先に原作を読んでしまったので、一言で表すなら「解釈違い」。
作り手と私じゃ物語の受け止め方が違ったみたい。
殺し屋専用の食堂が舞台で、食事を摂るという当たり前の行為と殺し合いとの非日常感が対比になる…
蜷川実花監督らしい色彩と耽美な世界観に、藤原竜也演じる天才シェフ・ボンベロの狂気が重なる。
極彩色の美と、暴力と、そして食の官能。
豪華キャストが放つ異様な存在感に圧倒されつつも、「生きるとは?」…
話の内容はぜんっぜん好きじゃなかったけど、蜷川実花監督特有の画面の配色感で登場してくる料理が持つ願いや意味が表現されていて良かった。
アニメなら映えそうみたいな見せ方が多すぎてシュールだった。
唯一…
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