ここ最近太宰治の作品を観ているので、原作を読んでからこちらの作品を視聴した。
映画は原作の内容に加え、上原二郎についての話やかず子の心理描写についてが鮮明に描かれていてとても良かった。
配役と演…
太宰『斜陽』の映画化。脚本を書いたのが増村保造であり、その弟子筋の監督でもあるのだが、増村的ジェットコースター的なドラマ展開はなく、ノイズのなさ(それは現在の映画が抱える問題かもしれない)がリアリテ…
>>続きを読む小説ベースだから、会話が現代的ではなく実際にセリフになると不自然な部分があるのはしょうがないのかもしれないけど、ハマってる人と違和感のある人が分かれていたなぁという印象。全体的に駆け足でナレーション…
>>続きを読む太宰治の名作「斜陽」を映画化した作品。
山梨県出身の俳優陣が出演し、ロケ地も山梨県だったということで、
山梨県出身の私にはとても親近感のある作品でした。
貴族出身の主人公の女性が戦後没落した中でも、…
太宰で一番好きかもしれない『斜陽』。増村保造の草稿脚本が元になっていると聞き。映画というより舞台寄りの媒体で観た方がしっくりきそうだけれど、太宰文学は活字の中でしか味わえない魅力がある絶対に。安藤政…
>>続きを読むかず子が、どんどん魅力的になっていく様が「やはり強かな女は美しい」と思わされる。
序盤のかず子は演じているような余所余所しさが鼻についたけど、彼女の野望が芽生えた時からより一層輝き出した感じがする…
©2022『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』製作委員会