マシュー・ボーン IN CINEMA シンデレラの作品情報・感想・評価

マシュー・ボーン IN CINEMA シンデレラ2017年製作の映画)

Matthew Bourne's Cinderella

上映日:2018年11月03日

製作国:

上映時間:110分

3.8

あらすじ

「マシュー・ボーン IN CINEMA シンデレラ」に投稿された感想・評価

まつこ

まつこの感想・評価

3.6
思った以上にぶっ飛んだシンデレラでした。

なんとなくスルーしてきたマシューボーン。「赤い靴」なら行ってみるかと思っていたのですがコロナで動きにくくなってしまい、またご縁がなかったなぁと諦めていたんですよね。先日の放送でようやくデビューできました。

何故か戦争を下敷きにしているので全体的に彩度も明度も低いのですが、その分ドレスやガラスの靴がキラキラ輝いて見えました。シンデレラと書いてなかったら気付けない人もいるのでは…というくらい斬新!確かに私の中のバレエが少しぶっ壊れました!こんなに自由でいいんだなぁ。ただコレが好きかと聞かれると…考えてしまうかな。美術と衣装はとっても好みでしたがもう少し王道なシンデレラを楽しみたかったかな〜。

memo
演出・振り付け マシューボーン
舞台・衣装 レズブラザーストン
音楽 セルゲイ・プロコフィエフ
照明 ニール・オースティン
す

すの感想・評価

-
王道シンデレラの物語が第二次世界大戦中のロンドンを舞台に斬新にアレンジされているのに、抵抗なく受け入れることができてすばらしい演出だった。マシュー・ボーン、どういう思考回路なんだろう。。。
脇を固める役者がすごくて、特に2幕の、継母を中心にナイトクラブで踊るシーンがよかった。継母のチュールのロングドレスが一桁違うね?ってくらい洗練されたデザインで最高。ビジュアルがよい悪役が好きです。
舞台セットもロンドン要素が詰まっていてロンドンに思い入れのある人なら絶対ワクワクすると思う。生で観たかった!
る

るの感想・評価

3.6
ずっと気になっていた映画。本格的なバレエの映画は初。設定をだいぶ変えたシンデレラストーリーが斬新だった。バレエだから中世が舞台の普通のシンデレラのお話も見てみたいな
タノ

タノの感想・評価

3.2
シンデレラとあったので今までのと違い驚いたけど、戦時中と合わせてて斬新だった。
コミカルな場面もあり面白かった。
表現の仕方や踊りが素晴らしくて観ていて楽しかった。
ロアー

ロアーの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

去年の秋ごろだったかに日本公演があって、非常に行きたかったものの予定を盛り込み過ぎていたので結局行けず💦何とか映画で観れてよかった✨

舞台はWWⅡ戦時中のイギリス、といきなりのぶっ飛び設定。王子のポジションには飛行機のパイロット、フェアリーゴッドマザーあらためエンジェルと、ベースのストーリーは一緒でも全く新しい世界感で、マシュー・ボーンの頭の中どうなってるんだろう?と改めて思ってしまった。シンデレラに限らず、彼演出のバレエって口ポカーン的な衝撃度で言えば、プロデューサーズの春の日のヒトラーに匹敵すると思う😝次いつになるかわからないけど、今度は生公演で観たいな💕とりあえず今は夏の、白鳥の湖の最前列鑑賞が楽しみで仕方ない✨

以下、感想もというまく纏められなかったので箇条書きメモ✍️バレエには詳しくないので本当素人的な感想。これもネタバレというのかな?

・一応バレエなのにいきなりパパ車椅子💦
・継母の連れ子が多くて5人もいたのが驚き。明らかに2回目の結婚ではなさそう
・アル中の継母に足(靴?)フェチの長男、ゲイの次男とキャラが濃くて、本来の姉2人のキャラが薄く感じてしまうほど。だけど2人とも大変美しい✨
・継母も本当美人💕舞台では男に逃げられてたけど、さすがメチャクチャ綺麗な脚のライン😍
・トルソーダンス面白かった。瞬き全然してない😮あのウインク、舞台だとよっぽど近くじゃないと見えなかったかも💕
・エンジェルが大変セクシーすぎて困った。全身シルク?サテン?の真っ白スーツなのに、タイツ以上にヒップラインが気になるとは💦
・カボチャの馬車じゃなくバイク。舞踏会じゃなくてダンパ✨
・シンデレラのモテぶりを表現したある意味ラインダンスな振り付けが面白かった(コンガじゃないよ)グラス片手に踊ったり、この辺の振り付け色々面白い✨
・次男が去り際ガッツリ彼氏の尻掴んでた(笑)
・1番古典的なバレエらしい振り付けのシーンでは、シンデレラまさかの下着姿😚うん、古典的なおとぎ話じゃないから会ったその日にベッドインでも別に全然いいんだよね💦
・雨のシーン、本当の水使ってたように見えた。実際どうだったのか気になる
・王子じゃなくパイロットなので、靴の持ち主を見つけるためにも大変。金をスラれたりリンチされたり頭おかしいと思われたり散々すぎる。でもホント靴フェチの変態にしか見えん😂
・ラストに向かって、ドクターなエンジェルも病院のスタッフもシンデレラもパイロットもみんな眼鏡。驚異の眼鏡率に眼鏡好きの私歓喜💕
・結局、継母の頭に乗った靴の意味が理解できてない
マシュー・ボーンとマシュー・ヴォーンを勘違いしたまま観に行った(好きな方にとっては失礼ですいません)。

古典を現代に持ってくる、という所に興味があって鑑賞したが、原作よりこっちのほうがユーモアもあり私は好きだった。大学でこういう作品を、時代背景に照らし合わせて解説してくれる授業があったら履修してたと思う。
他の作品も、今度はマシュー・「ボ」ーン作品として観に行きたい。
わをん

わをんの感想・評価

5.0
SNSで見かけてから、絶対に見たいと思っていたら隣街の映画館で上映されてるのを発見。簡単なあらすじだけを知っていたのですが、まさかバレエとは。
普段は映画ばかりみて演劇は宝塚と下北沢の劇場くらいしか見なかったバレエ所見の私が、めちゃくちゃ楽しめた素晴らしい舞台でした。
バレエだから英語気にしなくていいし、流れに身を任せて観劇できるのもよき。
物語の展開も、ええーー??と驚くものばかり。いい意味で裏切られた。バレエは分かる人にしか分からない舞台だと思い込んでいた私の偏見がぶっ壊されました。軍服やスーツで踊ったり、少し太めの殿方も可憐に踊っていたり、大がかりな舞台セットもすごかったし、何が言いたいかというと、見ていないヒトはすぐに見てほしい。
個人的には、シンデレラとパイロットが夢のカフェドパリで踊っている背景で、男性同士のカップル成立していく過程が見過ごせなかった。
バレエという可能性を広げてくれたマシューボーン氏の舞台、これからもっと掘り下げて見ていきたい。
オヨヨ

オヨヨの感想・評価

4.5
バレエを観るといつも思う。人の体って美しい。体と表情の表現力ってすごい。表現出来ないことってあるのかなぁと。
また、マシュー・ボーンの振付けが斬新!
設定が第二次大戦下のロンドンだし。
舞台を観たかった〜。
主演のシンデレラとパイロットは、もちろんだけど、継母の役の人が怖くて美しかった。お酒を飲んで絡むシーンとかもう!
エンジェルの神々しい存在感もさすが。シンデレラとシンクロして踊るところが良かった。
エンドロールはロンドン公演の観客と一緒に小さく拍手👏
舞台は第二次大戦中のロンドン、灰かぶり姫の灰は戦火の灰。舞踏会はクリスマスパーティに、かぼちゃの馬車はバイクとサイドカーに、王子はパイロットに、そして2人は大空襲で引き裂かれ。でも思ったほどダークでヘヴィではなく、優しい魔法だった。
シンデレラの地味なセーターとプリーツスカート、継母の黒いドレス、エンジェルの真っ白なスーツといったモノトーンの衣装デザインが素敵で、バレエダンサーの身体と振り付けがよく映えて美しい。展開のテンポが早く、シンデレラや継母ファミリーも個性豊かで、バレエ技術だけでなく俳優としての演技力もまた凄い。そして時計が巻き戻され、人々が蘇る魔法!レースのカーテン越しに見せる、シンプルな演出とマジカルな動きにうっとり。意外にも温かい結末だったのは、暗く辛い時代背景だからこそロマンスと魔法が求められるということかもしれない。ファミリーの男子たち可愛かった。
ラウぺ

ラウぺの感想・評価

3.8
コンテンポラリー・ダンスやバレエの振付・演出家のビッグネーム、マシュー・ボーンによる「シンデレラ」。10月には東京公演が行われていましたが、こちらは2017年ロンドン公演の模様を収録したもの。

シンデレラのバレエといえば音楽はセルゲイ・プロコフィエフ。
第二次大戦中に書かれ、初演は1945年と交響曲第5番などと同時期の、作曲者が健康を害す直前のもっとも充実した時代の作曲。バレエは3幕からなり、あらすじはよくご存知のとおり。
で、マシュー・ボーンの「シンデレラ」の奇抜なところは舞台を第二次大戦中のロンドンに設定したところ。
物語は実在したダンスホール「カフェ・ド・パリ」が爆撃により大勢の犠牲者が出たことを下敷きにしているとのことですが、継母とその兄妹にいじめられているシンデレラが舞踏会に行くという基本のあらすじは同じながら、シンデレラの相手はRAF(イギリス空軍)のパイロット、爆撃で荒廃したロンドンの街を片方の靴を持ちながらシンデレラを探す、というストーリーとなっています。
1,2幕の音楽は若干変更されたところがあるとのことですが、3幕はオリジナルのまま使用。
バスドラムやタンバリンなどが登場する箇所で自然に物語に溶け込ませているところも注目です。
3幕ではディベルティスマンの要素がほぼない音楽なので、カーテンコールではもっとも有名なテーマが再び登場し、豪華に締め括られます。

衣装はトウシューズにレオタードといった古典的なものとは違い、軍服にドレス、ハイヒールといったスタイル。実際に観るまではこれでスマートに演じられるのだろうかと思ったのですが、結果的にそんなことはまったくの杞憂でした。
バレエといっても終始踊り続けているというわけではなく、動きの少ないところはイメージ的にはパントマイムに近い雰囲気だと思います。
それはバレエというイメージからは想像できないほど演劇的要素の強いもので、これを演じるにはバレエ・演劇両方の素養がないと不可能かと思われました。
感情の微妙なニュアンスまで演じ切ることで、しっかりとストーリーのある物語をセリフ無しで伝えることに成功していたと思いました。

バレエ・演劇の複合的な演出という点では第2幕の冒頭、破壊された店内を天使が時間を巻き戻すことで往時の活気が蘇るところなど見事というほかありません。
もちろん、純粋なバレエとして見ても見どころは大変多く、特に第1幕でのシンデレラがマネキンと踊るところや、天使がパイロットとの間を取り持つ場面での絶妙な絡み、第2幕の「カフェ・ド・パリ」での集団での踊りなど、思わず身を乗り出すレベル。
ライブなので素晴らしいと思うところに時折拍手が入りますが、映画なので拍手ができないことが逆にもどかしく感じるほどです。

約2時間があっという間に過ぎ、大変心地良い体験をすることができました。
実際のライブを見たらもっと大きな感激があるのかと思いますが、劇場に通わずにこうした画期的な演出を気軽に体験できるのは大きなメリットだと思います。

マシュー・ボーンの「白鳥の湖」2019年東京公演の先行予約のチラシが劇場に置いてありましたが、中央に載っているオデットはなんとオトコ。
後から調べるとこの「白鳥の湖」の初演は1995年で、来年の東京公演は5回目なのだとか。
時代はとっくの昔に先に行っているのでした。
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