マシュー・ボーン IN CINEMA シンデレラの作品情報・感想・評価

マシュー・ボーン IN CINEMA シンデレラ2017年製作の映画)

Matthew Bourne's Cinderella

上映日:2018年11月03日

製作国:

上映時間:110分

3.9

あらすじ

「マシュー・ボーン IN CINEMA シンデレラ」に投稿された感想・評価

ロアー

ロアーの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

去年の秋ごろだったかに日本公演があって、非常に行きたかったものの予定を盛り込み過ぎていたので結局行けず💦何とか映画で観れてよかった✨

舞台はWWⅡ戦時中のイギリス、といきなりのぶっ飛び設定。王子のポジションには飛行機のパイロット、フェアリーゴッドマザーあらためエンジェルと、ベースのストーリーは一緒でも全く新しい世界感で、マシュー・ボーンの頭の中どうなってるんだろう?と改めて思ってしまった。シンデレラに限らず、彼演出のバレエって口ポカーン的な衝撃度で言えば、プロデューサーズの春の日のヒトラーに匹敵すると思う😝次いつになるかわからないけど、今度は生公演で観たいな💕とりあえず今は夏の、白鳥の湖の最前列鑑賞が楽しみで仕方ない✨

以下、感想もというまく纏められなかったので箇条書きメモ✍️バレエには詳しくないので本当素人的な感想。これもネタバレというのかな?

・一応バレエなのにいきなりパパ車椅子💦
・継母の連れ子が多くて5人もいたのが驚き。明らかに2回目の結婚ではなさそう
・アル中の継母に足(靴?)フェチの長男、ゲイの次男とキャラが濃くて、本来の姉2人のキャラが薄く感じてしまうほど。だけど2人とも大変美しい✨
・継母も本当美人💕舞台では男に逃げられてたけど、さすがメチャクチャ綺麗な脚のライン😍
・トルソーダンス面白かった。瞬き全然してない😮あのウインク、舞台だとよっぽど近くじゃないと見えなかったかも💕
・エンジェルが大変セクシーすぎて困った。全身シルク?サテン?の真っ白スーツなのに、タイツ以上にヒップラインが気になるとは💦
・カボチャの馬車じゃなくバイク。舞踏会じゃなくてダンパ✨
・シンデレラのモテぶりを表現したある意味ラインダンスな振り付けが面白かった(コンガじゃないよ)グラス片手に踊ったり、この辺の振り付け色々面白い✨
・次男が去り際ガッツリ彼氏の尻掴んでた(笑)
・1番古典的なバレエらしい振り付けのシーンでは、シンデレラまさかの下着姿😚うん、古典的なおとぎ話じゃないから会ったその日にベッドインでも別に全然いいんだよね💦
・雨のシーン、本当の水使ってたように見えた。実際どうだったのか気になる
・王子じゃなくパイロットなので、靴の持ち主を見つけるためにも大変。金をスラれたりリンチされたり頭おかしいと思われたり散々すぎる。でもホント靴フェチの変態にしか見えん😂
・ラストに向かって、ドクターなエンジェルも病院のスタッフもシンデレラもパイロットもみんな眼鏡。驚異の眼鏡率に眼鏡好きの私歓喜💕
・結局、継母の頭に乗った靴の意味が理解できてない
わをん

わをんの感想・評価

5.0
SNSで見かけてから、絶対に見たいと思っていたら隣街の映画館で上映されてるのを発見。簡単なあらすじだけを知っていたのですが、まさかバレエとは。
普段は映画ばかりみて演劇は宝塚と下北沢の劇場くらいしか見なかったバレエ所見の私が、めちゃくちゃ楽しめた素晴らしい舞台でした。
バレエだから英語気にしなくていいし、流れに身を任せて観劇できるのもよき。
物語の展開も、ええーー??と驚くものばかり。いい意味で裏切られた。バレエは分かる人にしか分からない舞台だと思い込んでいた私の偏見がぶっ壊されました。軍服やスーツで踊ったり、少し太めの殿方も可憐に踊っていたり、大がかりな舞台セットもすごかったし、何が言いたいかというと、見ていないヒトはすぐに見てほしい。
個人的には、シンデレラとパイロットが夢のカフェドパリで踊っている背景で、男性同士のカップル成立していく過程が見過ごせなかった。
バレエという可能性を広げてくれたマシューボーン氏の舞台、これからもっと掘り下げて見ていきたい。
オヨヨ

オヨヨの感想・評価

4.5
バレエを観るといつも思う。人の体って美しい。体と表情の表現力ってすごい。表現出来ないことってあるのかなぁと。
また、マシュー・ボーンの振付けが斬新!
設定が第二次大戦下のロンドンだし。
舞台を観たかった〜。
主演のシンデレラとパイロットは、もちろんだけど、継母の役の人が怖くて美しかった。お酒を飲んで絡むシーンとかもう!
エンジェルの神々しい存在感もさすが。シンデレラとシンクロして踊るところが良かった。
エンドロールはロンドン公演の観客と一緒に小さく拍手👏
舞台は第二次大戦中のロンドン、灰かぶり姫の灰は戦火の灰。舞踏会はクリスマスパーティに、かぼちゃの馬車はバイクとサイドカーに、王子はパイロットに、そして2人は大空襲で引き裂かれ。でも思ったほどダークでヘヴィではなく、優しい魔法だった。
シンデレラの地味なセーターとプリーツスカート、継母の黒いドレス、エンジェルの真っ白なスーツといったモノトーンの衣装デザインが素敵で、バレエダンサーの身体と振り付けがよく映えて美しい。展開のテンポが早く、シンデレラや継母ファミリーも個性豊かで、バレエ技術だけでなく俳優としての演技力もまた凄い。そして時計が巻き戻され、人々が蘇る魔法!レースのカーテン越しに見せる、シンプルな演出とマジカルな動きにうっとり。意外にも温かい結末だったのは、暗く辛い時代背景だからこそロマンスと魔法が求められるということかもしれない。ファミリーの男子たち可愛かった。
ラウぺ

ラウぺの感想・評価

3.8
コンテンポラリー・ダンスやバレエの振付・演出家のビッグネーム、マシュー・ボーンによる「シンデレラ」。10月には東京公演が行われていましたが、こちらは2017年ロンドン公演の模様を収録したもの。

シンデレラのバレエといえば音楽はセルゲイ・プロコフィエフ。
第二次大戦中に書かれ、初演は1945年と交響曲第5番などと同時期の、作曲者が健康を害す直前のもっとも充実した時代の作曲。バレエは3幕からなり、あらすじはよくご存知のとおり。
で、マシュー・ボーンの「シンデレラ」の奇抜なところは舞台を第二次大戦中のロンドンに設定したところ。
物語は実在したダンスホール「カフェ・ド・パリ」が爆撃により大勢の犠牲者が出たことを下敷きにしているとのことですが、継母とその兄妹にいじめられているシンデレラが舞踏会に行くという基本のあらすじは同じながら、シンデレラの相手はRAF(イギリス空軍)のパイロット、爆撃で荒廃したロンドンの街を片方の靴を持ちながらシンデレラを探す、というストーリーとなっています。
1,2幕の音楽は若干変更されたところがあるとのことですが、3幕はオリジナルのまま使用。
バスドラムやタンバリンなどが登場する箇所で自然に物語に溶け込ませているところも注目です。
3幕ではディベルティスマンの要素がほぼない音楽なので、カーテンコールではもっとも有名なテーマが再び登場し、豪華に締め括られます。

衣装はトウシューズにレオタードといった古典的なものとは違い、軍服にドレス、ハイヒールといったスタイル。実際に観るまではこれでスマートに演じられるのだろうかと思ったのですが、結果的にそんなことはまったくの杞憂でした。
バレエといっても終始踊り続けているというわけではなく、動きの少ないところはイメージ的にはパントマイムに近い雰囲気だと思います。
それはバレエというイメージからは想像できないほど演劇的要素の強いもので、これを演じるにはバレエ・演劇両方の素養がないと不可能かと思われました。
感情の微妙なニュアンスまで演じ切ることで、しっかりとストーリーのある物語をセリフ無しで伝えることに成功していたと思いました。

バレエ・演劇の複合的な演出という点では第2幕の冒頭、破壊された店内を天使が時間を巻き戻すことで往時の活気が蘇るところなど見事というほかありません。
もちろん、純粋なバレエとして見ても見どころは大変多く、特に第1幕でのシンデレラがマネキンと踊るところや、天使がパイロットとの間を取り持つ場面での絶妙な絡み、第2幕の「カフェ・ド・パリ」での集団での踊りなど、思わず身を乗り出すレベル。
ライブなので素晴らしいと思うところに時折拍手が入りますが、映画なので拍手ができないことが逆にもどかしく感じるほどです。

約2時間があっという間に過ぎ、大変心地良い体験をすることができました。
実際のライブを見たらもっと大きな感激があるのかと思いますが、劇場に通わずにこうした画期的な演出を気軽に体験できるのは大きなメリットだと思います。

マシュー・ボーンの「白鳥の湖」2019年東京公演の先行予約のチラシが劇場に置いてありましたが、中央に載っているオデットはなんとオトコ。
後から調べるとこの「白鳥の湖」の初演は1995年で、来年の東京公演は5回目なのだとか。
時代はとっくの昔に先に行っているのでした。
森崎

森崎の感想・評価

3.5
「マシュー・ボーン演出作は凄いらしい」
先日バレエ観賞デビューをしまして。観たのはキエフバレエの白鳥の湖、おお凄い、身体の使い方が羽根のようで美しい!と言葉の無い世界に戸惑いながらもその迫力に圧倒されて演目について調べていたときに目にしたのが冒頭の評判。オールメールで表現する白鳥の湖、これは観たい、マシュー・ボーン作品に早く触れてみたいと思っていたところ、今年2018年10月に日本で公演されたこの作品が上映されることを知って映画館へ。

綺麗だった。やっぱり。
バレエだけれどミュージカルやストレートプレイのような雰囲気もあり、優雅で柔らかというよりは糊の効いた布のようにぴしっと洗練された動きが気持ちいい。シンデレラというよく知られた物語を下敷きにしたこととダンサーのキャラ立ちがしっかりしていたのもあってただの踊りの羅列ではなく演劇に近くて親しみやすかった。
反面、だからこそここに言葉があればどんなにいいだろうとむずむずすることも。とはいえ“言葉を出さない”という表現においては喜びや楽しさというものよりも、戸惑いや怒りや衝動が更なる威力を見せることを発見できたことは収穫。そしてそれを傍観するだけだったもどかしさからの解放はなかなか味わえない気持ちよさ。


バレエ、凄いなあ。コーラスラインの冒頭でバレエの心得の無い受験者が問答無用で落とされていくシーンにそこまでしなくても…と思っていたけど、バレエダンサーの身体表現のみで芝居をし世界を構築する技術は想像以上。この作品で裸足で踊っていたように、トゥシューズを履いて踊るだけがバレエじゃない。
個人的に舞台の上の世界には言葉を求める比重が高い方だけど、身体表現の力をたっぷりと堪能できて面白かった。一瞬寝落ちしたのは反省して次に繋げます。
Maiko

Maikoの感想・評価

-
舞台を第二次世界大戦時のロンドンにするという大胆な脚色にも関わらず、きちんとシンデレラの物語になっているのがすごい。
繊細で優雅なバレエにうっとりしてしまう。

エンジェルが運転する白いバイクで颯爽と舞踏会に出発だなんて最高すぎる!!
sasamidori

sasamidoriの感想・評価

3.8
面白かった
もっとイジワルにアレンジされてるんじゃないかと思ってたけど、それほどイジワルじゃなかった

シンデレラとパイロットが "リザとキツネと恋する死者たち" のリザとトミー谷のようなルックスだった
keimi

keimiの感想・評価

4.8
天使のリアム・ムーアがすばらしい!!!
シンデレラを操って動かすところとか。クールなたたずまいだったのに最後のほうでほほ笑むところとか。
舞台装置もよかった!天使が時間を巻き戻す!
ストーリーの中で時間軸を動かすのはワクワクする。
再度みたい。
劇場でもみたい。
umisodachi

umisodachiの感想・評価

3.6
2017年のロンドン公演を映画館で。先日行われた東京公演を観に行くことはできなかったので、「観るしかない!」と張り切って行ってきた。

マシュー・ボーン、やっぱり好きなんだよなあ。『白鳥の湖』を初めて観たときの衝撃は忘れられないし、バレエを観てボロボロ涙が零れたのも強烈な体験だった。『くるみ割り人形』もかなり気に入って何度も観に行った。好き好きあるだろうが、唯一無二の世界観であることは間違いないだろう。

『シンデレラ』のストーリーを、第二次大戦中のロンドンに大胆に置き換えたマシュー・ボーン版シンデレラ。グレーを基調としたくらい世界観と、眼鏡をかけた地味なシンデレラ。意地悪どころか邪悪の象徴みたいな継母に、車椅子に乗った気弱な父親。2人の意地悪な姉どころではない数の兄弟姉妹(性的な欲望を向けてくる兄まで)。そもそもの『シンデレラ』のツラい部分を煮詰めましたみたいなスタートに、初っ端から度肝を抜かれた。

しかし、マシュー・ボーン版のシンデレラは健気でメソメソないている女の子ではない。しっかり意志があるし、怒りや嫌悪感も隠さない。まるで対抗することはできないものの、諦めていない。そんなシンデレラの家に、負傷したパイロット(兵士)がやってきて2人は惹かれ合うのだが、パイロットは継母に追い出されてしまう。さらに、シンデレラは後を追って家出した上に……。

そして2幕。ロンドンにあるカフェ・ド・パリで開かれるパーティに継母と兄弟姉妹は出かけていく。真っ白な衣裳に身を包んだ麗しいエンジェルの手助けでパーティに参加したシンデレラは、パイロットと再会。激しく燃え上がる2人だったが、ナチスの空襲に遭ってしまい、また離れ離れに……。

シンデレラが妄想しながら服を着たマネキンと踊るシーンや、バイクでパーティへと向かうシーン、カフェ・ド・パリでの華やかなダンスシーンなど、印象的なシーンが目白押し。特に初代ビリー・エリオットのリアム・ムーア扮するエンジェルは超がつくほど魅力的で、凄まじい吸引力。どの衣裳も素敵だし、満足度は高かった。

殺人未遂や性的虐待未遂を示唆するエグい脚色など、トゥーマッチ感があるといえばあるのだが、それもまたマシュー・ボーンの醍醐味だろう。スタイリッシュで洗練された世界観とは一線を画すとは思うが、単純に観ていて面白いという感覚には抗えないわけで。ただ、どうしても映画だと舞台全体を観ることができないので、色々やってそうなサブキャラの動きや小芝居が確認できなかったのは少し残念。ゲイのカップルとか絶対見どころだったのに、ところどころしか分からなかった。やっぱり生の舞台で観たかったなあ。

それにしても、1幕ラストから2幕スタートのつながりというか、トリックには唸った。なにも、そこまで捻らなくても!という気がしないでもないが、おとぎ話のキモである「12時になったら」という要素を効かせるという意味ではなかなか見事。ただ…てんわかりにくいよ!(ぶっちゃけ、2幕頭の時点では意味がわからず、その後の展開を観てようやく理解できた)
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