はじめての別れの作品情報・感想・評価

はじめての別れ2018年製作の映画)

A First Farewell/第一次的离别

製作国:

上映時間:86分

ジャンル:

3.7

あらすじ

「はじめての別れ」に投稿された感想・評価

大変美しい映像の数々(というかほぼ全てのショットが最高)と子供たちの無邪気さが素晴らしい。とても新人監督とは思えない作品でした。子供たちの目線から感情の機微を描いた傑作だと思います。

中国語教育は文化的侵略じゃないかと思いつつ「日本人が英語を習うようなもの」と言われれば、そうかとも思い…。社会的に見れば「詩的な映像美」の一言では済まないような気もします。
tomoo1106

tomoo1106の感想・評価

3.3
東京国際映画祭6本目。
今年も色々な映画を観ることができて楽しかった!

この日三本目だったこともあって中盤若干うとうとしてしまった…。残念。すごく景色がひらけて綺麗だったのもあって余計に。

前半のシリアスな雰囲気のままいくのかと思ったら、友達の弟が破茶滅茶で面白かったり、色々な要素がある映画だった。

監督が話していた、撮影中は子供達のお母さん的役割だったというお話が印象的だった。だからこそ、あんなに自然な子供達の姿を撮ることができたんだろうな。
みい

みいの感想・評価

3.0
淡々と進んで行く物語だけど、どんな家族で育っているのかが、子供たちの行動ではっきりと分かるように描かれた映画だった。

自然の美しさや、服などの鮮やかな色合いがとても印象に残る映像だった。

観た人によって、勉強の受け止め方がとても変わるような映画のように感じた。

東京国際映画祭2018で鑑賞。
東京国際映画祭、アジアの未来部門の作品賞受賞作品回にて。

手付かずの自然が美しかったです。
去年だか一昨年に同じくTIFFで鑑賞した「サラワク」という作品を思い出しました。

東南アジアを中心に、こういう剥き出しの自然をガッツリ使えるの、かなりの武器ですよね。
地平線の上を歩く子供をかなり遠くからロングショットで、逆光を使って撮るのなんて、羨ましいの極みです。

親の手伝いで綿花を摘んでた子供が、学校での中国語教育のために家でも勉強するようになってしまうの、向こうでは日常なんでしょうか。
いや、学校教育を悪く言う訳ではないのですが。

無邪気な子供が少しだけ大人になる瞬間を、ウイグル地区の手付かずの自然を舞台に描いた、美しい作品でした。
PunPun

PunPunの感想・評価

3.9
東京国際映画祭。
中国のウイグルと言う構造、貧困・格差、現在のウイグルを取り巻く環境が少年に様々な別れをもたらしていく。
特に中国側の同化政策が〜みたいなメッセージが直接的に描写されるような作品ではないけれど、日本人が英語を学ぶのと似た感覚(もしくはそれ以上)で自然と中国語を学ぶ事が当たり前となっている状況と、ウイグルの自然やイスラーム文化で暮らす人々を丁寧に描いている対比から、監督の故郷への複雑な想いが伝わってきた。
mmmcy

mmmcyの感想・評価

-
うどんのようなものをすすりながら中国語の勉強。おいしそうだなー。
ウイグル自治区に住む、ある民族の子どもたちが経験する別れ、その悲しみっていう出来事を伝えるために、ひたすら丁寧な描写が続く

映画が人の気持ちに対してとっても誠実なコミュニケーションツールになってると思う、芸術とか表現とか、胡散臭いなと思うことが多いけど、言葉の代わりなんだと思うと納得する。そういうこと分かってたつもりだったけどこれをみて、身を以て実感した

中国のこと、ウイグル自治区の現状や文化について、調べてみたいなと思った

これこそが正しい脚色、美化なんじゃない、ほんとにすてき

500円で映画観れるイベントすてき…


あと嘘みたいに羊が可愛い。
AS

ASの感想・評価

4.4
キアロスタミやマジディをはじめ、8~90年代のイラン映画が現代に甦った様な子供たちの躍動感と、ジャリリのドキュドラマ的アプローチの奉仕による家族間の抒情性が、ウイグルの瑞々しさを蓄えた地平上で見事に同居。
アジア作品賞も納得の、東京国際のラストを飾るに相応しい傑作でした
kyoko

kyokoの感想・評価

3.9
TIFF2018⑦

新疆ウイグル自治区に暮らす人々の生活を描いた、ドキュメンタリー風味の作品。

これは「わたしたち」や「悲しみに、こんにちは」と同様、子どもたちのリアルなかわいさが見られるはずと確信していた。結果大正解!
健気に母親の世話をするアイサと天真爛漫なカリビナール、お互いの信頼感、甘え、ライバル心……全ての感情表現がリアルで、たまらなくかわいい。
そして相変わらず下の子が自由。カリビナールの弟の超自然なリアクションには笑いが起きていた。

近年新疆ウイグル自治区におけるイスラム教徒の弾圧が問題になっているけれど、そうした政治的に露骨な描写はこの映画にはない。
ただ、子どもたちへの中国語教育が猛スピードで進められており、親に対するプレッシャーもハンパない。保護者会では中国語の成績が悪い子どもと親が全員の前で吊し上げにあうのだ。こんな地獄の保護者会まじで行きたくないわ。

中国語が苦手なカリビナールは、両親が綿花を摘む横で、ウイグル語の歌を上手に歌う。父親は昔母親のために作った歌を披露する。

この美しい綿花畑と美しい言語が、いつかは消滅してしまうのだろうか。
故郷に対するノスタルジーと避けられない中国化への諦念が切なかった。
Ryo

Ryoの感想・評価

3.0
中国のウイグル自治区の子ども達のドキュメンタリータッチの映画。

ウイグル自治区のことをもっと知りたいと思った。あんなに美しい景色と昔ながらの生活の中でしか存在し得ない子どもたちの純真さ。もう世界中どこを探してもあのような貴重な暮らしや人々はなかなかいないだろう。

やはり、子どもたちは演技ではなく暮らしの中にカメラを長回しして撮ったそうで、納得した。それがよかった。
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