ラストの長回しで窓の鉄格子をどうやってカメラがすり抜けたかが本当に謎な映画でした。思い返してみてもそこが一番気になる。
偶然居合わせた死体と入れ替わって旅をするという面白い設定に惹かれて鑑賞しまし…
ずっと「ラストタンゴ・イン・パリ」みたいな映画と勝手に思い込んでいたけど違った。話の筋らしきものもないようなグダグダした映画ならまだ気持ちの準備もできていたけど、逆にサスペンス的な設定なのでルーズな…
>>続きを読む記者のニコルソンは、自分とそっくりな男の死体を見る。彼はその男に成りすますが、結局自分も同じように死体となる。彼につきまとうマリア・シュナイダーは死神なのか。脚本はマーク・ペプロー。カルロ・ポンティ…
>>続きを読む【糞の詰まったムズムズした感じ】
ヴィム・ヴェンダースのロード・ムービーを先取りした感じもしなくはないアントニオーニの男女逃避行モノの佳作で、ラストの長回し映像が伝説化しているカルト作でもある。
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テレビレポーターのデイヴィッド・ロックは北アフリカの砂漠にいた。そこのホテルの隣室にいた自分に瓜ふたつの男、ロバートソンが死んでいた。彼は今までの仕事と結婚生活を捨て、ロバートソンとして生きようと決…
>>続きを読むいつも観終わるとグッと来るミケランジェロ・アントニオーニ監督作品。風景が主役で人間は後付けなんじゃないかと思えるほどの客観的でいて緻密な計算のカメラワーク、その距離感が好きです。説明は少なく、映像か…
>>続きを読む「何から逃げているの?」と聞かれた主人公が「振り返ればわかるさ」と答えても、後ろには何も見えないという場面がこの映画を象徴している。
前衛的な技法が凝らされているわけではないのに、常にどこか見たこと…
不思議な映画、
BGMもほとんどなく落ち着いた雰囲気が続いていくが話に引き込まれてしまった。
「何から逃げるてるの?」
「後ろを振り向いてごらん」
主人公の動機をなんとなく察してはいたが中盤でやっ…
ジャック・ニコルソンが好きなんです。アントニオーニは難しそうでやっと見る気になりました。旅先で死んだ人間になりすますが、その人間のヤバい奴だったという。細かいところはわかりにくいお話しでしたが、ちょ…
>>続きを読むDVDで観たよ。ミケランジェロ・アントニオーニ監督は『欲望』しか観たことがない。けれど、どことなくそのエッセンスを本作にも感じた。レンズ越しに覗き見る世界は何を映し出すのか、というテーマは『欲望』に…
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