ノーマークの傑作に思わず唸る
ほぼホラーなのだが、旦那がいなくなった後の部屋のショットが凄い。団地特有のリビングとその隣の部屋が襖で仕切られている構造。
鳥を数える、脅迫文、やばそうな3人組、時…
☑️『団地妻・昼下りの情事』及び『団地妻・ニュータウン禁漁区』▶️▶️
勿論一般的には評価されていたのだが、個人的にたいして観ずに過小評価していた映画作家も結構多い。鈴木則文や、『団地妻』シ…
干渉陵辱裏切り復讐を経て立派な団地妻に完成した仁科まり子さん、冒頭とラストの華麗な入れ替わりにこちらも心地よいカタルシス。フリルついた妻のエプロンで浮気のお詫びにと焼きそばを拵える北見さんが一瞬「ス…
>>続きを読む人物の、ショットの切り替わりと共に突如現れるという登場の仕方が、コメディではなくだんだんホラーになっていく。迷惑電話、脅迫文、黒髪の女性を背後からじっと捉えるカメラ、病的に鳩の数を数える女性など、ホ…
>>続きを読む専業主婦の不可避的な抑圧と倦怠から自らの性を宿命的に解放させていく「団地妻」なる神話的存在の生成装置として団地を取り扱う視座と円環構造が、西村昭五郎のシリーズ最終作にふさわしい総決算感。モニターやマ…
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