象は静かに座っているの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『象は静かに座っている』に投稿された感想・評価

寂れた炭鉱町に住まう市井の人々。
誤って同級生を突き落としてしまった高校生のブー。
母親との関係が最悪で拠り所のように学校の副担任と関係を持っていたリン。
友人が目の前で自殺し弟も事故死してしまった…

>>続きを読む
うさ
4.0

この映画の監督は29歳で亡くなってしまった
映画を観る前は「29歳で亡くなるなんて」
って残念だったけど、観た後は「29年も生きてしまった」と思ったのかも、というくらい、心の渇きが感じられるつらい作…

>>続きを読む
fuji
4.7

信じることが難しくなっている、自分も他人も。
信じることでしか、世界は動いていかないのに。
「世界の美しさは、恐ろしい犠牲を払って脈打っている」
流された血によって美はできているとしたら...
芸術…

>>続きを読む
4.5
ずっとなんか切なかった画面も暗く無駄な音もないラストはとても良かった。
komono
4.5

中国の小さな町に暮らす少年・ブーは友達を庇い、絡んでくる不良を誤って怪談から突き落としてしまう。その不良の兄であるチェンはブーを追うが、彼もまたある出来事で絶望を抱いていた。ブーの同級生である女子高…

>>続きを読む

いや、すごい。ものすごい映画だ。長回しの映像、自然光での撮影(なので室内シーンはやたら暗い)、たっぷり取られた台詞の間。あらゆる意味でどっしりとした重さのある映画だった。映画館で公開された際には23…

>>続きを読む
3.5

炭鉱業で栄えた田舎町は今では廃れてしまった。ある日、少年のブーは、友達をかばい、町で幅を利かせているチェンの弟で不良の同級生のシュアイをあやまって階段から突き落としてしまう。ブーは逃げるかのように町…

>>続きを読む
il
3.5


長い。

厭世の極み。
気まずくて生き辛くて、
希望もへったくれもないアンダークラスの生への一縷の希望、満州里の象。

そこに終息していく反吐のような胸糞ドラマ。

本来ならばっさりカットしていく…

>>続きを読む
Juzo
5.0

「人は何処にだって行ける。でも気づく、何処に行ったって一緒だと」
激動の社会状況のただ中にありながら、そこに生きる人間の普遍的な感情や尊厳を静かに見つめる作品。
詩的で瞑想的な映像美と、監督の真摯な…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事