女は見つめられるほどに、男は見つめるほどに、それぞれの核心に宿る空虚さを知ることになる。それは、愛と呼ばれる濃密な希求性が内実(対象の対象性)を失い、何かを希求する力のみが取り残されることによって浮…
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人は見たいものを見る。そこに無いものでも知覚すれば見えているような気がする。見るという行為には嘘が含まれているという原作の要素を、映画という"見る"娯楽で突きつけてくる。カメラという視点から映し出…
正直、全体的にピンとは来ない映画だったけど、一生忘れられないようなシーンがいくつかある。アントニオーニは『砂丘』しか観てないけど、あれも同じ読後感。
見えないものを見ようとする。原題は"Blow …
なんだこの気狂いピエロみたいな集団は。(実際ファッション性的なところもそれに似てた)と思ってたけど、パントマイムテニスでしっかり映画の鍵になってておもしろかった。
ラストシーンは言わずもがなだけど、…
この真っ赤なジャケットだけ見ると意味深で期待大でしたが、実際のシーンはこのストーリーにそれほど関係なかったです。
カメラマン📷て何故モテモテなんでしょうね?
恐らくですが、撮られる側はレンズを通…
難解、というより作家性に溢れたアートであるので、サスペンスめいたストーリーは気軽に楽しめる味付けではなかったが、かえって60年代ロンドンのカルチャーの空気を浴びるにはうってつけだった。
モッズ、ヒ…