そうしてこそ、秀作性と惜しさがそれぞれ浮き彫りになる。
★ジョージア映画の…
泉の水で傷を癒すという土着の信仰が残る山奥の村。その泉を守る老父と娘。息子たちはそれぞれ宗教や学問の道に。文明化の中で徐々に忘れ去られる自然と祈りが揺らいでいく。発電所建設というわかりやすい物質文明…
>>続きを読む私の心に、美しい自然と静かな叙情詩的な作品によって、何かしら神が宿る村の神秘性を感じさせられたと同時にあたかも大自然に、人間の悩みなど些細な事と無言の声で、そう言いたげな声が聴こえてきた。やはり、美…
>>続きを読む(C) BAFIS and Tremora 2017