世界でいちばん悲しいオーディションの作品情報・感想・評価

「世界でいちばん悲しいオーディション」に投稿された感想・評価

‪参加者に主眼を置く構成だけど、運営にも参加者にも極端には肩入れしない中立な視点。とは言え網棚からのカットのように、いけないものを覗くような後ろめたい気持ちで見始めたが、途中から隣でガン見するような当事者意識で双方に移入しながら見入ってしまった。‬

嗚咽する者、悪態付く者、明るく振る舞う者、他を労わる者。負け際や不幸にも人が出る。努力は無駄ではないが、頑張っても頑張っても努力だけでも成功には繋がらない世界。報われるわけではない努力だが、身を削りに削って打ち込む姿は美しい。美しくも残酷で理不尽なこの世界で、後悔しないように行きて行こう。

アイドルを知らないと楽しめないファン向けの作品ではないです。WACK所属のアイドルも出ますが、参加者と同じ地平で、崇めるような偶像的切り取られ方や紹介はされません。彼女らも同じ苦渋を感じる同じ人間。

とはいえ、苦渋、不幸、恨みや諦念渦巻く小さな空間の中で、WACK所属メンバーの、嫌味なく他を気にかける姿勢も記憶に残る。こういう点も、(勿論全てではないが)受かるか受からないかというラインを分ける1つなのだろう。特に、この作品を経て、ギャンパレのキャン・マイカさんがめちゃめちゃ好きになった。
けふ

けふの感想・評価

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「自分を変えたい」でもなんでもちゃんと意志を持ってそれを貫く子は強くてかっこいいな〜と思うし、現実は甘くないけど頑張っている子が少しでも報われるようになってほしいな〜と思った。意外と影で頑張ってるところって見てる人は見てるし、そうでなくてもそうあってほしいと信じたいからね!
舞台挨拶も聞いたので過去のオーディションに実際参加した子たちにしかわからない気持ちが少しでも理解できたようで嬉しい。
あと前作と比べて今回は映像が綺麗だし女の子たちが頑張ってる姿を普通に見れたのが良かったです。
rwww

rwwwの感想・評価

4.8
いや…このドキュメンタリー、すごすぎる…。アイドルになりたい女の子たちの“本気の姿”に1秒も目をそらせなかった…。まさかこの映画から「自分は仕事に本気に向かうことが出来ているのか…?」と自問自答させられるとは!諦めた女の子の切り替えの早さに、いつかの自分を見ているようでゾワッとした。名前が少しわかりづらいので多少減点してるけど、「最悪で完璧」な映画。仕事への向き合い方に悩んでる人こそ、見るべき。いや、本当にすごい。
木村

木村の感想・評価

3.5

昨年3月に実施されニコ生で24時間生中継された株式会社WACKの合宿オーディションの映像化作品
生放送時2日目から見始めた当時の記憶と照らし合わせながら、落ちた人のそれぞれの理由が読み取れ、残った現在活躍するメンバーの合宿内での成長もみれたりと色々考えさせられる映画だった。


印象に残ったのは、かなり序盤にワタナベ氏がヒラノノゾムに、悔いのない落ち方しろよ、と伝えていた部分
キャンマイカが散々悪態つき敗者復活を辞退しようとした落ちたメンバーに会いに行き、謝罪、参加を説得していたシーン。


撮影陣からキャノンボール的な作品を期待した人、ニコ生の放送を覆す様うなどんでん返し期待した人にはは肩すかしかなと笑
白眉はやはり中盤の作文のシーン。敗者復活を降りた彼女たちの変わり身の早さと二転三転する心情。他人に感化されたりとか、自分でも整理がついていないんだろう。色々な感情に振り回されながら参加者がもがく姿から目が離せない。
「アイドルキャノンボール2017」でどんどんおかしくなっていったぶっさんが監督とは思えない冷静な視点。必要なカットをちゃんと揃えてますよという感じで、この狂ったオーディションをバランス感覚を持って見せる構成になっている。過呼吸やデスソースによる体調不良も下手すればそれを美化する方向に進みかねないが、モモコさんのコメントでギリギリ踏みとどまってる感じ。ガミヤのエピローグも考えさせられるけど、犠牲者みたいな描き方にもならないし、、参加者の親御さんの言葉も印象的。
過去のオーディション映画シリーズの中でも最も参加者の心情にフォーカスされた一作だった。「いつでもシュートを打てる体勢を取っているか?」というテーゼは健在。今作ではそれに加えて、努力では上書き出来ない不条理が前面に押し出されていた。
とにかく一つ一つのアクションに意味を持たせられるように頑張るしかないんだよなあ…!
ニコニコで結構合宿そのものの中身を見た上で観た。
ドキュメンタリーって、こうやって編集するのか!というのがとても腑に落ちた監督の力量。
バランスがすごくいいのは岩淵監督ならではだと思う。

例によって女の子が見たら「*ね」とか思うかもしれないけど。(『SiS消滅の詩』を女の子に勧めてえらい目に遭った)
ニコ生をリアルタイムで追ってた身としては、はっきり言って物足りない。
でも、ニコ生を観てない人たちの立場で考えると、これくらいで良かったのかも。

WACKという組織の直向きさと、それゆえの狂気を伝えるには十分だったのかと。

個人的には合宿反対派で、渡辺さんのやり方にも納得してなかったモモコグミカンパニーの気持ちが最後には変わったっていうのは入れておいて欲しかった!
あれじゃあただ文句言ってる子にしか観ないかも?

完全版が出ることを楽しみにしてます!
「私はアイドルになりたいです」

昨年のレコード大賞で優秀新人賞を獲得したBiSH等が所属する音楽事務所・WACKが開催する「WACKオーディション2018」に密着したドキュメンタリー作品。

自分もアイドルファンの端くれではありますが、WACKは対バンライブで見るくらいで、熱心なファンではありません。このため、本作を通じて初めてWACKオーディションの全容を認識しましたが、感想を言語化するまでに時間がかかるほど、過酷なオーディションの内容に「言葉にならない」レベルの衝撃を覚えました。

2010年代のアイドルシーンを振り返ると、Perfumeの発見・奇跡、AKB48のブレイクを経て、多くのグループアイドルが誕生する「アイドル戦国時代」が到来しました。
2019年現在、バブルのような状態は沈静化し、整理・縮小の傾向が見られるものの、多くのアイドルグループが誕生・解散する現象は継続しております。

上記の背景を踏まえ、自分は「アイドルになる」敷居が低くなった時代に、地獄絵図のような状況を見ながら、敢えて過酷な競争を繰り広げる意味を考えながら鑑賞を進めていました。

本作に登場するオーディション参加者の多くは「人生」「自分を変えたい」という言葉を使っていたのが印象に残りました。学校等で孤立する人間が、今までの自分を変えるためにアイドルを目指すという流れは、ある種の王道だと考えております。
奇しくも、現在絶頂を極めるアイドルグループ・乃木坂46の主要メンバーが、映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』(2015年公開)が同様の内容を語っていたことを思い出した。

一方、本オーディションでは、このような決意を持った集団の中から毎日脱落者が生まれていきます。精神的に追い詰められる者もいれば、覚醒したかのように過酷な環境に順応する者もいることに気づかされます。ドキュメンタリー特有の生さを感じました。

私見としては、厳しい世界に身を置くことへの「覚悟」、競争の中に埋もれないアイドルとしての「自我」の2点が参加者に求められたと感じました。自分なりに天上から地下まで見た感覚としては、大切な柱だと感じています。所謂「地下アイドル」と言われるカテゴリーでも物凄く努力をしている子は山ほどおりますが、アンダーグラウンドを突き抜けるケースはレアだと思います。

「努力すれば夢はかなう」とは言い切れない厳しい世界だからこそ、自社の望む人材を発掘・育成することを厳しく見ているのだと思います。
正直、デスソース(激辛ソース)による食事ポイント制、過酷な敗者救済措置等のアプローチは理不尽さも感じますし、主催者側もオーディションの正当性を主張しておりませんが、参加者に要求する水準・認識は正しいと思わされました

ある種の「スター誕生」とも言える合格者発表のクライマックスは、歓喜の声が溢れるドラマティックさはありません。やはり、オーディション全般を通じて伝えられる「悲しい」感情が先行する内容であると同時に、そうした感情の積み上げの中で成立していることを強く感じさせられました。本作のタイトルの意味を強く理解させられる描写でした。

自分は、オーディションを乗り越えた者が覚醒したのかといえば絶対違うと思いますし、作中においても脱落者の存在を否定することはしていなかったと思えます。1つ言えることは、合格者たちは日常の「自分」とは異なる名前を持つ「アイドル」に変身したのではないかと。

アイドルは深い!
Hiroki

Hirokiの感想・評価

3.5
リアルタイムでもちょいちょい追ってたし、過去のオーディションも何となく知ってはいたけど、やっぱり過酷過ぎて、、デスソースやマラソンに苦しむ女の子たちの姿なんて見たくないけど、ちょっと見方を変えるとこれが社会なんだよなぁと妙に現実を突きつけられたりする。

一緒に参加する現メンバーたちのプレッシャーもキツイよなぁ。キャンマイの優しさにやられる。

このオーディションを経て今活躍してる子たちをみてホッとする。。

十人十色。しかし夢を追ってる人たちの覚悟はやっぱり違う。尊敬する。

上映後舞台挨拶のまゆ、どり、そしてまほちゃんよかった。まゆちゃん次の合宿参加らしいから、また新たな物語が生まれるのを楽しみにしつつ…応援します。















合格後に辞退したガミヤのその後がみれてよかったです。
きんぐ

きんぐの感想・評価

2.3
今どきの女子ってこういう感じなのかなって思うところと、アイドル達の意識の強さを感じた。女の子達の必死な姿とWACMの曲がマッチしすぎてた。
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