人間失格 太宰治と3人の女たちの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

上映館(320館)

人間失格 太宰治と3人の女たち2019年製作の映画)

上映日:2019年09月13日

製作国:

上映時間:120分

あらすじ

「人間失格 太宰治と3人の女たち」に投稿された感想・評価

一貫された絵作りの美しさが印象的でした。
花や小物の使い方、日本の風景画を切り取ったような美術作りに女性的な繊細さがあって素敵です。

太宰治と三人の女たちの配役が最高で、
彩度高めのリッチな絵作りと相まって
めちゃくちゃ色気があって素敵でした。
小栗旬やっぱりかっこいいし
宮沢りえは綺麗で
沢尻エリカはかわいくて
二階堂ふみはエロい

タバコ吸えないけど、
なんとなくタバコが吸いたくなる映画でした。
ナょエ

ナょエの感想・評価

3.3
二階堂ふみの演技力!!
小栗旬と宮沢りえも良かった。

蜷川実花ならではの演出で綺麗で妖艶なシーンがずっと続いていた。ストーリーの個人的な好みとしては△
太宰治と3人の女性の関わりを描いた実話に基づいた映画。監督は蜷川実花。
小栗旬演じる太宰治は、妻の美知子がいながら、太田静子と関係を持ち、山崎富栄にも溺れていく。酒と結核に体を蝕まれながら、奔放な女性遍歴を続ける。
3人の女性を演じる宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみの演技が印象的。妻の宮沢りえは多くを語らずにじっと耐えながら作家太宰を励ます。富栄の二階堂ふみは太宰に体当たりでのめり込み、最後に想いを成就する。
蜷川監督の映像美は映画に非現実感を与えるが、ストーリーはごく現実的である。描かれる太宰治像は、太宰ファンには不満だが、小栗旬のファンには喜ばれるかも。
233

233の感想・評価

3.2
どエロいかと思ったらそんなにだった。ただ小栗旬の色気はすごかった。

本当にこれがこんなにモテたの?ってくらいダメ人間だった。
映画自体は蜷川実花って感じ。花を使いすぎ笑
いまいち登場人物の気持ちがはっきりわからなくてどーゆう感情?ってなる部分があった。あと、結核の知識がなくて「????」って部分があったけど見終わって感染症って知って理解したシーンがあった。二階堂ふみになんで移らんの?と思った。

太宰治の作品を読んでみようと思う。
Rity3

Rity3の感想・評価

3.6
キャストの演技が情熱的すぎて本当にその時代を覗き込んだような感覚に陥った。
演出はミカさんが作るミカワールドの情景とセリフがリンクしていてゾクゾクした。
それぞれの恋が重くて苦しくて楽しくて…恋じゃ無い!愛だって思った。
人間失格じゃなくてあれが人間です。
心が疲れるから自分だったら?は考えなかった。
disney

disneyの感想・評価

3.5
映像が綺麗だった。
人間失格と斜陽を読んでみたくなった。
ある程度本のあらすじと生い立ちを調べてから観たので、楽しめた◎
kamo

kamoの感想・評価

3.0
間が…。
なんともしっくり来なかった。
この人せっかちなんかなー?
画面のブツ切れな感じとか音の大きさとか。

コメディかホラーに振り切っちゃった方が面白かったような気がする。それかもっとアート感強めとか。鈴木清順監督みたいな。
狂気も嫉妬も恋も愛もどれもあんまり凄みが感じられなかったのは何故…?
全部嘘くさく見えた。いっそめっちゃ嘘っぽく作っちゃえば良いのに。

「斜陽」が昔から好きで、「斜陽」と「人間失格」は数少ない2回以上読み返している作品だけど、太宰治の個人的な話はほとんど知らなかった。
実際の太宰治がどんなだったのか興味を持った。少なくともこの映画の感じでは無い気がしてる。

ただ、最後のシーン、ゴボッと息を吐いてからのスカパラのエンディングテーマに入る流れは好き。

蜷川実花の映画はたぶん好きになれないだろうと分かっているのに、取り上げるテーマや音楽は私のツボな事が多いのが腹立つ。
そして、やっぱり全然だめじゃん👎って言いたくてわざわざ映画館にまで観に行く私もなんだかなぁ👎
それも含めてコメディでしかない。
うし

うしの感想・評価

3.2
2019年劇場鑑賞112本目。

若くして
偉大な芸術家となった
太宰治。

自らを地獄に堕としながら
周りも地獄に巻き込んでいく。

しかし彼の才能は
地獄程度に負けるような
甘いものではなく。
その地獄でさえも
芸術へと変えていく。

そしてその才能は
たとえ地獄に堕ちてもなお
人々を魅了し続ける。

やはり若くして
偉業を成し遂げる者は
常軌を逸した感性の
持ち主なのだなぁと。

しかし
今作にたいし期待していた
R指定作品の質よりは
劣っていた印象。

今作が期待値を
下回ってしまった理由は
Dinerが
傑作過ぎたこと。

あの
理不尽なまでの暴力

数多の華の豪華絢爛さ
には
遠く及ばず……

この物語に
蜷川監督の
豪華絢爛さが
合わなかったと感じてしまう。
愛

愛の感想・評価

4.0
10年以上前に読んだ「人間失格」。
「斜陽」と合わせてもう一度読みたくなりました。

それぞれの感覚で太宰治という文学作家を支える女達。
それぞれがみせる強い覚悟に圧倒されます。

宮沢りえの演技にひっぱられ、奥さんの心情に1番感情移入しちゃって、青い絵の具のシーンはもらい泣きしちゃいました。

その可能性や才能を信じているからこその苦悩や葛藤が女性としての幸せを邪魔していて、ほんとに切なかった。

そして蜷川実花の世界はやっぱり美しい。
色とりどり色んな花との映像がどれも美しくてうっとり。
10代に太宰に傾倒した時期があった。
その時期はその作品と生き様に頽廃のエロスを感じ、甘酸っぱい果物の腐臭とともに倫理や常識の破壊の思想に欲情した。

この映画は蜷川実花監督独特の甘美でエログロの色彩や花で太宰の生き様を魅せてくれた。 蜷川監督は、3人の女性たちの手記を研究し、オリジナルの脚本で晩年の太宰文学を解説してみせてくれた。

太宰を取り巻く3人の女性たちの衣装や室内の装飾や満開の花々の鮮やかな色で、その3人の個性も表現されていた。
三者三様に太宰を愛し自分だけのものにしたくて自分色に染めようとする。太宰はそれを目の前にいるときは、全面的に受け入れる。愛される。目の前で求められれば全部差し出す。でも目を離すとさっきまでの熱情の跡形も残さず消える。頽廃美。

キャストも蜷川さんのこだわりを感じる。キャストは蜷川さんを信頼して世界観にしっかり染まっていた。完璧。
小栗さんは太宰のお茶目なダメ男と自分の仕事表現を必死に求める姿を真ん中でしっかり演じていたし、宮沢りえさんは本妻で母で真っ当で太宰の1番の理解者を貫禄の演技で揺らがず演じていた。斜陽のモデルの静子役の沢尻さんは没落貴族で恋と理想で生きている浮世離れした女性を軽妙に、最期の入水自殺を完遂した職業未亡人を二階堂ふみさんが粘度の高い視線と甘ったるい声で魅力的に表現していた。

この映画は、このままで最晩年期の太宰文学そのものだと感じた。
>|