こちらピープリー村/Peepli [Live]の作品情報・感想・評価・動画配信

「こちらピープリー村/Peepli [Live]」に投稿された感想・評価

更紗

更紗の感想・評価

3.8
インドの農村の貧困と農業問題をテーマにした映画。そこに政治とTV業界とジャーナリズムが絡んでくるが、インドの農村の事情を知らないので話がわかりにくい。後で知ったところによると、インドでは農村の約3割の家系が土地を持たず、地主の所で働いて賃金を得る農業労働者という、日本ではあまり一般的でない形態の農民らしい。そのためなのか、そもそもの貧しさのためなのか、日本の農村に比べるとずっと荒廃した印象の村だった。
肉浪費

肉浪費の感想・評価

4.0
借金苦に自殺なら助成金の噂に「自殺フィーバー」に踊らされるインド農村
記者の前での自殺宣言が取り上げられた兄弟の村にマスコミ、政府関係者が大挙してお祭り騒ぎ!ブラックコメディ・・・?
いつ自殺するの?今でsy(※絶対に他人かけていい言葉ではありません※

ちょっとしたシュールな笑いの奥に潜む"圧倒的胸糞"に胸を締め付けられるインド社会の『人権』を問う「問題提起映画」

ちょっとこの映画、軽い気持ちで見たら火傷ですよ!あらすじからもわかる「自殺」を取り扱った映画でも主演の「ジミー大西」さん似のふぬけた顔からシュールorブラックな「ファミリーコメディ」と思ったのが間違いだった!
至極真面目な"社会派"「問題提起映画」や!!

2010年のインド映画ですから勿論映像、演出面で褒めるべき点は見当たらないのです。でも2020年超えた今でも数多くのインド映画近作を見ては"脚本面"で指摘、腐すような映画が非常に多かった!(設定や演出が魅力的でも)
でも今作は「脚本」こそ1番に称賛すべき映画。『きっと、うまくいく』でエンタメ、問題提起としての総合エンタメとして震撼(感動)し「インド映画キてるぞ!」と見る目が変わった日本。
その前にエンタメではないながら、驚嘆の社会派脚本の映画が出ていたなんて、よりボリウッド映画の見る目が変わった心境です。

ストーリーとしては、2000年前後を境として"インド農業"の淘汰と社会の変遷を描いた映画となりますが、その農村で借金苦から自殺で"見舞い金"目当ての一家(兄弟)に着目したお話。
辛いのはその一家の描き方!寝たきりの母、独身の兄と複数子を抱える弟夫婦の核家族住まい(ほとんど小屋)で兄弟はどうする?自殺する?の相談で「ハイ!俺やります!」「イヤ!俺やります!」「どうぞどうぞ」の掛け合いなきシンプルに「自分が」のやり取りの"深刻さ"が見ていてツラい…
さらに畳み掛けるように家族女側の"口うるささ"、いがみ合いで大黒柱である男側は完全に尻に敷かれている情けなさwは笑い事じゃなく、母と嫁は「魔女」「呪われろ」と罵詈雑言で罵り合い、果てに弟嫁に兄は「死○」と家族総出で"死をなすりつけ合う"醜い悲愴さがどこかの終着点を見た気にさせるんですよね…

と、それだけでは「社会派」としてはいま一歩弱く、ただの「逆ハートフル映画」となってしまいがちですが、そこに聞きつけた"視聴率"を目的としたマスコミの軍団、さらにさらに州首相やライバルの立候補、隣町村長を絡めた「選挙」を絡めることで「寒村」が一気に"お祭り会場"へと化すドタバタ劇へとなっていきます。
その"報道の在り方"、"マスコミの揶揄・風刺"が邦画『罪の声』を思わせる社会派の一面を覗かせて、注目の兄弟の喧騒の中人知れず亡くなる村民、疑問を持つ報道員の顛末がさらに後味の悪い思いをさせ、より一層の"社会派"の一面を克明に刻む事に成功してるんですよね…

シュールに見せかけた真剣に"胸糞"の事実を描いてみせた非エンタメボリウッド映画。
1991〜2001年にインドでは"800万人の農業辞退"に「辞めた」だけでは済まされないドラマを思わせる映画です。
lili

liliの感想・評価

2.5
一気に見れず何度にも分けて見たけど、
ちょっとつまんない
インドのカオスな感じは伝わってきたけど
所沢

所沢の感想・評価

-
テーマは面白そうと思ったけどよくわからなかった。
最後、この人絶対生きてるだろと思ったよ。
てるる

てるるの感想・評価

3.3
アーミル・カーンプロダクション制作の社会派シニカルドラマ。

借金が返済出来ず、家や土地を手放すことになりそうな兄と弟。
自殺した農民には10万ルピーが国から支給されると聞き、自殺宣言をした弟ナッターに対してメディアが殺到してしまい、視聴率や政争に利用されてしまう…

あと10年もすれば人口で中国を抜くであろうインドだけど、その多くは貧困層(この構図は中国と同じ)

10万ルピーて日本円だと14万円くらい。
インドの農家は平均年収100万円弱らしい。
14万程度のお金で命を捨てようとするなんて。

命は何よりも重いと言われるけど、一農民のの命を心配する人なんてほとんどいない。

政治家は選挙のことしか考えてない。
メディアは視聴率しか考えてない。

唯一、この農民たちの境遇を憂うテレビマンが言われる。
「この仕事向いてない」と。
メディアの役割って何なんだよ!

土掘りのおじさん可哀想だったな。

社会の問題提起としては良いかもだけど、なんとも言えないモヤモヤ感のある終わり方。

良心のあるテレビマンが「ムンナーマイケル」のボス役ナワーズッディーン・シッディーキーだった!
あと「人生は二度とない」のナシーラディン・シャーも出てたァ!
借金を理由にして自殺したら補償金額貰えるという事で自殺しようとする村人の話。
命ってなんなんだ?って思えた映画でした。
マスコミまでやってきてのてんやわんやのお祭り騒ぎにまでなってるし。
しまいには、選挙と重なっていたせいか、政治まで関わってた。
生きる意味を考えさせられた時間だったと思います。
中本

中本の感想・評価

3.4
シニカルなコメディながら、インドの農業衰退や貧富の差が分かる。広いなインド。主人公はジミー大西に似ている。
自殺したら10万ルピーくれるときき、借金をかかえた一家の次男が自殺しようとする話。

自殺止めたいのか、止めたくないんだか・・・。
メディア、国、世論・・・世の中は1人1人のことをそうそう想ってくれるわけではない。これが現実なのかも・・・。

ポンプが全てを物語ってる。
じゅんP

じゅんPの感想・評価

3.0
《貧しい農民のナッターは、自殺した農民の遺族に補償金が出るという制度を知り、家族のため自殺を宣言する。
しかし噂が広まり1件の取材を受けたことから、ナッターのニュースはバズりまくり、小さな村に取材陣が殺到、政治家も巻き込んだ大論争に。
ナッターの決意の行く末はーー?》

主人公でありながら、どこまでも振り回されるだけのナッター。
あんなに騒ぎになっても、彼がどんな人物なのかは深掘りされず、都合よく加工されたイメージだけが浮き上がる。
当事者不在で盛り上がり、カタが付いたらあっという間に去っていくメディアと政治…イナゴみたいっすね。

記者のひとりが、同様に苦しんでいる人がたくさんいるのに、ナッターの命だけがクローズアップされるのおかしくね?という至極真っ当な疑問にぶつかりますが、そうした視点と問題意識が”バズらない”現実を叩きつけられます。

小さな農村から都心へと飛ぶカメラ。
わずかばかりの金のため農地を売り、都心で肉体労働に励む低所得者を捉えるラスト。

どれだけ視聴率や支持率を伸ばせるか、そうしたクソしょーもない数字のため、合理性の追求のために何を犠牲にしているのか。
(豊かさ)の足下に広がる、(安い)命の価値換算。
自分の農地を差し押さえられた兄弟が、自殺した者に10万ルピーが支給されるという政策を聞き、自殺すると吹聴する。
それを聞きつけたテレビ局が自殺シーンを撮影しようと、家の前に押しかける事態に。
果たして、男性は自殺するのか。


2020/12/7Netflix配信終了ということで、駆け込み鑑賞。
アーミルカーンプロデュースということで、どう出るか…


簡潔に言うと、出オチ感。
自殺すると言って、報道陣が集まるところまでは面白いのだが、それ以降はまどろっこしい。

ただ、インフレで農民がどんどん土地と職業を手放しているということに対しての問題提起ということらしい。そういう気概はやっぱりアーミルカーンっぽくて良いなと!
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