原題: Fauve
2019年 MyFFF にて鑑賞。
16分 ショートフィルム。
じゃれ合ってちょっとふざけていただけなのに…残酷すぎる。
あの状況で誰かに声をかけられたら、全身に震えがき…
だから、危ない所には行くなっつってるべ、このクソガキャア!
とゲンコ一発くらわしてやらずにおれない短編映画。
けっこう危険な境界線スレスレだったことあったよなぁ。
なんて、子供時代を振り返って、
…
比喩でも技巧でもなく生そのままという強さ。それでいて強く皮膚を引っぱる。少年時代にコンクリート工場に忍び込んで怒られたことがあり、それをすっかり忘れていたことをなんだか思い出した。過去へ向かう映画、…
>>続きを読む〈慈悲〉
2人の少年には無垢なやり取りの段階で魅了された。
当たり前だった遊び場が牙を剥く。
無知故に飲み込まれた闇は、経験が与える余分な財産だ。
見るものは予想がつく故に終始息がつまる。
作中で受…
まさに全力疾走する少年が野獣のようやった。さっきまであんなに無邪気に遊んでたのに。やりすぎはよくない、危険はどこにでもひそんでいる。最後がきれいなオチで救われたかな。
SAMANSAで再鑑賞。じわ…
どうしようもない絶望感を、少年の息遣いで表す潔さ。よく15分足らずでこれを表現できたなと、ほんとに驚き。
友達を奪った大地を移し、少年の息遣いだけが聞こえる時間は、永久にも感じれるほど長い時間だった…
今日わたしは、ショートフィルムの概念が覆った。奇をてらったりとか、低予算感とか、微塵も感じない、まるで長編映画のような顔つき。なのに、たったの16分という摩訶不思議さ。
言葉を失うとはこのこと。
…
果てしなく広がる自然の中で走り回る無邪気で、遊ぶ少年達のシーンから一転、恐怖と絶望のシーンに変わる。
大人の目もなくて束縛されない自由と友達だけで広大な大地で他愛もないごっこ遊びをするなんて羨ましい…
©︎Les Productions Achromatique Inc. 2018