銀座の洋裁店に勤める明日子(入江たか子)は最高のドレスを爆誕させる、画面目一杯に左から右へ作り手の女性たちの顔をパンで次第に都会の夜へオーバーラップ。東郷青児風のカレンダーに孤独な夜は自宅の金魚鉢の…
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何ものも止めることのできない物語が展開し登場人物と観客もろとも巻き込んで、感情の突如の起伏にも説明なしで画の力だけで持っていく演出で、ロッセリーニやカラックスを見ている気分。入江たか子が休日に同僚か…
>>続きを読む伏水修の音楽映画。しかし、なぜか開放感に乏しい。お針子たちの歌にしても、『ウエストサイド物語』のお針子たちの明るさが、ここにはなく、職場も女性たちも閉塞感に支配されているのは37年という時代を反映し…
>>続きを読む良い。市川崑の傑作『恋人』も彷彿とさせるような浮わついた3日間の話。お針子たちの労働者映画のような明るく健全な導入から、仕事を終えて帰宅の途に着く入江たか子を襲うどうにもしがたい寂しさ(性的欲求不満…
>>続きを読む男には奥手の仕立て屋で働く娘が、友達に約束をすっぽかされ一人で出かけた自然公園で偶然一人の男と知り合い、心を動かされるお話。台詞は少なめで、音楽を楽しむ映画なのかな。
全体の出来は普通だと思うけど…
入江たか子は、その眼が特徴的だ。つぶ貝のような不思議な眼をしている。
魅力的と言うより魅惑的という表現の方が合う。そういう大女優さんが戦前から戦後にかけての映画には多い。
この映画は、科白の少ない…
伏水は、前世紀からの個人的確信によれば、映画史上の稀なる天才の一人だと思う。見れた範囲でいうと全てが傑作であり、時代劇の山中·フランスのヴィゴに比肩し、同時代の刹那·鮮烈を気づかず記しつけていたと…
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