台風クラブの作品情報・感想・評価

「台風クラブ」に投稿された感想・評価

中学生特有のモヤモヤした感情とか性への目覚め。自分の過去を重ねてしまって心の奥がむず痒くなった。
JF

JFの感想・評価

3.5
 台風が過ぎ、青空が広がる朝が来ると、あの高揚感も何もかもが次第に薄れていく。たぶんあの後あの少年少女たちは何もなかったように鬱屈した日常に戻っていくんだろう。誰一人三上君の死について理解できないで進んでいくんだろう。
 誰も変容したように感じなかった。三上君の死さえ、変容の結果だとは思えなかった。彼は自己を正当化するために、教師との喧嘩や彼女に連絡がつかないというだけで浅はかに哲学を装って死んだだけだと思った。ピーターパン的に。
 青春時から青年期への通過儀礼的なものではなく、もっと衝動的な中学生特有の集団ヒステリーのような一瞬を、台風のくるドキドキワクワク感とともに描き切った作品であると感じた。
 観る人によっては「なんだこの映画、何が残るんだ?」という気にさせられるかもしれない。でもこの映画は、人生に一度しかない中学校生活最後の年の、大人でも子どもでもない彼らの一種の抵抗や反乱や狂気を写真のように切り取った作品なので致し方ない。

 台風のひと時だけで人間がそんなに成長してたまるか。

 故相米監督の大傑作。
fuchan1014

fuchan1014の感想・評価

3.9
三浦友和の存在感 素晴らしい
踊ったり狂ったり笑ったり泣いたり悲しんだり
思春期は大忙し
自分も思春期に雨の中を下着姿で叫んで踊っていたらどんな大人に成長したのかなぁ…
ゆ

ゆの感想・評価

4.6
なんだこれ、ってざわつくのは思春期の鬱屈した想いを発散させていたわけではなく、かと言って折り合いもつけることができずに引きずり続けているから。
恥ずかしさとか羨ましさとか色々な感情で心臓重い。
Taul

Taulの感想・評価

5.0
『台風クラブ』(1985)DVDで久々に鑑賞。思春期の不安、性、冒険心らが台風と共に暴れ出し、それが奇跡的なバランスで映画に収まってる。技法や音楽との合致も素晴らしい。当時の三浦友和の年令をとうに超えたわけだが、あの先生なりの優しさ、駄目さが今回妙に染みた。やはり大切な映画だ。
力強い邦画だ〜。
中学生たちもすごいいいんだけど、三浦友和は若い時から最高なんだ。。後半を間延びととるのかうまみととるのか…
言葉が見つからないが、良い映画だったと思う。
すごいものを見た、という感じ。
ひかる

ひかるの感想・評価

4.5
溌剌とした思春期のポジティブな面を描くだけでない、妙に生温かい少し不気味なリアリティを感じました。
学校が舞台の映画はあまり好みでないのですが、この作品は面白かったです。
個人的にアジア圏の映画で少年少女の思春期の光と闇を描いた作品にハズレはないと思う。
『クーリンチェ少年殺人事件』とかに通じるものがあった気がする。
中学時代から10年も経ってないのにあの頃のザワツキを忘れかけてる自分がいた。
面白い!!がかなり想像とは違いましたね!!観終わった後こんな映画だとは思わなかった!いい意味で期待を裏切られた!と嬉しくなりました!!
夜のプールでバービーボーイズの"暗闇でDANCE"に乗せて踊り狂う水着姿の女子中学生達のカットから映画が始まります。このオープニングの時点で絶対この映画面白いだろって思いましたね笑
物語の主役達はコミュニティの中にセックスが入るか入らないかくらいの思春期真っ盛りの中学生の男女で、これ以上ない程に思春期特有のイタさ全開で全編お送りしています。まだ心のコントロールが出来ていない。好きなあの子にどうアプローチしたら分からない。そんな感じですね。
結構怖いシーンもいくつかありまして、中盤の「おかえり ただいま おかえり ただいま」だったりラストのアレだったり、拗らせの究極系ですよねぇ素晴らしい。
『桐島、部活やめるってよ』はここからかなり影響受けてるんじゃないでしょうかね。あの曜日のやつとかね。
どの世代でも楽しめると思いますけど、若いうちに観ておくと尚良い映画だと思います!台風来ないかなぁ〜🌪
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