イタリアの父の作品情報・感想・評価

イタリアの父2017年製作の映画)

Il padre d'Italia

製作国:

上映時間:93分

3.5

あらすじ

「イタリアの父」に投稿された感想・評価

花梛

花梛の感想・評価

3.5
イタリア映画祭2020オンラインで。
ルカマリネッリ出てるから見ておくか、という程度で見たんだけど意外と良かった。
孤児でゲイ、自身の家族との縁遠さを噛み締めて、或いは、そこかしこで大家族が集まる幸福そうな様子を横目に見て、生きてきた男に家族が出来る。
きっと堪らない幸福だろうなぁ。

タイトルが好き。

このレビューはネタバレを含みます

イタリアの父
結婚・家族としての関係を迫られ、別れを選んだ恐らくゲイの主人公。
彼がお店で助けた妊婦にイライラして大変。
妊婦だから感情の起伏が激しいのはわかるが、あまりに自己中心的。
あんな人近くにいたら絶対序盤で見捨てる。でも、主人公は見捨てない。
無茶な要望にも応じて優しすぎる。

自由奔放な彼女と恋人と別れたばかりで暗い表情の主人公。向こう見ずな彼女の行動に従いつつもまじめな意見を述べ導いていく主人公と、色々と固い主人公を持ち前の明るさで柔らかくさせていく彼女の関係が絆で結ばれていく様は見ていて楽しかった。

しかし、そこで二人のベッドシーンがくる。
なぜ肉体が必要なのか。
友情に、絆に、身体を含まなければならないのか。何でもかんでも恋愛系にもってく。
ここで彼女にイライラしていた私の心は折れ、観賞を断念した。500円もかけて、頑張ってみたけど、ラストが考えさせられる内容だと知ってはいたけど、無理だった。
Kabira

Kabiraの感想・評価

2.7
今年はコロナ禍で劇場に行けず、オンライン視聴で楽しんだイタリア映画祭。近年の傾向として、派手さはないけれど、じっくり魅せる映画作りになっていると思う。また、LGBTが基調になっている映画が多い気がする。この映画もその一つ。自由奔放な彼女の心理は理解しづらいが、彼の心の変化は同調できた。最後の最後に「イタリアの父」の意味がわかった。
KIMOOTA

KIMOOTAの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

パオロとミア、セックスしなくても良くない?
しないと子供を愛する説得力に欠ける?
友達としてのストーリーではダメだったのだろうか…

ミア役の方の年齢はお幾つか存じ上げないのですが、自分も同系のファッションやメイクを好むので、ときどき心が抉れた。

でもルカ・マリネッリの美しいご尊顔拝めただけでも価値がありました。
円盤だと特典映像もあって得した気分。
でも日本語字幕ください。
すー

すーの感想・評価

3.0
ルカ・マリネッリ目当てで。

ゲイバーで酔い潰れていた妊婦を介抱したことから始まる父親探しの旅。奔放な妊婦と行動を共にすることでパオロの心情、自信が求めているものに気付かされていく。だが、肝心の妊婦の心情がわかりにくかったな…
Sachika

Sachikaの感想・評価

3.8
親子の愛情、信仰、自由、性的指向。
ゲイクラブで出会った妊婦のミアを助けたパオロは、思いがけず彼女とイタリア横断の旅をする中で、自身の生い立ち、現在、そして未来を見つめる事になる。

ルカ・マリネッリ演じる孤独な男、パオロの繊細な表情が素晴らしく、胸をギュッと掴まれる。
自由に生きていたい、母親としての自覚を持てないミアの我儘に翻弄されながら、
孤児院で育ち、母の愛を知らないパオロは、ミアと彼女のお腹の子供に愛情を感じていく。

「ゲイだから子どもは持てない、自然に反する」そう考えていたパオロ。
彼の元にやってきた奇跡は、彼に希望と家族を与えた。
タイトル、まさか!って思ったけど笑

ミアは自分勝手だけど、パオロの孤独を救ったのは確か。
家族や愛情、出産というテーマに加え、宗教やジェンダー問題まで問いかける傑作。
彼女のジャケットのバックプリントがマリア様なのもまた…
本当に自分勝手なミアだけど、妊婦なのにシャンパンを片手に、盗んだウェディングドレスでナポリの街を駆け抜けるシーンが素敵だなあ。
ぽこ

ぽこの感想・評価

2.8
彼女が奔放すぎて共感できなかった。どちらかと言えばイライラした。なぜゲイの主人公が彼女に惹かれたのかさっぱりわからない。そんな勢いで親になってしまっていいの?
冒頭のルカマリネッリの全裸は眼福でした
maya

mayaの感想・評価

4.6
本作、思いがけず私の中でものすごく大切な映画のひとつになった。
結婚、家族、子供についてある種の拒絶反応を示す人、あるいは逆に異常な執着を示す人にとって、問題を解きほぐし、新しく本質的な一歩を踏み出させてくれる作品。

動物的な自然としての「出産」と、社会的な制度としての「結婚」を下敷きにした「家族」に、愛が芽生えて幸せが訪れる方が不自然なのでは?という違和感を、繊細にふたりの人間の心の触れ合いを描くことで浮き彫りにしていく。家族や出産を否定するのではなく、そこに愛が生まれるのは何故なのかを、丁寧に描き出している。パオロがゲイセクシュアルである設定は本当に重要だと思う。愛や絆がある関係が、性愛に突然あっさり負けてしまうことにとても違和感を感じていたので、ミアがクラブでイケメンをひっかけた後、パオロのところに戻ってきて寄り添うシーンに「愛にはまだ力があるはず」と思い直すことができた。

規範に苦しむパオロの「無理をすることは自然に反する」に対する、「自然は毎日奇跡を起こす、この私も、奇跡のひとつ」というアンサー、完璧すぎる。人間ひとり、その存在こそ奇跡だという、根本からの反自然性にハッとさせられる。

パオロが赤ちゃんの手を握り「お前は小さな奇跡、そして奇跡とは自然に反するものだ」と独白するシーン、こんなにも、親の愛そのものを描いているシーンを他に知らない。愛はまさしく、自然にも、制度にも反する奇跡であり、そこに「家族」のかけがえのなさがあるのだろう。
はと

はとの感想・評価

4.0
イタリア映画祭2020オンライン配信。
ルカ・マリネッリ主演作。

カトリックの国イタリアは家族の結びつきが強い国民性。西欧の中では比較的、家父長制度も根強く、LGBTQには厳しめの国という印象がある。(日本よりは格段に良いだろうけど)そんな国で、孤児でありゲイであるパオロが切実に求めているものが、とにかく悲しく切ない。そして、奔放でワガママにも見えるミアは、母になりたくない、自由に生きたい独身女性の生きづらさを象徴しているように感じた。

知識が乏しいので全てはわからないけど、キリスト教の暗喩があちこちに散りばめられている。ふたりの名前をマリアとヨセフにする案もあったそう。奇跡は自然に反しているからこそ奇跡。ルカ・マリネッリの繊細な演技が最高でした。
mossan

mossanの感想・評価

2.9

このレビューはネタバレを含みます

前半が退屈。
ミアの身勝手さにイライラ。

パオロお人好し過ぎだろ。
上司に車借りて、トリノからローマまで送るとか。。
結局、ローマでも帰るとこがなくてミアの実家に行くことになるんだけど...
今までどうやって生きてきたのかと。
着の身着のまま...?

孤児院に行くシーンもあったけど、都合良くね...?トリノ出身じゃないんか。

ゲイなのに...?なシーンもあり。
対象は男性じゃないのか?

ミアの母親との確執もハッキリわからないし。
母親と合わないからあんな風になってしまったのか、元から奔放な子だったのか。
ミアにも幸せになってほしいな。
もう友達としてパオロと一緒に暮らせばいいのに!!

タイトルがそのままだった。
ストレートで好きだわ!
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