自殺者1万人を救う戦いの作品情報・感想・評価

自殺者1万人を救う戦い2012年製作の映画)

Saving 10,000: Winning a War on Suicide in Japan

製作国:

上映時間:51分

3.9

「自殺者1万人を救う戦い」に投稿された感想・評価

安定剤が必要なくらい苦しくなった
気楽に生きることが難しすぎる
精神科の当たり外れは本当に激しい
hachi

hachiの感想・評価

-
日記みたいな文章になってしまいましたが、備忘録として。

不謹慎な発言かもしれませんが、死にたいと思っている人がこんなにいるんやってホッとしてしまった自分がいました。だって息苦しすぎですもん、日本。いじめにギャンブル、借金。またそれらに対し何も手立てをうたない日本政府。いろんな問題全てが闇深すぎて、そりゃ自殺する人が後を絶たないのもわかります。でもそこで納得しちゃったらダメなんですね。誰も好き好んで自殺する人なんてそういないでしょう。人生に絶望しどうしようもなくなってしまった時、唯一の希望が生きることをやめることだと思ってしまうんです。でも自殺は誰も救わない。自殺がまた自殺を呼び、負のスパイラルが永遠と続くだけです。

でも死にたくなる人ってそういう正論を振りかざされると逆にしんどくなってしまう気がします。死にたいと思ってしまう自分は社会不適合者なんだ、自殺はだめだってわかってるのに、とより自分で自分を追い詰めてしまう。だから私は死にたいと思ってしまうのは仕方がないと思うようにしました。だって思っちゃうものはしょうがない!

ありきたりな台詞で気持ち悪いですが、本当に誰でもいいんです。誰か一人でも心のSOSに気づけたら、どうしようもない虚しさによりそってくれる人がいたら救える命が必ずあります。一人じゃないです。一人じゃない。
監督はアイルランド出身の
駐日EU代表部職員かつ大学講師。

いわゆる大使館に勤める外国人が、
年間3万人も自殺で亡くなる日本を想い
制作してくれたドキュメンタリー。

このfilmarksで知りYoutubeで観ました。
ありがとうございます。


交通事故よりも多いみたい。
3万人というけれど自殺かどうか分からないものなども含めるともっと多いんだろうな。

こういうのこそテレビで流すべきだ。

と、
ここから先は独り言でもあり、
頭を整理する為の文章でもあり、
つまりは自分自身への投げ掛けでもあります。


国が出来ること、スキルを持つ人が出来ること、
そして自分のような何も無い人が出来ること。

同じ家に、土地に、国に住む上で、
出来ないことなんて無いんじゃないだろうか。


受け入れる事こそが愛だ。
幸せとは共有する事だと思っている。


現実をまずは受け入れよう。
その上で、身近な人を受け入れていく。
決して我慢ではなく、少しずつ少しずつ。

家や会社や学校や店や電車や道端。

ゴキブリのような
無関心さの中にある関心さに恐怖を感じる。

思いやりとおせっかいによるブレーキなんて勿体無い。
相手に対して何かをしたいという気持ちが素敵なことには変わりない。

受け入れるということ。
それは双方ともが強くなれることに繋がるのではないかな。
自殺のニュースが出るたびに心痛めつつ、
通勤時間に人身事故で電車が遅れると人が死んだことより、一層混雑する車内や遅刻しそうな現状にイライラしちゃう。

知らず知らず、組織や社会システム・時には自殺する人自身に原因を見出そうとするばかりで、原因も結果も他人任せ。
微力でも自分にだって出来ることがあるって事忘れちゃう。

年3万人が自殺する国で、その1/3くらいなら個々人の共感の輪で解決できるんじゃない?と問いかける。

短くてシンプルなメッセージが鋭く人の心を突く見本のような傑作。
panpie

panpieの感想・評価

4.5
フォローしているスプリングスさんのレビューで知りURLを書いていただいていたのですぐに観ました。

日本の自殺の問題を取り上げていましたが監督が外国の方だった事に驚きを感じ日本の自殺率の高さが突出していて他の国と比べて群を抜いていると知りました。
外国人には異質に映るだろう日本人の自殺は生活に根ざしておりおそらく外国の方には理解に苦しむのではないでしょうか。

生きていたら楽しい事ばかりではないし誰でも自殺したいと思わないまでも今すぐ消えたいとかここから逃げたいと思う事はある筈。
私も考えた事はあります。
実際に自殺の方法を考えた事はないですけど残された家族の事を考えました。
そして「今がどん底ならこれ以上は悪くならない」と考えて引きこもりにならなかったのはきっと仕事を忙しくしていたからだと思っています。
そんな事も考えたのに今では仕事が嫌だだの早く帰りたいだの考える事も多くなって忘れかけていましたが今作を観て助けてくれたのは仕事だった事を思い出しました。
最近は暑いし忙しいしまた怠け病が出て来てましたがあの時を思い出して初心に返りました。
そう言う意味でも見る価値は十分にあって本当に刺さる作品でした。
スコアをつける事が躊躇われた作品に出会う事も久しぶりでした。
でも自分も含めてスコアの高い映画を何故高いか知りたくて見る傾向はあると思うのでスコアを悩みつつ付けました。
私がスコア5を付ける事によって観る人が増えるのなら5を付けたい。
一人でも多くの人に観て考えて欲しい。
そう思ったドキュメンタリー作品です。

ただ仕事に逃げただけなのかもしれませんし忙し過ぎてかえって自分の臨界点を超えない様に休みの日はひたすら映画を観ているのかもしれません。
何処かに逃げられる場所があれば踏み止まれると思いますが拠り所がないと生きている意味を忘れてしまうのかもしれません。
図太く生きられるなら誰も悩まないし生真面目であるが故の日本人にしか分からないこの空気感。
観ていて日本人なら誰しも辛く思う筈。
51分と短いのにちゃんと章仕立てになっていてとても纏まっていて素晴らしい構成だと思いました。

スプリングスさんのレビューにもありましたが私もそれを言ったら偽善者です。
自分の悩みは聞いて欲しいけど誰にでも言えない。
あの人悩んでるみたいだけどどう話しかけたらいいのかと考える内に日常に忙殺されそれすら忘れてしまう。
おまけに圧倒的にコミュニケーションが少ない現代において誰かに聞いて欲しいけど誰に言ったらいいか迷うし親に相談して心配はかけたくないなど日本人はなかなか言うにしても聞くにしても言葉にし辛いですよね。
親しくしてるからこそシリアスな話を避けてしまいがちです。
「悩みがあるなら聞くよ」なんてお節介だと思われたり上からだとか思われるのが怖くてなかなか言い出せないのも事実。
そんな空気感日常でひしひしと感じます。

今作の中でも語られていましたが日本は外国の様に行きつけの精神科医を持つ習慣はないですよね。
精神科にかかるのは日本では外国の様に普及していない様に思います。
悩みを話せるシステムがもっと整っていれば例え有料であっても通う事も出来るし日本の精神科医の質も向上するかもしれません。
今作の中で女性の精神科医が日本は市民病院において一人の精神科医が受け持っている患者に対して割ける時間が一人3〜4分位しかないと言っていました。
その時間の中で投薬に割ける時間を引いたら一体何分その患者と向き合えるのかと。
今ドラマの「ハンニバル」にハマって観ていますが多くの外国ではこんな風に悠長に診療するのだなと参考になりました。
「ハンニバル」の場合は患者自体が普通の患者は殆ど出て来ませんが(笑)どうしても日本人目線で見てしまうと日本人の国民性にもよる所が大きいと思いますが日本人は責任感が強いし内に秘める国民性だと思うのでなかなか相談に行き辛いですよね。
それで益々深みにはまってしまうのではないでしょうか。

最後で元警察官の方のお話を観て観直す度に何度か泣いてしまいました。
だって素晴らしいのです。
こんな方が今の日本にいるなんて!
口で言うのは簡単です。
何かしたいと思ってもどうしていいのか分からないけどこの方は警察官だったからもっと辛い現状を肌で感じていた筈。
でもこの方は退職後実際に仲間と行動に移している。
心打たれました。

その方はこんな事を言っておられました。

誰も死にたくないんです。
助けを待っているんですよ。
なんでそこに手を差し伸べないのか。
国民の命は国の宝でしょ。
助けてくれと言ってるんでしょ?
なんでそこへ手を差し伸べないの?
分かっていてあっちを向いているのは犯罪じゃないですか。
ここは観光地だからって何を言ってるんですか!
金儲けのために人の命は関係ないの?

自殺を減らすには日本の社会や日本人の横並びの考え方など変えなければこの問題はなくならないと思います。
まだ物価も仕事も安定していてバブルの頃の様に仕事を辞めてもすぐに次が見つかる時代ならどうだったのでしょう。
バブル時期は今より自殺者は少なかったのでしょうか。
色々な因果関係がある筈です。
確かに今は生き辛い世の中だと痛感しています。
どうしたらいいの?
他にできる事は?
他の方のレビューにありましたが今作を観てレビューして私もバトンを次の方へ渡したいです。
何方か受け取って下さい!

スプリングスさんのレビューにURLが書いてあります。
是非多くの方にご覧になって欲しい。
スプリングスさん紹介いただきありがとうございました。

このレビューはネタバレを含みます

正直、なぜ自殺するのかという社会的問題点がきちんとまとめきれてなく、かなり散漫になってるなという印象。
それだけこの問題が多岐にわたっている証拠だと思うけど。

が、日本の社会で生活してて気がつかない問題の糸口を外国人の視点から見れるという意味ではいいドキュメンタリーだなと思う。
自殺する作家が他国に比べて多いとか、自殺と保険金と消費者金融の関係性はかなりゾッとする。
自殺に追い込んで、保険会社から消費者金融に金流れるって搾取じゃない?

以下は私の自殺に対する感想や雑記をダラダラと。

【①なぜ自殺大国と思われるのか】
日本はぶっちゃけ自殺率は世界のベスト10入りはしていないのに、海外に行くと必ず自殺について聞かれる。
だいたいは村上春樹とか三島由紀夫や漫画が好きな方が質問してしてくる。
カルチャーとして日本の自殺に触れてなぜなのかと思うパターン。
しかし質問されてもなぜなのかまったく答えられない。
自国の事を語れないのが恥ずかしいってこういう事なんだと思った。

【②自殺が少ない国はなぜなのかを考える】
イタリア人、スペイン人と話したら「モミジはいつも笑顔で元気だね」と言われ
「元気ない時は部屋に引きこもって誰にも会わないもん。外いる時は元気だよ〜」と何気なく言ったら、めちゃくちゃ驚かれ、心配され、注意された。
「元気ない時は太陽を浴びて、とにかく友達とたくさん話せ!そんなのダメだ!!」
いきおいとしては肺がん患者がタバコ1日でワンカートン吸ってるのを怒られるみたいな感じ。
しかし今思う。
太陽をあびる、人と話すというのは心の問題の解決方法として医学的にも正しいことを。
南欧の人たちは生活の知恵として心の問題の解決の仕方が生活に組み込まれているのかな。
自殺の少ない国の人たちがどういうふうに過ごしているかというのを考えるのも大切な事だと思う。

【③精神疾患に対する知識や防止策がぜい弱】
精神疾患というと心の病、ヘタレという認識だと思うけど、今の会社に入って学ぶことが多く、だいたいは脳の病だと気がついた。
もちろん、脳が全てというのは乱暴な表現だとは思う。
でもだいたい脳のホルモンバランスとか認知の誤作動とかそこら辺に行き当たる事が多いかと。
ガン予防とかでタバコを!とかそういうのはあるけど、脳の病、つまり心の病は条件が揃えば誰でもなりうる。
自殺=脳(心)の病→毎年3万人が亡くなる病として予防策をとる事が大切。
そうならない為の生活習慣や働き方、病気になった時の対処の仕方についてきちんと知るべきなんだと思う。
いっそのこと保健体育とか家庭科とかで勉強するとか?
それ以外も必要だよね。
心の病、というとだいたいの人が知識がなく引いてしまう。
病気している本人も気を使って話せなくなり、余計孤立して悪くなってるという負のスパイラルもあるのでは。

【④残される人の悲しさ】
人間がリアルで交友してるのってだいたい100人くらいっていうのを何かで聞いた。
3万人×100人=300万人。
毎年300万人の人が、存在の喪失に泣いていると考えられる。
私は喪失こそが人間の心に最もダメージが来ることだと思う。
ここではあまり触れたくないけど、私の知人が突然、残された人になり、とても苦しんでいた。
その悲しさはなかなか表現しがたい。

【⑤行ってしまった人たちの辛さと悲しさ】
また、自殺する人の気持ちも、考えるだになんと言ったらいいか私にはその言葉がわからない。
うつ病になって自殺に至るまで、割と長いスパンがあると本で読んだ事がある。
裏を返すと自殺するまでの助走が長いという事は、長くずっと苦しみ続けてきたという事になる。
その辛さを想像するととても言葉は出ない。
こりん

こりんの感想・評価

4.5
近くの人の話を聞いて欲しい。

身近で起きている事が時として、大切なことだと気付くキッカケになりました。

今作は、素晴らしいドキュメンタリー映画でした✨紹介して頂いたスプリングスさんありがとうございました😊

近年世界で世界で起きているテロ等ニュースは、悲しい😭事象だが、日本にもメディアでは報道されない被害者達が大勢いる。

自殺、もしくは未遂者達。

そんな人達をフォーカスした今作。実に心にズシンと来ました。

あるものは、電車から飛び込み、家族に600万円の損害金を残す。

またあるものは、親の寝室で首吊り自殺をする。ご遺体は、目も当てられない状態で発見される。

電車が人身事故で遅延しても、他人事、若い人がいじめで自殺のニュースが流れても実感が湧かなかった私に今作で詳細を話す関係者達。

今まで他人事だったそんな自分が恐ろしくなった。

当たり前に生きて来た社会の流れだから、リアルに現代を生きている人間の1人として、日本社会で自殺が無くなることが難しいことかも‥理解できます。

そんな私にも、今すぐに出来る事もある。それは、身近にいる人の話を聞くこと。

誰かに聞いて貰える。たったそれだけで救える命があるのなら‥

私にも出来ると信じている。

本当に拝見して良かった。そう思える作品でした。

是非フォロワーさん達も拝見して、意見をくれたら幸いです。
漆原

漆原の感想・評価

3.0
外国人監督が日本の自殺について制作したドキュメンタリー作品。数人の有識者がインタビューに答え日本の自殺の現状から要因まで詳しく解説してくれる。
つくづく日本は生きづらく、正直者がバカを見る国だと思った。これからも増加していく筈。
django

djangoの感想・評価

4.2
なかなか面白い映画だった。
考えてみれば、日本人は、老いも若きも揃いも揃って自殺しているな。
映画監督の懺悔のために、自殺者を減らそうという志、そのために作られた映画なので、なかなか骨がある。
ただ、僕自身は、実際自殺者は減らないだろうなと思った。
この映画を観ればわかるけど、問題が多すぎて、しかもどれも簡単には解決しない問題が多かった。
少しでもいい方向に進めばいいが…。

そこでふと、文章が止まった。
日本の自殺者について、僕に何が出来るのか?と思ってしまったからだ。
結構な時間、特にないけど、それじゃこの映画観た意味あったのかな?と悩んでいた。

すると、ある冴えた発想が浮かんだ。
僕は、ゲームと映画にしか関心がないし、それ以外、特に何も出来ないが、これは映画じゃないか?

というわけで、この映画は、50分くらいで観れて、YouTubeにあります。
興味のある方は是非観て下さい。
誰かに紹介するのも何かの助けになるだろう?それ以上は僕のcapacityを超えてるしね。
明日は楽しい映画を観よう!
なつ

なつの感想・評価

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私の親しい女性は、夫と息子を自殺で亡くした。
彼女は重い十字架を背負い生きていた。
何で、死ぬほど追い詰められていた事に気付けなかったのか?
最後の会話は正解だったのか?と。
本当に苦しんでいた。
彼女は、病気で亡くなったけど。
最後の最後まで生きたし。
『絶対に自分から死なない』って言ってた。
死にたかったけど、もう一人の子どもに、同じ気持ちを味わわせたくないって言ってた。
全く誰とも関わらず生きている人の方が稀だと思うし…。
死にたいって思っている人は、沢山居ると思うけど…
遺された人は、生きていかないといけない。
どうか踏み留まって欲しい。
そして、今の日本の現実を知る為にも、是非ともこの映画を観て欲しい。
色んな角度から、日本の現実を知る
事が出来ます。
私も観れて(知れて)良かったです。
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