七つの会議のネタバレレビュー・内容・結末

七つの会議2018年製作の映画)

上映日:2019年02月01日

製作国:

上映時間:119分

ジャンル:

3.9

あらすじ

「七つの会議」に投稿されたネタバレ・内容・結末

「七つの会議」は、池井戸作品の中で一番好きな小説なので期待して見た。
原作だと無駄なく一気に畳みかけていく展開が本当に見事なのだが、実写でそれを再現するのはさすがに難しかったか。謎を追う途中で少し中だるみする感じがした。
あと、次々に語り手が変わっていくのは小説では普通だけど、映画だとやや唐突感が…。出演シーンが短い人は語らなくてもいいような気がした。

思い入れが強い作品なので辛口になってしまったが、全体的には組織犯罪はどうして起こるかという大きなテーマをしっかり描ききっていて、良い映画だと思う。
しかも実際に日本企業で起こったらトップはやっぱりこういう選択するだろうなーと、容易に想像できてしまうところが怖い。
池井戸さん観たことなかったけど、流行ってる理由分かった!面白い。
そしてこれに共感してる人が多い日本って怖すぎる。一生共感したくない。
「あんな働き方強要する会社なんてみんな早く辞めて、ブラック企業なんて潰したればいいやん!」って思ってたけど、そのサムライ魂のお陰で発展したっていう最後のセリフを聞いて、ほんと長所と短所は表裏一体やなぁって再確認。
出演者が隅から隅まで豪華。
狂言の舞台を定期的に観に行くので野村萬斎主演ということ自体が自分にとっては最高に贅沢だった。でも敢えての演出なのだろうけれど、1人だけ演技が浮いていた…。

住んでる家のシーン、あんな風に机か何かに身体預けて泣く!?となってそこは笑った。

最後の無音の中での萬斎さんの長台詞。今の日本で起きているリアルな出来事。ゆっくりと着実に堕ちていく日本。
メモ

池井戸潤の作品という事で鑑賞。
前情報一切なしで見出したので及川光博と同じ視点で見れて楽しめた。

野村萬斎が出てきた時も主人公?やから何かあるんやろうけど、なんなんやこの人は…
っていう気持ちから入り、登場人物それぞれの視点で話が進むにつれ八角が話にやたら絡んでくる、そして適当な男ではなく信念を持って行動していた事が分かり、及川光博と同じように野村萬斎の見方が徐々に変わって行った。
物語の展開が進むまでの部分が長かった気がするわりに飽きずにじっくり見れた。

結論を言えば大規模なリコール隠しの話ってだけだが、その中で登場人物それぞれの思惑や欲や私欲が生々しく真実に辿り着くまでの過程も徐々に真相が見えてくる感じで見入ってしまった。
最終的に社長すらもリコールを公表しない結論を出し、八角が内部告発して作品終了。綺麗事で終わりの作品よりも生々しくて終わり方が好きだった。
単なる勧善懲悪のお話と捉えては勿体なさすぎる作品。

われわれ社会人たちへ
「あなたはどうですか?」と投げかけられているような…

ほとんどのひとは自身の仕事と照らし合わせて省みたとき、なにか思い当たる節があるのではないか。
誠実に嘘をつかずに仕事に臨んでいるか。
ちょっとだけ…のつもりでやり始めたウソが雪だるま式に大きくなりいつの間にか自分ではどうしようも無い大きさになっている。
そんなことは決してありえないことではない。
どんな仕事でも人の命に関わる危険を孕んでいる。
明日は我が身。
仕事をする上で、慣れは大事だが同時に怖いものでもある。
顔の圧!!
ミッチーが一番目立たない映画って。笑

2019#123
何この展開
全く予想してなかった流れに
めちゃくちゃ面白かった

ストーリーも良く練られており 序盤の展開とテンポよく伏線の回収が出来ていて 見ていて飽きない作りになっていると思いました
企業不祥事系の作品としては かなり出来が良いのではないかと

ただ ネジの品質上の問題は 企業の体質だけでは 無理な様な気がするのだが
作中では耐久力的には半分しかなく
会議イスならともかく 飛行機や新幹線のイスで問題が起こらないわけないと思うのだけど そもそも下請けとグルだとしても 出荷前に誰かが気づくレベルでは…
また 御前会議後に証拠は全部持って行かれて イスの下にネジが一本だけ…の展開も 実際に世に出てる物があるのだから証拠は山ほどあると思ったり
もとは短編小説の組み合わせということでしたが 綺麗にまとめられており またどこかの考察で七つの会議と七つの大罪を掛けているというのも面白いと思いました
池井戸作品で言うと、香川照之が最終的にちょっと意外な役回りになっていた
八角さんかっちょええ!
『七つの会議』を観て最初に思ったこと、それは、「あぁそうだ、池井戸作品だったなこれは」ということだった。

再生して数分でそう思うほど池井戸ワールド全開な本作は、勤務先の電機メーカーで起きた不祥事に巻き込まれてしまった、中堅社員たちを描いた企業モノの映画だ。

他に映像化されたもので言うと、『半沢直樹』『ルーズヴェルト・ゲーム』『空飛ぶタイヤ』を観たことがあって、映画になっているものは初めて観た。

で、思った。

池井戸作品は、こういうふうに撮らなきゃいけない条例でもあるのか?

あらゆる要素が、観たことある感じ。 

観たことあるような出演者。
観たことあるようなストーリー。
観たことあるような演出。

ベタとかそういうのじゃない。

観終わってから調べてみたら、『七つの会議』を撮った福澤克雄監督は、『半沢直樹』や『ルーズヴェルト・ゲーム』の演出家でもあったそうなので、そりゃそうだと合点がいった。


マジメな社員が上司の不正を暴いてみたら、思っていたよりドデカイ事件で、しかも上司だけじゃなく会社ぐるみの不正をしていて、権力に負けて真実が揉み消されそうになるんだけど主人公が活躍し、最終的に親会社の社長が大岡裁きをしてくれるかと思いきやコイツも大概っていう。

もちろん役者陣が豪華で、ストーリー自体も面白いんですが、展開が分っちゃうからそこまでのめり込めなかったってのが正直なところ。

なんなんだろうなぁ。
同じ、展開が分かってしまう系の映画であっても、インド映画だとそれが良いって思えるのに、これは途中で携帯見始めてしまった。

期待が高かっただけに、ちょっと残念でした。
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