『ゴダールのリア王』のオマージュでありながら、どうやってもアメリカ映画みたいになるのが青山真治のユニークさだろう。流行り病で連れ合いを亡くた男が、意識の戻らない娘を甦らせるため、映写技師を呼ぶ。生者…
>>続きを読む2022年12月9日 @アテネフランセ
生涯で一回だけ撮ることのできる幸福な時間を過ごした映画だと思えた。それは北九州サーガのように自らの故郷を舞台に土着性の強い自伝的要素も孕んだ物語を用意したと…
物語はまあさっぱりなのだが、動かなかったものが動き出す瞬間にはやはり感動がある。
ダンスを捉えるカメラがフルショット気味になってしまうことの難しさを感じずにはいられない。
ラストカット前に差し込まれ…
ドライヤー『奇跡』的な女は当然の如く復活するがその際の痙攣と硬直を行き来するかのような起床の挙動が凄まじい。『ゴダールのリア王』的青山真治が『ワイルドバンチ』的に映写機の前に立ち『ゾンゲリア』的光線…
>>続きを読む『Helpless』みたいな山道に『エリ・エリ〜』みたいな奇病に『こおろぎ』みたいな謎の居酒屋に…。ピカピカ教授はゴダールのパクリらしいけど、一輪車を乗り回したりやたらとカラフルな死神達(?)。映画…
>>続きを読む限られた制約の中で余すことなく表現している思う
フィルムが外に放おられ車が通過していくところ
馬が突然登場すること
双眼鏡で覗くフォード的なショットや
森林からカラフルな女性がフレームインしていくと…