【無邪気な善意が凶器となる】
小さい頃に5億円の募金によって命を救われた主人公。
毎年テレビでは特集が組まれ、周囲に期待され、
主人公は5億円にふさわしい人間にならなきゃ、
いやなれそうにない、…
命が繋がった5億円から派生した悪意無き“善意の押しつけ”により「良い子」であり続けてがんじがらめの人生を送ってきた青年が自我に目覚め自立すべく格闘するも誰かが助けてくれる青春のヒトコマを軽妙に描く“…
>>続きを読む邦画があまり好きではないけど案外よかったので記録。
人一人が一生で稼ぐ金額は約2億円、それは知ってた。
でも、例えば、募金を集めて大きな手術をしたら、その時点で借金を背負ったことになるのか?誰に?…
設定がまず面白いです。幼少期に五億円の募金で命を救われ、元気に高校生になった望来(みらい)くんが17歳になったときのストーリー。こういった募金で助かった人の話はよく聞きますが、その方の今後の人生につ…
>>続きを読む主人公が背負わされた“5億円分の命”という極端な設定は、もちろんフィクション的ですが、その根底にある「他者の期待に応え続ける人生」と「その期待を演じる自分自身」への苦悩は、決して他人事ではないと感じ…
>>続きを読む©2019 『五億円のじんせい』NEW CINEMA PROJECT