おだやかな革命の作品情報・感想・評価

おだやかな革命2017年製作の映画)

上映日:2018年02月03日

製作国:

上映時間:100分

3.7

あらすじ

ナレーション

「おだやかな革命」に投稿された感想・評価

原発大事故をきっかけに福島で立ち上がった電力会社の他、全国各地に巻き起こっている“エネルギー自治”のことを初めて知った。エネルギー政策から“自立”して、エネルギーを“自律”することは、地方再生の鍵を握るのではないだろうか?各自治体よ Wake Up!
シュウ

シュウの感想・評価

4.2
おだやかな革命とは何か

市場原理を中心に置き、合理性、効率性を優位させ、
人間すらもリソース化されて人生を切り刻んで生きるようになった現代

そんな状況から抜け出し
「自分はこう生きたい」という意思を軸に 
そう生きられているという実感を得ることを真ん中に置いて人生をデザインする

一人の意思から始まり、
その意思が自然資源と出会うことによって始まる「おだやかな革命」が
さまざまな地域で起き始めている

自分たちで力を合わせて自分たちの未来を作る
手の届く身近な範囲で具体的な活動を通して理想の社会を作る

生きるため 生活するための総合力
元来人間が持っていて眠っていたその力が
意思を持つ人によって伝播され 周囲の人たちが覚醒し
自然の力と人の力の相互作用によって
地域が生命を吹き返していく

自分は 地域は どうなりたいか 
どんなスピードで どんな規模まで成長したいか

衣食住を中心に自分のライフスタイルを考え直すきっかけとなった
5

5の感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

"おだやかな革命"の題名の背景は直接的に描かれていなかったけれど、滔々と流れる水のような。
ただ静かに、知る人ぞ知る革命を意味しているのかなと思う。

ドキュメンタリーかつ心に響く言葉が多くて、心が熱くなるし、うるっときた。
ただ、古いからこそ良いと捉えるだけではなくて、新しい価値観が生まれる場所や古いものから新しいものを作り出す。そういうバランスが大切だと感じた。
すー

すーの感想・評価

3.0
こういうドキュメンタリーを見ると、自然とともに生きる大切さをしみじみと考えてしまうけれどどこかで便利さにすがっちゃうなあ。
渡辺智史監督は「よみがえりのレシピ」で、在来作物を育てる農家、それを料理にするイタリアンシェフなどの姿を綺麗な自然の景色を活かして撮っている。
この作品も、風力や太陽光、水力、木という自然の力を活用して環境に負荷をかけない生活を目指す人々の姿を日本各地の景色と共に映している。
鶴田真由のナレーションも聴きやすかった。
sante

santeの感想・評価

-
これからどう暮らそうかと考える。随分前に観たので、大部分は忘れてしまった…また観たい。
山崎亮さんは言いました。

「おだやかな革命」はゆっくりと、しかし確実に起きている。その原動力は「学び」だ。
学んだ人たちがつながって、少しずつ目の前の状況を変えている。
この映画に登場する人たちは、本当によく学んでいる。お互いに学び合っている。この映画を観ることもまた大きな「学び」である。
それは「おだやかな革命」に参加することでもある。

おだやかな革命は、おだやかだけど、やさしいものではない。それなりの根気と、努力と、小さな動きを信じ続けること、あとは困難な状況を楽しむことのできる頭の良さも必要。私もおだやかな革命の参加したい。表面的にでなく、その土俵に立つには学び続け、変わらなければはじまらない。
石徹白にて水力発電に取り組まれる平野さん訪問後に映画が公開され、改めて「おだやかな革命」に取り組まれる平野さんの意思や実行力、そして方法や場所は違えど同じように取り組まれている方々の存在に、胸がじんわりとおだやかに熱くなった。
 地域エネルギー事業、地域活性と経済の内在化、過疎と高齢化、大都市への食料とエネルギー供給、地域貨幣システムの導入、太陽光発電と農業の相互土地活用、足元に産業を作り出す。福島、岐阜、秋田、岡山とそれぞれの地域が様々な方法で生み出していく地域エネルギーは、新しい産業を生み出すとともに、都会で失われていく住民自治の活力を育てている姿を見させてくれた。

 それは、この新しい地域で生まれた子供たちの声が先祖から受け継ぎ長年土地に育てられてきた古くからの住民にもおだやかな希望を与えたのは確かだ。都会からの移住者を受けいれ、これまでの生活から考えれば異質な提案を受け入れる村の住民組織も、村八分など小説や映画で描かれてきたものとはまったく異なってきている。

 吉里吉里人を見ているようにも思った。食料やエネルギーの自給自足はもちろん、村内で通用する貨幣制度の導入など、まさに目から鱗なのである。
正直、お世辞にも構成も編集もうまいとは言えないだけに(事例の羅列になっているだけで、まるでまとまりの悪いレポートを読んでいるような感じ)石徹白に絞った方が映画として、つまり物語として(それも最近まで石徹白が好きじゃなかった人まで出て来るんだから、素材はあったはず!)面白くなっただろう。でもそれを敢えてしないことで時代の流れを映し出そうと試みた映画。