リリィ、はちみつ色の秘密の作品情報・感想・評価・動画配信

「リリィ、はちみつ色の秘密」に投稿された感想・評価

藍沢

藍沢の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

‪ 『オールドガード』のジーナ・プリンス=バイスウッド監督の映画が観たくてレンタルショップに唯一あったこの映画を観た。
この監督の映画を好きになって本当に良かったと咽ぶ土曜日の夜です。
何から何まで素晴らしかった……。

白人の女の子のリリィは家出をして蜂養場を営む黒人のオーガストの家に転がり込むんだけど、リリィの「母親から愛されていなかったのでは?」という罪悪感から踏み出した世界は1960年代という激動と変革の時代で、リリィの変化はアメリカという国の変化なんじゃないかと思った。
リリィは使用人のロザリンと喧嘩した時酷いことを言うんだけど、謝らない子供だった。
そんな彼女がオーガストの家で時間を過ごしていくことで少しずつ変化して輝いていく。
父親から解き放たれた世界は自由で、でも息苦しくて、そんな世界で苦しみながらも生きる人達がいる。
リリィは黒人であるオーガスト達のコミュニティで生活をして、彼女達と視点が段々合っていくのが分かった。
ザックと一緒に映画を観たシーンがそう。
肌の色が違う友人と隣同士で映画を観ることが当たり前だと思っていた。(ただ、世界は変化の真っ最中で順応することができずにあんな結果になってしまうのだが)
黒人達が選挙権を掴み取る瞬間を共有し、それを一緒に喜び、父親と向き合って自分の意見を言うことができるリリィになる。‬
リリィの変化に共鳴するように世界も少しずつ変化をしていく。
あのラストシーンがまさにそうだった。
とても良い映画だった。

これもう12年前の映画だけどこの時からジーナ・プリンス=バイスウッド監督は白人と黒人で映画を作る人だったんだな。
最近よく指摘される都合の良いときに白人が助ける撮り方なんてしない。
白人と黒人、どちらも手を取り合って団結する映画を12年前から撮っていたって……それだけでもう私の心の支えです。
純平

純平の感想・評価

3.3
思ったよりも人種差別がベースにある映画だったなー。

俺も辛い時は未来のことを考えて物語でも書いてみるかな
torakoa

torakoaの感想・評価

3.8
作ってる人達の目線に温かみがある感じが心地よい作品。良作。公民権法案が成立した1964年夏。幼い頃に母を亡くし、粗野な父親との不穏な生活を余儀なくされてきた主人公が家出して母の故郷を訪ねる。孤独感に苛まれてきた少女が一歩踏み出す話。人種差別について高らかに訴えはしないが、その時代をじんわり伝えてくる。こういう描き方は珍しいかもしれない。
主演のダコタ・ファニングが素晴らしいのは言うまでもないだろうが、ソフィー・オコネドーさん。演技してる役者に見えない。ポール・ベタニーがレッドネック感醸し出してたのも驚いた。朝食の食べ方で一瞬にして人物を把握させる。姿勢や動きもスタイリッシュな容姿の持ち主であることを感じさせない粗野さ。いいとこの子息とかインテリとかがハマる容姿でそういう役柄が多かった気がするのだが、まだまだ見せてない引き出しあるんじゃないのか?と思った。娘に愛情がない訳ではないが複雑な感情を抱きつらくあたってしまってるであろう不器用な父親を好演している。観てよかった。

女子会みたいなコメンタリーも楽しい。
masa

masaの感想・評価

3.6
タイトルから想像する以上にとりあげてるテーマが多彩で一回観た限りでは消化不良気味。親父も主人公も不器用すぎる。
オーガストの包容力、ジューンの美しさ、メイの無邪気さが魅力的。
nekoneko

nekonekoの感想・評価

3.8
「桃農家」の娘が「ハチミツ農家」で愛💓を見つけるお話…?
(どちらも甘くて美味しいけれど どちらも苦い現実と秘密がありました💧)

4歳の時に誤って銃を発砲させ母を亡くしたリリィ…(「同情するなら金をくれ!」って言ってた時の安達祐実さんに顔似ている!)
愛に飢えて苦悩するリリィをダコタ嬢が熱演していて 私も息苦しくなりました

1960年代の黒人差別問題も取り上げていて(明るい暖色の画面だけれど)テーマはずしりと重い!辛いシーンは今も昔も変わらない…

「せいせいする」と言った父親だけれど
父親もずっと苦しんでいたと思う…(父親と娘の関係)

最後は優しい気持ちに包み込まれるような作品です

黒人三姉妹にもココロ💓を大きく揺さぶられました…
ga

gaの感想・評価

4.2
原作が好きで映画を観たらそのままの
世界観が映像化されていてただ幸せ!
となった映画を再鑑賞

あー、やっぱり大好き

今この時期に観ると人種問題や偏見が
まるで変わらず、いまだ差別が問題に
なっている現実に軽く失望するけれど
それも含め、この世でいかに立ち振る
舞うべきなのかを教示しているかのよう

あの包容力には誰も敵わないけれども
ああ在りたい、時に包まれたいと思う
長姉の存在感、素敵すぎる

とにかく誰もが顔を上げて前を向いて
生きていけるようになりますように
この映画は時々観よう
なんか分からないけど包まれるから

全ての色合わせも大好きだ!
りょう

りょうの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

つらい気持ちは痛いほどわかるけど
しゃれにならないダコタの八つ当たり
お姉様方の家の中外全然違ったけど、どっちも可愛い!!三姉妹ひとりひとり魅力があって素敵な抱擁力で、安心感半端なかった…!黒人と白人が一緒に映画観てて捕まるなら、入口分ける意味ないじゃん。黒人も白人も私たちアジア人も肌の色と国が違うだけで今でも差別されてる事がおかしいと改めて思った。
ヒメ

ヒメの感想・評価

4.0
蜂蜜みたいに甘いお話しかな?
と思ったら全然違いました
悲しくて、愛がいっぱいあって、
静かに力強く。何かを感じられる
美しい映画です

過去に母親との出来事から心に深い
悲しみと傷を抱えた14歳の少女リリィの
成長物語。
1960年代の人種差別などの社会問題も
からんでいる。

登場する黒人姉妹がとても魅力的だった。
嘘だとわかっていても受け入れる。
それは生易しいことじゃないのに、
落ち着きと包容力を持つオーガスト。
心を閉ざしていても人の気持ちが
痛いほどわかるメイ。
美人で傲慢に見えても本当は人一倍臆病で
繊細なジューン。

大事なのは事実じゃない
どんなに愛していても、心が
飲み込まれてしまうことがある
リリィが"自分は母に愛されていた"と、
わかるラストがとても良かったです

全米ベストセラー小説の映画化
ブロードウェイでも上演されたという。
バラエティに富んだ楽曲も◎

観て良かった♡
Hammer51

Hammer51の感想・評価

2.8
BLM運動のキャンペーン的なもので、黒人関連の映画が北米のiTunesで無料だったので観てみました。
お話は母親のいない(捨てられたと思っている)少女(ダコタ・ファニング)が家出して、偶然居候することになった黒人一家との交流を通して成長し居場所を見つけるという割とシンプルなもの。
キャストが豪華で、アリシア・キースの美人具合が目立つ。あとやっぱりダコタは良い女優だなぁと再認識。顔が童顔過ぎて大人になってからはイマイチ良い作品に出られておらず、寧ろ妹の評価がうなぎ上りな昨今だが、私はダコタの方が魅力的。あと10年くらいしたら再ブレイクしてくれるのではないかと密かに応援している。
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