先に愛した人のネタバレレビュー・内容・結末

先に愛した人2018年製作の映画)

Dear Ex/谁先爱上他的/誰先愛上他的

製作国:

上映時間:100分

ジャンル:

3.9

あらすじ

「先に愛した人」に投稿されたネタバレ・内容・結末

脚本の人のドラマを見るために予習
超学歴社会の台湾ではあの親は普通なんだろうか…
手描きの絵のコミカルさ、そして最後に向かうにつれて感動。
台湾では好きな人に朝ごはんを買ってあげる文化があるから序盤で女の看護師にご飯投げた時もしかしてバイ?実はゲイじゃない?とか勘繰ってたけどそうゆう事じゃなかったのか…あそこが闘病生活の部屋で、まだ夫を忘れられないってことを最初に表してる場面だ。
保険金を最後にジエに変えたのは自分のために無理をして金作ってるのを知ってたから。
語られすぎず語られなさ過ぎず、見てて面白かった。むしろ見たあと余韻に浸りながらこの映画のことを考える方がおもしろい。
愛した夫がゲイで妻と息子を捨てて出て行く。
残された妻と息子の葛藤。

夫が癌で亡くなり、妻は保険金の受取が息子から交際相手に変わってた事にショックを受ける。
自分から家庭を奪い保険金まで奪おうとしている愛人が1番の悪人だと騒ぎたけてる妻。
母親の過剰な干渉と愛情に息苦しさを覚える息子。
愛した人を看取り心が空っぽになった男。

それぞれの抱える悲しみが哀しい。
喚き騒ぎ立てる妻の姿が1番人間らしく分かりやすい。
息子への執着的な干渉で生きる意味を肯定したいんだろうけど、思春期の息子には父親がゲイだった事を隠し口煩く干渉する母親が疎ましいと思うのは当たり前だよね。

この映画では息子の気持ちは深くは描かれて無いけど、自分の父親を奪った愛人の家に押入り住み込んだのは、母親の干渉から逃れ父親の本当の気持ちを確かめる為だと思ってました。
でも、最後に息子が父親の手紙読んでいた事が分かり、父親と愛人の絆を確かめに行ったんだと納得しました。

愛人役のロイ・チウの軽い感じと、少しずつ明かされて行く2人の出会いからの流れが分かりやすくて凄く良かった。
そして、自分の息子がゲイと知った母親の愛にも胸が打たれました。

台湾は日本よりは同性愛に対してオープンだと思うけど、やはり周りからの受け止められ方は色々あるでしょう。
でも同性愛を色んな角度で描いている台湾映画は凄いと思います。

「先に愛した人」
誰が先に誰を愛したのか
そこを考えると、また違った見え方がする映画ですね。
好きだったー。オトンどれだけ愛されてたんだよってかんじ。髪を一緒に剃るシーンでめちゃくちゃ泣いた。
息子が愛人が悪い人なのか見極めるけど
誰も悪い人がいない笑
1万年の長さを知ってるか?
1万年だろ?
違う
恋人が普通になると去ってからの日々
毎日が1万年だ

胸がキューッとなるセリフ

それぞれの不安、孤独、悲しみ
そして愛おしい気持ちなどが
じわっとしみてくる。

男性2人が相手を想う様子も
描き方はさり気ないが
キュンとくる。
芝居の練習中、
視線を追うだけのシーンも
好きだなあ。

アニメーションの使い方も
ポップで新鮮。
映画に独特の風合いを
添えている。

テーマは重いはずだが
ふわっとじわっと
最後にはあったかい気持ちに
なれる映画だった。
差し込まれるペン書きのイラストがとてもポップで、色彩もカラフルなのに、全体としてアジアの湿度。ちょっと騒がしく、心が乱されるドラマでした。

主人公は多分「妻」。
夫を男に取られ、挙句ガンで亡くなり、保険金の受け取りは自分や息子じゃなくその男。
家のことも子育ても、手抜きなくきちんとやりたいのに、思春期の息子は全く自分のことなど理解してくれない。あろうことかその男の家に逃げてしまう。

演劇をやっているその男、ジエ。チャランポランに見える彼を、なぜ夫は選んだのか。少し謎解きのようであり、泥臭い人間ドラマでもありました。

取ったわけでも取られたわけでもない。ただ好きになったり、一端に世間体などを気にしたり、愛情を注いだだけなのだ。



でもズルイよ「夫」。
みんな振り回されてるじゃん。
なのに回想で出てくる姿はただただ純粋。


チャランポランに見えるジエですが、心の底から「夫」を愛していたことが徐々にわかってきます。悲しさを隠すためかな。回想の彼はあまりにも一途でキュートだった。

「妻」、そりゃヒステリックにもなる。だって何も知らなかったんだもん。自暴自棄にもなるよね。許す。誰かを傷つけようとして実際そうするんだけど、あぁ、愛なんだ、と気づいたのではないかな。

ラストは、100日目にしてみんな心が軽くなったようにみえました。
先に愛したのだから仕方ないね。

人を好きになる気持ちは
誰にも止められないのだから辛い
でも幸せ
だから面白い

ストレートなシナリオではないが故に余韻に浸れる台湾ドラマ。妻や夫、男、そして息子の立場で思い返しては、新たな気持ちが呼び起こされる秀作でした。
母息子の愛、夫婦の愛、男男の愛、みんなその愛のせいで不器用にぶつかっていって、だからこそ最後の無条件の愛が刺さった。
与えれば与えるほど裏切られたらどうしようって、自分を傷つけたくないっていう防衛心が結局自分を傷つけがちだよね。

小籠包たべたい。
不器用だな〜!!!
綺麗だし、俳優だからこその回想シーンとかヒステリックママのカウンセリングで過去がどんどん解き明かされていく感じ良かったな〜!!

パパが死んじゃうことで、キーパーソンがいないが故にどんどん拗れていってしまうんだけど、お父さんを全員が愛しているからこそどんどんひねくれていっちゃうけど、

全員真面目で、善人で、最後のお母さんが仏花を届けにきたところで
復讐心による行動を悔いて戒めてるような表情にフォーカスされてるところが全員の愛ゆえに起こしてしまうダークな部分を溶かしてく感じで良かった

ママはヒステリックすぎて無理かな〜と思いつつ回想が進むたびに、
ママにはママの幸せの形があって、ただその求める幸せ像がパパと合致しなかったんだろうな、と言う
パパは罪な男だな〜小悪魔だな〜全員パパ大好きやんと言う感じ

ただ、自分の幸せを押し付けるような形になってしまうのはよくないし、パパも葛藤して自分の「自由を渇望」してジエと過ごすことを決断したんだろうな

バリ島と死後の世界がリンクして、舞台としてははちゃめちゃなんだけど
パパへの愛がこもった告別舞台良かったな〜
一万年の長さとは。

恋人が普通になると言って去ってからの日々。毎日が一万年だ。
最初はなんて煩い母親なんだ、と息子と同じくうんざりしたけど、話が進むに連れて、母親がこうなるのもしょうがないよね、と思えてくる。
誰も悪くないんだけど、誰かを責めずにはいられない時もあるだろうし。
宋正遠が世間体を気にして女性と結婚したのが間違いと言えば間違いの元だよなー。
自分の気持ちに正直に生きることがまだまだ難しかったってことか。
邱澤が良かった。
高裕傑が宋正遠を本気で好きということがよく伝わってきた。

シリアスに効くイラスト。
コレが無いと、全編割とくら〜い描写が多かった様に思えた。
序盤と比べると中盤〜ラストにかけて、イラストが急激に減った感じはあるけど。

どういう作品なのかという事が、ラスト迄見え難い。そこが良い所で、どうなのかな?どうなのかな?と思って(期待して)いないと、単なるピュア・ゲイボーイの話だと認めてしまうからね。笑


思い込みに近い一方的な愛の形であったり、純粋な愛の形であったり、認めてはいるけど目を背けていたこともまた一つ…。
焦点が合えば、勇気を持てば、そういう愛の形を見せて貰えた気分だった。

個人的にはリヴァーブの効いた浮遊するギターの音色が随所で効果的なbgmで、気持ちいい。
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